185 / 229
子は鎹
183 火事
しおりを挟む
一体何が起こったのか、そう思って叫び声が聞こえてきた方を見えると黒煙が立ち上ってきていたうえに、風に乗って焦げ臭い匂いが流れてくる。
「火事?」
どうも民家が燃えているらしい。
ここからは黒煙しか見えないから、どれほど燃えているのかわからないが、あの煙をみると火の手は強そうだ。
火事が起こっている方向から逃げてくる人達が見える。
火が燃え出してからそれほど時間が立っていないのか、消防はまだ来ていないらしい。
「また、なんでこのタイミングで……」
ヘラクレスが言っていた通り、事件についての捜査をしようとすると、また別の事件が起きるんだな……。
「ま、まて!建物に人が残ってるってまじか!?」
逃げてくる人の中から、そんな言葉が聞こえてきて私達は顔を見合わせることになった。
軍人達は少し迷っていたが、私達の尋問よりも人名が優先されると判断たようだ。
「君たちはここで待っていなさい。もしも何かがあった時は命を優先させること。私達は人命救助に向かいます!」
それだけ言うと杖と糸を私達に返して、火事になっている民家の方向に駆け出した。
「……どうする?素直に待つ?多分帰っても、身の危険を感じたって言えば大丈夫だと思うけど」
「兄さんの潔白を証明したいから待つわ。貴方もね」
「え、俺も?」
ララの言葉に、佐之助さんは困惑の表情を浮かべる。
「だって、“君たち”って言っていたし、貴方は犯行時刻に兄さんの姿をみた唯一の人じゃない。どっちにしろ、あの人達は話を聞きに来るわ。遅い早いかの問題ね」
「それもそうだが、店どうすっかな。……あ、出すもんねえんだった」
「どんだけ流されたんですか……」
「みりん、料理酒、味噌、他にも色々」
「味噌無いの致命的じゃん」
味噌汁が作れない……。
「まぁ、今日は休みの予定だったから別に良いか」
佐之助さんも残ることになり、事が収まるのを三人で待つことになった。
軍人さん達がどこまでするかはわからないけど、それ相応に時間はかかるだろうというのは歓談に予想ができた。
それに、今回の火事は火の手が強いし、まだ消防が来ていないみたいだしね。
にしても、ヘラクレスの言う通り、とんでもないタイミングで他の事件が起きるんだな。
今回に関しては偶然かもしれないけど、ほんとにタイミング最悪だ。
……ん?
ヘラクレスは事件の捜査が進展しそうなタイミングで邪魔が入るようなことが起こるから妨害工作をしている人がいるんじゃないかと推測していた。
事実として、最近の新聞には色々と小さい見出しではあるが事件が起きていることが書かれていた。
なら、今回は?
ローシュテールの手先だと思っていた黒服達が別組織のもの達だったように、今回のヘラクレスに冤罪がかけられた件も何かしらの繋がりがあるんじゃないのか?
だから、また事件が起こった。
なら、なら、目的は何になる?
……ヘラクレスは妨害工作をしている人物がいるのではないかと言っていた。
それを、何処かで誰かが見ていたのならば、黒服達はヘラクレスが邪魔になってしかたがないんじゃないか?
手紙をみるタイミングは……おそらくある。
手紙を出したあと、回収してなか身を確認して魔法か何かの技術で封を開ける前の状態に戻した。
軍や魔導警察に妨害工作を行うものがいると言うのならば、情報源となり得る手紙を見るために郵便局に潜入させている人員がいても可笑しくないはずだ。
私が襲撃を受ける前に、私達の部屋に侵入して手紙を盗み見る。
私を狙っているのならば、情報は欲しいはず、部屋には言って情報収集を行うと言う行動をとるのも可笑しくはないだろう。
あとは、透視魔法を使って手紙の中身をみること。
封を開けて戻すよりも、私達たの部屋に侵入するよりも、簡単すむしばれる確率も低くて確実だ。
他の手段もあるかもしれない。
私の頭じゃ思い付くのは、この三つだけだ。
これでヘラクレスが妨害工作をしている人物がいると気がついていること、それが把握できる。
さっきも考えた通りに、きっと黒服達はヘラクレスのことを邪魔に思うはずだ。
邪魔だから、無力化できるように冤罪を吹っ掛けた?
