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恐るべき執着心
105 パーティー開始
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ドレスやらタキシードやらが売っている店であわせとやらをしていた。
パーティーが始まるのは夜、現在時刻はお昼過ぎ。
男女に別れ、お店の人に連れられるがままいろんなドレスが置かれている衣装室に通された。
次から次にドレスを持ってきて、当てては違うものに変えて、そして当ててを繰り返すこと数十分。体感は数時間。
一人でショッピングやファッションショーするのは楽しい、普段ならば喜んで楽しんでいたんだろう。
だけど望んでもないパーティーに主席しなければいけない事実と、呼んだ人が人物が友人の失踪に関係あるかもしれない事実がドレスを選ぶ楽しみを消している。
こんな状態で楽しめる分けない。
ララは慣れているのか、特になんとも思っていないようだがミューとメメに関しては目を白黒させている。
最終的に私のドレスは赤、ミューは黄色、ララは濃い青、メメは紫といった感じになった。
ドレスを着るに当たって着ているものを全てひん剥かれそうになったが、どうにか抵抗して下着で勘弁してもらった。
重たいドレスに身を包み、コルセットに腹を締め付けられ、髪をいじらてる。
身支度が終わったら他の三人のドレス姿を褒める暇もなく、男子組と合流する暇もなく、馬車に押し込まれる。
揺られること数時間。
パーティーの会場に到着する頃には体のあちこちが痛くなっていた。
もう一台、馬車が見える。
動かなくなり、降りてきてきたのは男子組だった。
綺麗な色とりどりのタキシードに身を包み、髪型もかっちりと決めている。
普段見ないようなカッチリとしたお堅い姿に感嘆の声が漏れる。
「おぉ……」
とてもカッコいい。篠野部なんか、私の好みの顔をしてるから眼福ものだ。
「あ、皆さん、もうついてたんですねえ」
レーピオは平気そうだが、高いタキシードなんか来たことがないだろうベイノットと篠野部はげんなりしていた。
気持ちは痛いほどわかる。
「レーピオ、貴方って普段の変態具合で隠れるけどキチンとすると結構カッコいいのね」
「うふふ、ありがとうございます」
レーピオはミューの辛辣な言葉に笑みをともなった感謝を返した。変態具合は正装になっても相変わらずだ。
「はぁ、陸のドレスって結構窮屈なんですのね……」
「はは、ほんとね……」
もしこれで体調が悪くなるようなら慣れているだろうララ当たりに相談しよう……。
「正直、すぐに脱ぎてェ。破きそうで怖ェわ」
「危ないことをしなければ破れることもないだろう」
「それはそうなんだけどよ……」
「僕はむしろこっちのほうが落ち着く」
そういえば篠野部は私服でYシャツを良く着ていたし、普段からもおかための服を着ていることが多かった。
馬車はここまでだし、案内人なんかはいないみたいだから七人で固まってパーティー会場に向かう。
これ、招待状をガードマンのような人達に見せ、中に入れてもらうと絢爛豪華な内装が広がっていた。
パーティーは、まだ始まっていないらしく、長い机に蓋のされた料理と固まって話している招待客達が散見された。
私たち七人が会場に入ってすぐ、まるで待ち構えていたかのようにブレイブ家の当主、ローシュテール・ブレイブがたっていた。
その少し後ろにはキツそうな女性と、ロンテ・ブレイブが控えていた。
「ブレイブ様」
私たちの中で唯一の陸の貴族であるレーピオが挨拶をしに行った。
「あぁ!アスクス家の子息と友人達ではないか。いやはや、今回は私の誘いに持ってくれてありがとう」
ブレイブ家当主、ローシュテール・ブレイブ。
