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恐るべき執着心
107 俺が……
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パーティーに黒服達が襲撃を仕掛けてきて数分、状態は永華達が押している。
最初の数人は永華達をなめて油断していたから早期に決着がついたが、永華達がそれなりに動けるとわかるとフェイントなんかを織り混ぜてきている。
後ろに飛んでいく魔法や投擲武器なんかは警備員が弾いているから、そこまで大きいものじゃなければ気にしなくて良いだろう。
「ぐぅっ!」
「っ!」
鎖鎌が篠野部の脇腹を切り裂いた。
こちらから見る限り、傷はそこまで深いようには見えないが普段は怪我なんて滅多にしない篠野部の脇腹から血が出ているから自然と焦りが出てくる。
飛んできた鎖鎌の先を見ると、他と比べると小柄な黒服が投げていることがわかった。
魔方陣で作った防御魔法をはる。広さは私がてを伸ばしてギリギリ鍔が魔法の外に出るくらいの、四角い結界。
地面を蹴りあげ走り出す。
途中にいる黒服に一撃をいれつつ、飛んでくる攻撃は防御魔法が弾く。鎖鎌の黒服に突撃した。
「オッラァ!」
木刀を振り抜こうとしたところで、別の黒服が間に入ってきて鎖鎌の黒服に木刀が当たることはなかった。
鈍い音がして間に入ってきた黒服は飛んでいった。
思わず舌打ちが漏れる。
すぐに鎖鎌の黒服には距離をとられ、後方にいる魔導師の集団の中に姿を消していった。
「篠野部!」
「気にするな……。それよりも、自分のことを優先しろ……」
思い切り痛さから血の気引いてる癖に、私みたいに痛みに強いわけでもない癖に、強がって……。
鎖鎌に毒塗られていないと良いけど……。
というか、自分から突っ込んでしまったから囲まれてしまったな。
自業自得とはいえ、めんどくさいことになったな。
仕掛けてくる攻撃をかわし、受け止め、魔法をうち、木刀で殴る。
回りを囲まれているから攻撃が激しい。近くにいた黒服を偶然盾にしてしまってらしい。だが向こう側は仲間意識がないのか、偶然盾にした黒服に容赦なく攻撃した。
いきなり死角に入ったはずの黒服が呻き声をあげるもんだから驚いた。
わざとじゃないにしろ、盾にしてしまった私の言うことじゃないだろうけど、躊躇いとかないのか……。
有象無象の集まりなのか、それとも仲間意識などないのか……。
いや、そこは今考えることではない。
仲間に容赦ない黒服に引きつつも、防衛魔法が割れる前に篠野部に援護をもらって黒服に囲まれている事態から脱却する。
「サンキュー。でもあんまり無理しないでね、毒塗られてるかもしれないんだから」
「うるさい……。毒は、多分ない……」
痛みで気が立ってるんだろうか。ぶっきらぼうに言われてしまった。
なんせよ、早めにレーピオかナーズビアに見てもらわなければ失血で動けなくなるか、やばくなるかもしれない。
そうこうしているうちに、外が騒がしくなってくる。
警備員が呼んだ応援が来たんだろう。
それに気がついた黒服達は動けない仲間をおいて撤退していった。
追いかけようとも思ったが、こっちには怪我した篠野部と黒服達が侵入したときのガラスで怪我した参加者達がいる。
あの数相手に押せてはいたものの、夜の森の中なんで不利すぎるステージ戦うことなんてしたくはない。
大人しく引いた以上、追いかけないことにした。
黒服が撤収して、少し遅れていから応援が入ってきた。撤収して森に入っていったことをベイノットが伝えると数名を残し外に飛び出していった。
それを横目に、撤収していった黒服達を見て安心したのか、座り込んだ篠野部を見た私は慌ててレーピオとナーズビアを呼ぶ。
念のため解毒の魔法をかけてもらったが、二人曰く毒はないらしい。
篠野部は内蔵に傷が、何てこともなく、軽い貧血にはなりつつも怪我は全快した。
この場で一番大ケガをしていた篠野部の治療が終わった二人は襲撃者によって怪我をしたメメとベイノットの治療、その次は騒ぎ立てる参加者達の治療に奔走することになった。
それから私たち、というか、その場にいたもの達は事情聴取を受けることになった。
ややこしい立場の私たちは勿論怪しまれたのだが、ブレイブ家から来た招待状と主催者に招待されてた先輩達の証言、なぜか途中で乱入してきたロンテ・ブレイブの証言で私達の身の潔白は証明された。
結局、ローシュテール・ブレイブが私達をパーティーに呼んだ理由はわからない。
それどころか襲撃の意味も、犯人も。
……もしかしたら、私が一人で買い物に出たときに襲ってきた三人組の仲間なのかもしれないが、私が狙いだからってパーティーの最中に襲ってくるのだろうか?