いや、犯罪者とはいえ三人殺したんだから無力化どころか表に出れなくなるかもしれない。
ん~……わかんないな。
でも、これが計画の一部なのだとして、目的はヘラクレスの無力化だけなんだろうか?
私が学外に出るとはいえ、軍人の囲まれている状態……。
……あれ?もしかして、軍人を引き剥がすための、火事?
ぞわりと悪寒が背筋を走る。
「……はめられた?」
「永華?」
「どうした嬢ちゃん」
私の呟きに、二人が反応する。
「説明している暇はないかも、早く学校に戻らないと……。佐之助さんも来たほうがいいかもしれない」
「は?どう言うことだよ?」
そもそも、軍人さん達が火事の対処に行って三人だけになった時点で気づくべきだったんだ。
学校に向かって歩いていくと、よくわかっていないながらも二人はついてくる。
「私は狙われてて、今回殺された三人が所属しているだろう組織が犯人だ。多分、篠野部が消えた事件にも関係してるんじゃないかな」
「それは前々から考えていたことよね?」
「それで、ヘラクレスは篠野部捜索のたびに邪魔が入ってることに気がついて私達に忠告をしてるんだよ」
「……妨害工作をしている人物がいる可能性を示唆した兄さんは免罪で捕まっていて、襲撃犯達は死亡……。火事は妨害工作だとするのなら……軍人達を利用して永華を魔法学校から引きずり出して襲撃を仕掛けようとしてる?」
「多分」
「……よくよく考えればわかることかも。兄さんが免罪で捕まってるって聞いたせいで頭に血が上ってたのかしら……。でも、確かに早く魔法学校に帰った方がいいわね」
多分、頭の回る方であるララがこれに気がつかないようにするもの、目的だったのかもしれない。
じゃないと、ヘラクレスの事件なのに妹にも把握されているような反ヘラクレス派の軍人を、この事件に関与させるわけがわからない。
反ヘラクレス派の軍人がララを煽って、ララは怒って冷静な考えができなくなる。
そうなれば、簡単に今回のことに気がつかなくなるだろう。
襲撃するにしたって一般人の佐之助さんは放置ないしは即殺害して、ララは魔法で抵抗したとしても私が襲われたときのように数の利で勝とうとするかもしれない。
周囲に通報しそうな民間人も、火事の影響でこの辺りにはいない。
そうなれば、私を煮るなり焼くなり好きにできるだろう。
……いや、佐之助さんは腰に刀をさしているからワンチャンあるかもしれない……けど、数の暴力で圧倒される可能性の方があるか。
「んん~?俺なんにもわかんないんだけど……」
何も知らない佐之助さんに対して、なんと説明すればいいんだろうか。
情報を渡しすぎてはヘラクレスのようになるかもしれない。
「何かが君たちを狙ってるってことでいいのね?」
その佐之助さんの言葉に直後__
ガキン__
__何かを弾くような、その音は人がいなくなったことで普段よりも静かな住宅街に、とてもよく響いた。
私達の横を歩いていた佐之助さんは腰にさしたていた刀を抜刀して、横から飛んできた弓矢を叩き切った。
「火事?」
どうも民家が燃えているらしい。
ここからは黒煙しか見えないから、どれほど燃えているのかわからないが、あの煙をみると火の手は強そうだ。
火事が起こっている方向から逃げてくる人達が見える。
火が燃え出してからそれほど時間が立っていないのか、消防はまだ来ていないらしい。
「また、なんでこのタイミングで……」
ヘラクレスが言っていた通り、事件についての捜査をしようとすると、また別の事件が起きるんだな……。
「ま、まて!建物に人が残ってるってまじか!?」
逃げてくる人の中から、そんな言葉が聞こえてきて私達は顔を見合わせることになった。