ロンテ・ブレイブの父親で、ローレス__いや、レイス親子失踪の原因の最有力候補。
それからろくでもない噂の発生源であり、良く告発され、名を語るも恐ろしいという人物。
最近聞いた話だが、骸骨のような、その容姿から髑髏伯爵、何て呼ばれていたりする。
目の下の隈、やせこけた頬、落ち窪んだ目、確かに骸骨と言われても可笑しくないような見目をしている。
それに食が細いのか体が細い、見てるこちらが倒れないか心配になってくるレベルだ。
レーピオと話している姿は特に可笑しいところは見えない。
猫でも被っているのか、噂で聞く気むずかしい人には見えない。
やはり所詮、噂は噂なのだろうか?でも、そうなると告発の件が可笑しくなる。
……良くわからない。
そして、感覚的な話しになるが、どうにも見ていると体全身の家が逆立つような嫌なものを感じる。
「フン!」
ローシュテールのから紹介された後ろに控えているキツそうな女性はローシュテール・ブレイブの妻でロンテ・ブレイブの母、ローザベッラ・ブレイブ。
第一印象はキツそうな女性、第二印象は貴族至上主義疑惑。
レーピオの後ろに控えているララとメメを除いた平民達が気に入らないのか、一瞬見てからすぐに鼻をならして視線をそらした。
噂通りに気難しそうな人である。
ローシュテール・ブレイブとは違い痩せ細っているということはないようだ。
でがうまく寝れていないのか、化粧では隠しきれない隈がうっすらと浮かんでいた。
この人はレーピオとほとんど喋らないから、詳しいことはわからないが変なところはないように思える。
この人からは嫌なものを感じない。
「……」
メルリス魔法学校の先輩で、ブレイブ夫妻の子供でブレイブ家の時期当主、ロンテ・ブレイブ。
あった時の勝ち気さはどこにいったのか、今はずいぶんと居心地悪そうにしている。
体調不良には見えないが隈が見える。ただ、隈は私の記憶があっていれば会った当初から存在していたはずだ。
一つ、気になるのは首を摘めたインナーと付けられた手袋、頬に貼り付けられたガーゼだ。
確か告発の内容に虐待に関するものがあったはず、もしかして本当だったりするんだろうか?
肌の露出が低いのと、頬に貼られたガーゼのせいで邪推してしまう。
たまにローシュテール・ブレイブに降られた話をする程度で、あまり会話がない。
この人も変なところはないって判定で良いかな……?
レーピオの挨拶が終わるまで愛想笑い浮かべながら観察しているとすぐに終わった。
このパーティーの主催者が登場したからだ。
このパーティーがされている理由、それは主催者の研究が実を結んで医療技術が進歩した。その祝いの席だった。
パーティーやってる理由を考えると、なんで私たちがいるんだって思いが強くなってくる。
主催者の壇上での話が終わり、パーティーが始まる。
料理は次々に運ばれてきたは蓋が開かれ、美味しそうな匂いを漂わせていた。
壇上を降りた主催者は招待客達に挨拶をしに、あちこちに動く。
少し回りを見渡す。
変なものは見えない。
“なにも無い”何てことはさすがに無いだろう。それじゃあ私たちを呼んだ理由が全くもって、何一つわからない。
なるべく友人達から離れないように、静に後ろをついてきいつつ周囲の観察を続ける。
会場にある料理や飲み物には手をつけない。
レイス親子失踪の原因の最有力候補が呼んだパーティーの料理なんて怖くて手を出せない。
何らかの理由で普通にお呼ばれしただけのパーティーやバイキングなら、限度はあっても好きなものたくさん食べていたのに……。
どうせコルセットつけるだろうからってお昼すらも抜いてきたせいでお腹がすいてくる。
腹が鳴らないようにと祈りつつ、やってきた主催者の挨拶の相手をレーピオにしてもらう。
主催者、どうにもビクついている。
これ、もしやするとブレイブ家に脅されていたりするんだろうか?