目的が私の死ではない、何かなら今回のこともわからなくはない……。いや、だからって他に襲ってきた理由を思い付くのかって言われると、なにも言えないんだけどさ。
結局、何が目的なんだろうか。
ローシュテール・ブレイブの目的もわからずじまいだし。
仮に犯人だとしても、意味がわからない。
警備員がローシュテール・ブレイブに私達を呼んだ理由を聞いていたが、その回答が変だった。
「なに、欲しいものを得るために利用させてもらっただけですよ」
欲しいもの?私たちはパーティーにきて特をするなんてあるのだろうか?
メメ、ララ、レーピオの三人は伝が作れると言う意味ならば特はあるんだるんだろうが、私や篠野部、ベイノット、ミューを呼んだ理由がわからない。
単純に付属品の扱いなんだろうか。それはそれで粗相をしかねない私達を貴族のやっているパーティーにつれてくるなんてこと、しないと思うけど……。
その話は進まないので一旦おいといて、ドタバタ騒ぎのあとは、着替えをいれて持ってきた鞄に入れられていたドレスやタキシードを返して学校に帰った。
学校に帰れたのは早朝で、帰ったことの連絡だけいれて、私達は眠りについた。
最近おかしいこと続きで頭がいたくなってくる。
ローレスの行方は、まだ誰にもわからない。
ローレス視点
爺さんから手紙が届いたのは眠る少し前、寝ぼけ眼に呼んだ手紙は、唯一の家族が行方不明になったと書かれた手紙だった。
内容のお陰で眠気は吹き飛び、体の奥底から冷えたなにかが這い上がってきて気持ち悪くなった。
ローシュテールから届いた手紙の内容からこうなることは目に見えていた。だから、母ちゃんに手紙を出して、早く逃げるように言ったのに……。
国の端に住んでることが災いしたらしい。俺の送った手紙は母ちゃんの手に届くには時間がかかって初動が遅れたんだろう。
後悔した、恐怖した。
何よりも、ここには、もういれないと思った。
だから寝てる三人を起こさないようにして、必要最低限のにもつを鞄に摘めて、いないことがばれないように細工して、手紙を残して真夜中に学校を出た。
盗んだことになってしまうだろう箒に乗って東の端にある、俺たち親子の家がある町に向かっていく。
なるべく時間をかけないように、寝るときと以外は箒に乗って空を飛んだ。
多分、いつものメンバーの七人は俺のことを必死に探してくれているんだろう。
嬉しいと思う反面、怖い。
誰も、真実にたどりついて巻き込まれないように手紙のを残してきたけど、永華ちゃんあたりには聞かなさそうだなと思う。
あの子、結構なついてくれていたからな。
箒を飛ばして、たどりついたのは村の入り口。
あちこちから声がかかるが、俺はそれに返事をしている余裕はなかった。
急いで家に向かいに、中にはいれば中はもぬけの殻で荒らされていた。
そのすぐあと、村の人から聞いたのか、手紙をくれた爺さんがきてくれた。
争う音はしなかった。
いなくなったのは、恐らく夜。
仕事場に来ないことを変に思った爺さんが家を覗きにきたとき、扉が少しだけ空いていたいから覗いてみれば、このありさまさそうだ。
魔導警察も軍も探してくれてはいるが。俺にはわかる。
このままじゃ、母ちゃんは見つからない。
俺が、何とかしないと。
俺が……俺が……。
最初の数人は永華達をなめて油断していたから早期に決着がついたが、永華達がそれなりに動けるとわかるとフェイントなんかを織り混ぜてきている。
後ろに飛んでいく魔法や投擲武器なんかは警備員が弾いているから、そこまで大きいものじゃなければ気にしなくて良いだろう。
「ぐぅっ!」
「っ!」
鎖鎌が篠野部の脇腹を切り裂いた。
こちらから見る限り、傷はそこまで深いようには見えないが普段は怪我なんて滅多にしない篠野部の脇腹から血が出ているから自然と焦りが出てくる。
飛んできた鎖鎌の先を見ると、他と比べると小柄な黒服が投げていることがわかった。
魔方陣で作った防御魔法をはる。広さは私がてを伸ばしてギリギリ鍔が魔法の外に出るくらいの、四角い結界。
地面を蹴りあげ走り出す。
途中にいる黒服に一撃をいれつつ、飛んでくる攻撃は防御魔法が弾く。鎖鎌の黒服に突撃した。
「オッラァ!」
木刀を振り抜こうとしたところで、別の黒服が間に入ってきて鎖鎌の黒服に木刀が当たることはなかった。
鈍い音がして間に入ってきた黒服は飛んでいった。
思わず舌打ちが漏れる。
すぐに鎖鎌の黒服には距離をとられ、後方にいる魔導師の集団の中に姿を消していった。
「篠野部!」
「気にするな……。それよりも、自分のことを優先しろ……」
思い切り痛さから血の気引いてる癖に、私みたいに痛みに強いわけでもない癖に、強がって……。
鎖鎌に毒塗られていないと良いけど……。
というか、自分から突っ込んでしまったから囲まれてしまったな。
自業自得とはいえ、めんどくさいことになったな。
仕掛けてくる攻撃をかわし、受け止め、魔法をうち、木刀で殴る。
回りを囲まれているから攻撃が激しい。近くにいた黒服を偶然盾にしてしまってらしい。だが向こう側は仲間意識がないのか、偶然盾にした黒服に容赦なく攻撃した。
いきなり死角に入ったはずの黒服が呻き声をあげるもんだから驚いた。
わざとじゃないにしろ、盾にしてしまった私の言うことじゃないだろうけど、躊躇いとかないのか……。
有象無象の集まりなのか、それとも仲間意識などないのか……。
いや、そこは今考えることではない。
仲間に容赦ない黒服に引きつつも、防衛魔法が割れる前に篠野部に援護をもらって黒服に囲まれている事態から脱却する。
「サンキュー。でもあんまり無理しないでね、毒塗られてるかもしれないんだから」
「うるさい……。毒は、多分ない……」
痛みで気が立ってるんだろうか。ぶっきらぼうに言われてしまった。
なんせよ、早めにレーピオかナーズビアに見てもらわなければ失血で動けなくなるか、やばくなるかもしれない。
そうこうしているうちに、外が騒がしくなってくる。
警備員が呼んだ応援が来たんだろう。
それに気がついた黒服達は動けない仲間をおいて撤退していった。
追いかけようとも思ったが、こっちには怪我した篠野部と黒服達が侵入したときのガラスで怪我した参加者達がいる。
あの数相手に押せてはいたものの、夜の森の中なんで不利すぎるステージ戦うことなんてしたくはない。
大人しく引いた以上、追いかけないことにした。
黒服が撤収して、少し遅れていから応援が入ってきた。撤収して森に入っていったことをベイノットが伝えると数名を残し外に飛び出していった。
それを横目に、撤収していった黒服達を見て安心したのか、座り込んだ篠野部を見た私は慌ててレーピオとナーズビアを呼ぶ。
念のため解毒の魔法をかけてもらったが、二人曰く毒はないらしい。
篠野部は内蔵に傷が、何てこともなく、軽い貧血にはなりつつも怪我は全快した。
この場で一番大ケガをしていた篠野部の治療が終わった二人は襲撃者によって怪我をしたメメとベイノットの治療、その次は騒ぎ立てる参加者達の治療に奔走することになった。
それから私たち、というか、その場にいたもの達は事情聴取を受けることになった。
ややこしい立場の私たちは勿論怪しまれたのだが、ブレイブ家から来た招待状と主催者に招待されてた先輩達の証言、なぜか途中で乱入してきたロンテ・ブレイブの証言で私達の身の潔白は証明された。
結局、ローシュテール・ブレイブが私達をパーティーに呼んだ理由はわからない。
それどころか襲撃の意味も、犯人も。
……もしかしたら、私が一人で買い物に出たときに襲ってきた三人組の仲間なのかもしれないが、私が狙いだからってパーティーの最中に襲ってくるのだろうか?
目的が私の死ではない、何かなら今回のこともわからなくはない……。いや、だからって他に襲ってきた理由を思い付くのかって言われると、なにも言えないんだけどさ。
結局、何が目的なんだろうか。
ローシュテール・ブレイブの目的もわからずじまいだし。
仮に犯人だとしても、意味がわからない。
警備員がローシュテール・ブレイブに私達を呼んだ理由を聞いていたが、その回答が変だった。
「なに、欲しいものを得るために利用させてもらっただけですよ」
欲しいもの?私たちはパーティーにきて特をするなんてあるのだろうか?
メメ、ララ、レーピオの三人は伝が作れると言う意味ならば特はあるんだるんだろうが、私や篠野部、ベイノット、ミューを呼んだ理由がわからない。
単純に付属品の扱いなんだろうか。それはそれで粗相をしかねない私達を貴族のやっているパーティーにつれてくるなんてこと、しないと思うけど……。
その話は進まないので一旦おいといて、ドタバタ騒ぎのあとは、着替えをいれて持ってきた鞄に入れられていたドレスやタキシードを返して学校に帰った。
学校に帰れたのは早朝で、帰ったことの連絡だけいれて、私達は眠りについた。
最近おかしいこと続きで頭がいたくなってくる。
ローレスの行方は、まだ誰にもわからない。
ローレス視点
爺さんから手紙が届いたのは眠る少し前、寝ぼけ眼に呼んだ手紙は、唯一の家族が行方不明になったと書かれた手紙だった。
内容のお陰で眠気は吹き飛び、体の奥底から冷えたなにかが這い上がってきて気持ち悪くなった。
ローシュテールから届いた手紙の内容からこうなることは目に見えていた。だから、母ちゃんに手紙を出して、早く逃げるように言ったのに……。
国の端に住んでることが災いしたらしい。俺の送った手紙は母ちゃんの手に届くには時間がかかって初動が遅れたんだろう。
後悔した、恐怖した。
何よりも、ここには、もういれないと思った。
だから寝てる三人を起こさないようにして、必要最低限のにもつを鞄に摘めて、いないことがばれないように細工して、手紙を残して真夜中に学校を出た。
盗んだことになってしまうだろう箒に乗って東の端にある、俺たち親子の家がある町に向かっていく。
なるべく時間をかけないように、寝るときと以外は箒に乗って空を飛んだ。
多分、いつものメンバーの七人は俺のことを必死に探してくれているんだろう。
嬉しいと思う反面、怖い。
誰も、真実にたどりついて巻き込まれないように手紙のを残してきたけど、永華ちゃんあたりには聞かなさそうだなと思う。
あの子、結構なついてくれていたからな。
箒を飛ばして、たどりついたのは村の入り口。
あちこちから声がかかるが、俺はそれに返事をしている余裕はなかった。
急いで家に向かいに、中にはいれば中はもぬけの殻で荒らされていた。
そのすぐあと、村の人から聞いたのか、手紙をくれた爺さんがきてくれた。
争う音はしなかった。
いなくなったのは、恐らく夜。
仕事場に来ないことを変に思った爺さんが家を覗きにきたとき、扉が少しだけ空いていたいから覗いてみれば、このありさまさそうだ。
魔導警察も軍も探してくれてはいるが。俺にはわかる。
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俺が……俺が……。
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