軍人達は少し迷っていたが、私達の尋問よりも人名が優先されると判断たようだ。
「君たちはここで待っていなさい。もしも何かがあった時は命を優先させること。私達は人命救助に向かいます!」
それだけ言うと杖と糸を私達に返して、火事になっている民家の方向に駆け出した。
「……どうする?素直に待つ?多分帰っても、身の危険を感じたって言えば大丈夫だと思うけど」
「兄さんの潔白を証明したいから待つわ。貴方もね」
「え、俺も?」
ララの言葉に、佐之助さんは困惑の表情を浮かべる。
「だって、“君たち”って言っていたし、貴方は犯行時刻に兄さんの姿をみた唯一の人じゃない。どっちにしろ、あの人達は話を聞きに来るわ。遅い早いかの問題ね」
「それもそうだが、店どうすっかな。……あ、出すもんねえんだった」
「どんだけ流されたんですか……」
「みりん、料理酒、味噌、他にも色々」
「味噌無いの致命的じゃん」
味噌汁が作れない……。
「まぁ、今日は休みの予定だったから別に良いか」
佐之助さんも残ることになり、事が収まるのを三人で待つことになった。
軍人さん達がどこまでするかはわからないけど、それ相応に時間はかかるだろうというのは歓談に予想ができた。
それに、今回の火事は火の手が強いし、まだ消防が来ていないみたいだしね。
にしても、ヘラクレスの言う通り、とんでもないタイミングで他の事件が起きるんだな。
今回に関しては偶然かもしれないけど、ほんとにタイミング最悪だ。
……ん?
ヘラクレスは事件の捜査が進展しそうなタイミングで邪魔が入るようなことが起こるから妨害工作をしている人がいるんじゃないかと推測していた。
事実として、最近の新聞には色々と小さい見出しではあるが事件が起きていることが書かれていた。
なら、今回は?
ローシュテールの手先だと思っていた黒服達が別組織のもの達だったように、今回のヘラクレスに冤罪がかけられた件も何かしらの繋がりがあるんじゃないのか?
だから、また事件が起こった。
なら、なら、目的は何になる?
……ヘラクレスは妨害工作をしている人物がいるのではないかと言っていた。
それを、何処かで誰かが見ていたのならば、黒服達はヘラクレスが邪魔になってしかたがないんじゃないか?
手紙をみるタイミングは……おそらくある。
手紙を出したあと、回収してなか身を確認して魔法か何かの技術で封を開ける前の状態に戻した。
軍や魔導警察に妨害工作を行うものがいると言うのならば、情報源となり得る手紙を見るために郵便局に潜入させている人員がいても可笑しくないはずだ。
私が襲撃を受ける前に、私達の部屋に侵入して手紙を盗み見る。
私を狙っているのならば、情報は欲しいはず、部屋には言って情報収集を行うと言う行動をとるのも可笑しくはないだろう。
あとは、透視魔法を使って手紙の中身をみること。
封を開けて戻すよりも、私達たの部屋に侵入するよりも、簡単すむしばれる確率も低くて確実だ。
他の手段もあるかもしれない。
私の頭じゃ思い付くのは、この三つだけだ。
これでヘラクレスが妨害工作をしている人物がいると気がついていること、それが把握できる。
さっきも考えた通りに、きっと黒服達はヘラクレスのことを邪魔に思うはずだ。
邪魔だから、無力化できるように冤罪を吹っ掛けた?
いや、犯罪者とはいえ三人殺したんだから無力化どころか表に出れなくなるかもしれない。
ん~……わかんないな。
でも、これが計画の一部なのだとして、目的はヘラクレスの無力化だけなんだろうか?
私が学外に出るとはいえ、軍人の囲まれている状態……。
……あれ?もしかして、軍人を引き剥がすための、火事?