カリヤ先輩の時の紹介の会長と良い、今回のパーティーの主催者といい、なんか全く悪くないのに巻き込まれる人が一定数いるな……。
と、そうこうしているうちにカリヤ先輩、ビーグル先輩、ナーズビアを発見した。
パーティーが始まるのは夜、現在時刻はお昼過ぎ。
男女に別れ、お店の人に連れられるがままいろんなドレスが置かれている衣装室に通された。
次から次にドレスを持ってきて、当てては違うものに変えて、そして当ててを繰り返すこと数十分。体感は数時間。
一人でショッピングやファッションショーするのは楽しい、普段ならば喜んで楽しんでいたんだろう。
だけど望んでもないパーティーに主席しなければいけない事実と、呼んだ人が人物が友人の失踪に関係あるかもしれない事実がドレスを選ぶ楽しみを消している。
こんな状態で楽しめる分けない。
ララは慣れているのか、特になんとも思っていないようだがミューとメメに関しては目を白黒させている。
最終的に私のドレスは赤、ミューは黄色、ララは濃い青、メメは紫といった感じになった。
ドレスを着るに当たって着ているものを全てひん剥かれそうになったが、どうにか抵抗して下着で勘弁してもらった。
重たいドレスに身を包み、コルセットに腹を締め付けられ、髪をいじらてる。
身支度が終わったら他の三人のドレス姿を褒める暇もなく、男子組と合流する暇もなく、馬車に押し込まれる。
揺られること数時間。
パーティーの会場に到着する頃には体のあちこちが痛くなっていた。
もう一台、馬車が見える。
動かなくなり、降りてきてきたのは男子組だった。
綺麗な色とりどりのタキシードに身を包み、髪型もかっちりと決めている。
普段見ないようなカッチリとしたお堅い姿に感嘆の声が漏れる。
「おぉ……」
とてもカッコいい。篠野部なんか、私の好みの顔をしてるから眼福ものだ。
「あ、皆さん、もうついてたんですねえ」
レーピオは平気そうだが、高いタキシードなんか来たことがないだろうベイノットと篠野部はげんなりしていた。
気持ちは痛いほどわかる。
「レーピオ、貴方って普段の変態具合で隠れるけどキチンとすると結構カッコいいのね」
「うふふ、ありがとうございます」
レーピオはミューの辛辣な言葉に笑みをともなった感謝を返した。変態具合は正装になっても相変わらずだ。
「はぁ、陸のドレスって結構窮屈なんですのね……」
「はは、ほんとね……」
もしこれで体調が悪くなるようなら慣れているだろうララ当たりに相談しよう……。
「正直、すぐに脱ぎてェ。破きそうで怖ェわ」
「危ないことをしなければ破れることもないだろう」
「それはそうなんだけどよ……」
「僕はむしろこっちのほうが落ち着く」
そういえば篠野部は私服でYシャツを良く着ていたし、普段からもおかための服を着ていることが多かった。
馬車はここまでだし、案内人なんかはいないみたいだから七人で固まってパーティー会場に向かう。
これ、招待状をガードマンのような人達に見せ、中に入れてもらうと絢爛豪華な内装が広がっていた。
パーティーは、まだ始まっていないらしく、長い机に蓋のされた料理と固まって話している招待客達が散見された。
私たち七人が会場に入ってすぐ、まるで待ち構えていたかのようにブレイブ家の当主、ローシュテール・ブレイブがたっていた。
その少し後ろにはキツそうな女性と、ロンテ・ブレイブが控えていた。
「ブレイブ様」
私たちの中で唯一の陸の貴族であるレーピオが挨拶をしに行った。
「あぁ!アスクス家の子息と友人達ではないか。いやはや、今回は私の誘いに持ってくれてありがとう」
ブレイブ家当主、ローシュテール・ブレイブ。
ロンテ・ブレイブの父親で、ローレス__いや、レイス親子失踪の原因の最有力候補。
それからろくでもない噂の発生源であり、良く告発され、名を語るも恐ろしいという人物。
最近聞いた話だが、骸骨のような、その容姿から髑髏伯爵、何て呼ばれていたりする。
目の下の隈、やせこけた頬、落ち窪んだ目、確かに骸骨と言われても可笑しくないような見目をしている。
それに食が細いのか体が細い、見てるこちらが倒れないか心配になってくるレベルだ。
レーピオと話している姿は特に可笑しいところは見えない。
猫でも被っているのか、噂で聞く気むずかしい人には見えない。
やはり所詮、噂は噂なのだろうか?でも、そうなると告発の件が可笑しくなる。
……良くわからない。
そして、感覚的な話しになるが、どうにも見ていると体全身の家が逆立つような嫌なものを感じる。
「フン!」
ローシュテールのから紹介された後ろに控えているキツそうな女性はローシュテール・ブレイブの妻でロンテ・ブレイブの母、ローザベッラ・ブレイブ。
第一印象はキツそうな女性、第二印象は貴族至上主義疑惑。
レーピオの後ろに控えているララとメメを除いた平民達が気に入らないのか、一瞬見てからすぐに鼻をならして視線をそらした。
噂通りに気難しそうな人である。
ローシュテール・ブレイブとは違い痩せ細っているということはないようだ。
でがうまく寝れていないのか、化粧では隠しきれない隈がうっすらと浮かんでいた。
この人はレーピオとほとんど喋らないから、詳しいことはわからないが変なところはないように思える。
この人からは嫌なものを感じない。
「……」
メルリス魔法学校の先輩で、ブレイブ夫妻の子供でブレイブ家の時期当主、ロンテ・ブレイブ。
あった時の勝ち気さはどこにいったのか、今はずいぶんと居心地悪そうにしている。
体調不良には見えないが隈が見える。ただ、隈は私の記憶があっていれば会った当初から存在していたはずだ。
一つ、気になるのは首を摘めたインナーと付けられた手袋、頬に貼り付けられたガーゼだ。
確か告発の内容に虐待に関するものがあったはず、もしかして本当だったりするんだろうか?
肌の露出が低いのと、頬に貼られたガーゼのせいで邪推してしまう。
たまにローシュテール・ブレイブに降られた話をする程度で、あまり会話がない。
この人も変なところはないって判定で良いかな……?
レーピオの挨拶が終わるまで愛想笑い浮かべながら観察しているとすぐに終わった。
このパーティーの主催者が登場したからだ。
このパーティーがされている理由、それは主催者の研究が実を結んで医療技術が進歩した。その祝いの席だった。
パーティーやってる理由を考えると、なんで私たちがいるんだって思いが強くなってくる。
主催者の壇上での話が終わり、パーティーが始まる。
料理は次々に運ばれてきたは蓋が開かれ、美味しそうな匂いを漂わせていた。
壇上を降りた主催者は招待客達に挨拶をしに、あちこちに動く。
少し回りを見渡す。
変なものは見えない。
“なにも無い”何てことはさすがに無いだろう。それじゃあ私たちを呼んだ理由が全くもって、何一つわからない。
なるべく友人達から離れないように、静に後ろをついてきいつつ周囲の観察を続ける。
会場にある料理や飲み物には手をつけない。
レイス親子失踪の原因の最有力候補が呼んだパーティーの料理なんて怖くて手を出せない。
何らかの理由で普通にお呼ばれしただけのパーティーやバイキングなら、限度はあっても好きなものたくさん食べていたのに……。
どうせコルセットつけるだろうからってお昼すらも抜いてきたせいでお腹がすいてくる。
腹が鳴らないようにと祈りつつ、やってきた主催者の挨拶の相手をレーピオにしてもらう。
主催者、どうにもビクついている。
これ、もしやするとブレイブ家に脅されていたりするんだろうか?
カリヤ先輩の時の紹介の会長と良い、今回のパーティーの主催者といい、なんか全く悪くないのに巻き込まれる人が一定数いるな……。
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