ぞわりと悪寒が背筋を走る。
「……はめられた?」
「永華?」
「どうした嬢ちゃん」
私の呟きに、二人が反応する。
「説明している暇はないかも、早く学校に戻らないと……。佐之助さんも来たほうがいいかもしれない」
「は?どう言うことだよ?」
そもそも、軍人さん達が火事の対処に行って三人だけになった時点で気づくべきだったんだ。
学校に向かって歩いていくと、よくわかっていないながらも二人はついてくる。
「私は狙われてて、今回殺された三人が所属しているだろう組織が犯人だ。多分、篠野部が消えた事件にも関係してるんじゃないかな」
「それは前々から考えていたことよね?」
「それで、ヘラクレスは篠野部捜索のたびに邪魔が入ってることに気がついて私達に忠告をしてるんだよ」
「……妨害工作をしている人物がいる可能性を示唆した兄さんは免罪で捕まっていて、襲撃犯達は死亡……。火事は妨害工作だとするのなら……軍人達を利用して永華を魔法学校から引きずり出して襲撃を仕掛けようとしてる?」
「多分」
「……よくよく考えればわかることかも。兄さんが免罪で捕まってるって聞いたせいで頭に血が上ってたのかしら……。でも、確かに早く魔法学校に帰った方がいいわね」
多分、頭の回る方であるララがこれに気がつかないようにするもの、目的だったのかもしれない。
じゃないと、ヘラクレスの事件なのに妹にも把握されているような反ヘラクレス派の軍人を、この事件に関与させるわけがわからない。
反ヘラクレス派の軍人がララを煽って、ララは怒って冷静な考えができなくなる。
そうなれば、簡単に今回のことに気がつかなくなるだろう。
襲撃するにしたって一般人の佐之助さんは放置ないしは即殺害して、ララは魔法で抵抗したとしても私が襲われたときのように数の利で勝とうとするかもしれない。
周囲に通報しそうな民間人も、火事の影響でこの辺りにはいない。
そうなれば、私を煮るなり焼くなり好きにできるだろう。
……いや、佐之助さんは腰に刀をさしているからワンチャンあるかもしれない……けど、数の暴力で圧倒される可能性の方があるか。
「んん~?俺なんにもわかんないんだけど……」
何も知らない佐之助さんに対して、なんと説明すればいいんだろうか。
情報を渡しすぎてはヘラクレスのようになるかもしれない。
「何かが君たちを狙ってるってことでいいのね?」
その佐之助さんの言葉に直後__
ガキン__
__何かを弾くような、その音は人がいなくなったことで普段よりも静かな住宅街に、とてもよく響いた。
私達の横を歩いていた佐之助さんは腰にさしたていた刀を抜刀して、横から飛んできた弓矢を叩き切った。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
異世界転生したら何でも出来る天才だった。
桂木 鏡夜
ファンタジー
高校入学早々に大型トラックに跳ねられ死ぬが気がつけば自分は3歳の可愛いらしい幼児に転生していた。
だが等本人は前世で特に興味がある事もなく、それは異世界に来ても同じだった。
そんな主人公アルスが何故俺が異世界?と自分の存在意義を見いだせずにいるが、10歳になり必ず受けなければならない学校の入学テストで思わぬ自分の才能に気づくのであった。
===========================
始めから強い設定ですが、徐々に強くなっていく感じになっております。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
その幼女、最強にして最恐なり~転生したら幼女な俺は異世界で生きてく~
たま(恥晒)
ファンタジー
※作者都合により打ち切りとさせて頂きました。新作12/1より!!
猫刄 紅羽
年齢:18
性別:男
身長:146cm
容姿:幼女
声変わり:まだ
利き手:左
死因:神のミス
神のミス(うっかり)で死んだ紅羽は、チートを携えてファンタジー世界に転生する事に。
しかしながら、またもや今度は違う神のミス(ミス?)で転生後は正真正銘の幼女(超絶可愛い ※見た目はほぼ変わってない)になる。
更に転生した世界は1度国々が発展し過ぎて滅んだ世界で!?
そんな世界で紅羽はどう過ごして行くのか...
的な感じです。
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる