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東の祓魔師と側仕えの少年
22.伴侶問題について
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————————side Haruomi———————
「なんだこりゃ!? うますぎ! 世の中にこんな美味いもんがあったのか!?」
「ほんとに美味しいですハルオミ君! このサクッとした食感…とってもクセになりますね」
イザベラの部屋におやつを持って行くと、イザベラとパネースさんがお茶の準備を整えてくれていた。ピクニック気分で席に着き二人に焼きたてのアップルパイを振る舞うと、なんとも嬉しいリアクションをくれた。
「ありがとう」
気分はほくほくだ。
自分が作ったものを美味しいと食べてくれる人がいるってほんとに幸せだな。
今日のアップルパイは生地を工夫してみた。昨日のはバターを混ぜるだけだったけど、今日は生地を纏めてから一層一層にバターを塗り込み本格的なパイ生地食感を狙った。結果は大成功だ。
感動しながら二人は全部平らげてくれた。おかしいな、20個くらいあったはずだけど。
フレイヤさんの分は別に取っておいているから良いんだけど、そんなに食べて苦しくならないのかな。
この世界の人たちの胃袋力に驚いていると、イザベラからとある食事会の誘いを受けた。
「食事会?」
「ああ。普段はそれぞれの部屋で自由に食事するんだけど、月に一度、次期当主候補三人と現当主様とその伴侶様、つまり三兄弟とその両親とで食事するんだ。側仕えも参加必須だから、今度のやつにはハルオミも来るだろ?」
当然のように僕を誘うイザベラ。
「僕、いいのかな……」
「当たり前だろ! ハルオミも立派な側仕えなんだから」
「ええ、当主のギュスター様もハルオミ君に会えるのを楽しみにしておられると、ニエルドさんがおっしゃっていました」
にこやかに快い返事をくれる二人。
フレイヤさんのお父さんはギュスター様というらしい。
参加して良いのはありがたいけど、でも当主候補争いの現場に赴くのはどうも気が乗らない。異世界人でしかも未だ役目を果たせていない側仕えがいるなんて、フレイヤさんはだいぶ不利じゃないかな。僕のせいで肩身が狭くなったらどうしよう。
でもお世話になるんだから、当主様にはご挨拶しないといけないよね。
「そういえば、当主様はどうしてお屋敷にいないの?」
現当主が、すでに次期当主候補にお屋敷を預けているってよく考えたら不思議だ。
その疑問にもすぐにパネースさんが答えてくれた。
「本来なら次期当主に家督を譲ってから屋敷を退くのですが、なんというか、ギュスター様は自由人でして」
「自由人」
「そうそう。次期当主なんてほぼニエルド様に決まってんだし早くフリーの魔祓い師になりたいのもわかるけどさ。でも本当なら息子の祝儀を見届けてから退任するもんだぜ? 相当ムーサ様と二人きりになりたかったんだろうな」
フリーの魔祓い師?
ムーサ様?
分からない単語が出てきて戸惑うが、それよりも何よりも……
「次期当主って、ニエルド様に決まってるの? ドロドロのバチバチは? 当主争いは? 血気渦巻く対立劇は?」
かねてよりの懸念をぶつけると、二人はしばらく顔を見合わせて、ケラケラと笑い出した。
「なんだよそれ、あの三人が当主争いなんてするわけないじゃん!」
「ふふっ、面白いことを言いますね。まあしかしハルオミ君はフレイヤ様以外の魔祓い師に会ったことが無いといいますし、候補が三人もいたら勘違いしてしまうのも無理はないかもしれませんね」
何か面白い妄想でも繰り広げているのか、「当主争い」「あの三人が」と、笑いを堪えきれていない様子のイザベラとパネースさん。
ひとしきり笑った後、ドロドロバチバチの当主争い劇が無い理由を説明してくれた。
「あの御三方も当主様に似てかなりの自由人なんですよ。当主なんて御免だと言ってしばらくの間譲り合いという名の押し付け合戦が続いたようですしね。でも長男のニエルドさんが私を側仕えにしたものですから、自然と彼が次期当主に決まってしまったんです」
「パネースさんを側仕えにしたら、どうしてニエルドさんが当主になるの?」
「そりゃ当主になったら後継ぎが必要だからな。雌雄同体であるパネースを側仕えにしたニエルド様と、男の俺を側仕えにしたビェラさんと、側仕えを断固として置こうとしないフレイヤ様。この中なら自動的にニエルド様になるだろ?」
「……ん?」
何? なんか聞きなれない言葉が出た気がする。
当主争いとかどうでも良くなるくらい不思議な言葉が出た気がする。
「どうしたハルオミ?」
え……なに、なんか難しい。理解が難しい。
「あの、もう一度説明して欲しいんだけど…」
自分が何に違和感を感じているのか明らかにするため、再度の説明を求めた。
「だから、雌雄同体のパネース…」
それだ。
「雌雄同体!?」
しゆうどうたい。生物の授業で習った気がする。つまりあれだよね。オスとメス両方の器官を持つっていう、あれであってるんだよね。
「ええ。言ってませんでしたっけ?」
そんな当たり前のような顔で言われると、余計驚かずにいられない。
「……雌雄同体の方なんて見たことがないのですが……この世界では普通なの?」
僕のリアクションに、今度は二人が目を点にした。
「じゃ、じゃあハルオミの世界ではどうやって子供が産まれるんだ!?」
こちらのセリフなんですが。
「そりゃあ、女性が男性の精を受けて…」
「「女性!?」」
女性という単語に驚きを隠せない様子のイザベラとパネースさん。どうやらこの世界と前の世界とでは、性別にも大きな違いがあるようだ。
二人曰くこうだ。
「人間の雌なんて、この世界じゃ数万年前に滅んだよ」
「ええ、今ではその存在自体が神話のように語られています。この世界において人間の性別は、雄もしくは雌雄同体のどちらかですからね」
「純粋な女性かあ、どんなんだろうな。陰茎が付いてないってほんとか? 股間が真っ平ってことか?」
「股間が平らな代わりに、胸がふくよかに膨らんでいると聞いたことがあります。脂肪もつきやすく肉質が柔らかいのだとか」
現代の日本じゃ間違いなくセクハラで訴えられそうな発言も、そんなピュアな瞳で問われたらとがめる気にもならない。
「まあ、だいたいそんな感じかな……」
へぇ、と感嘆の声を上げる二人。
これは他にもたくさん違いがありそうだ。
色々伺いたいことはあるが、僕は先ほどから、知らず知らずのうちにとんでもない現実を突きつけられている気がしてならないのだ。
つまりパネースさんがニエルド様の側仕えになったことで、パネースさんが次期当主ほぼ確定ということで、その理由はパネースさんがニエルド様の側仕えだということで……
「えちょっと待って、パネースさん、ニエルド様の子供を産むの?」
僕の問いに、当たり前のようにイザベラとパネースさんがコクリと頷く。
「どうして、そうなったの?」
「だって魔祓い師の側仕えは、ゆくゆくは伴侶になるだろ?」
「………………そうなの……?」
二人は固まり、可哀想なものを見るみたいにして僕に注目する。喉を潤そうと飲んだお茶は味がしなかった。
「き、聞いてなかったんですね」
「え、これ言って良かったかな、マズかった?」
「不可抗力でしょう、仕方ありません。すでに説明済みのものと思っていましたから」
「だよな……」
おろおろし出す二人。
どうやら冗談で言ったわけではなかったらしい。
「伴侶……」
伴侶という言葉を辞書で引くも、想像通りの解説しか浮かんでこない。困惑すらできず情けなく口をぽかんと開けている僕に対し、「ハルオミ、なんかあったら相談乗るからな?」「分からないことがあれば何でも聞いてくださいね?」と情けをかけてくださるイザベラとパネースさん。
伴侶、伴侶……
「なんだこりゃ!? うますぎ! 世の中にこんな美味いもんがあったのか!?」
「ほんとに美味しいですハルオミ君! このサクッとした食感…とってもクセになりますね」
イザベラの部屋におやつを持って行くと、イザベラとパネースさんがお茶の準備を整えてくれていた。ピクニック気分で席に着き二人に焼きたてのアップルパイを振る舞うと、なんとも嬉しいリアクションをくれた。
「ありがとう」
気分はほくほくだ。
自分が作ったものを美味しいと食べてくれる人がいるってほんとに幸せだな。
今日のアップルパイは生地を工夫してみた。昨日のはバターを混ぜるだけだったけど、今日は生地を纏めてから一層一層にバターを塗り込み本格的なパイ生地食感を狙った。結果は大成功だ。
感動しながら二人は全部平らげてくれた。おかしいな、20個くらいあったはずだけど。
フレイヤさんの分は別に取っておいているから良いんだけど、そんなに食べて苦しくならないのかな。
この世界の人たちの胃袋力に驚いていると、イザベラからとある食事会の誘いを受けた。
「食事会?」
「ああ。普段はそれぞれの部屋で自由に食事するんだけど、月に一度、次期当主候補三人と現当主様とその伴侶様、つまり三兄弟とその両親とで食事するんだ。側仕えも参加必須だから、今度のやつにはハルオミも来るだろ?」
当然のように僕を誘うイザベラ。
「僕、いいのかな……」
「当たり前だろ! ハルオミも立派な側仕えなんだから」
「ええ、当主のギュスター様もハルオミ君に会えるのを楽しみにしておられると、ニエルドさんがおっしゃっていました」
にこやかに快い返事をくれる二人。
フレイヤさんのお父さんはギュスター様というらしい。
参加して良いのはありがたいけど、でも当主候補争いの現場に赴くのはどうも気が乗らない。異世界人でしかも未だ役目を果たせていない側仕えがいるなんて、フレイヤさんはだいぶ不利じゃないかな。僕のせいで肩身が狭くなったらどうしよう。
でもお世話になるんだから、当主様にはご挨拶しないといけないよね。
「そういえば、当主様はどうしてお屋敷にいないの?」
現当主が、すでに次期当主候補にお屋敷を預けているってよく考えたら不思議だ。
その疑問にもすぐにパネースさんが答えてくれた。
「本来なら次期当主に家督を譲ってから屋敷を退くのですが、なんというか、ギュスター様は自由人でして」
「自由人」
「そうそう。次期当主なんてほぼニエルド様に決まってんだし早くフリーの魔祓い師になりたいのもわかるけどさ。でも本当なら息子の祝儀を見届けてから退任するもんだぜ? 相当ムーサ様と二人きりになりたかったんだろうな」
フリーの魔祓い師?
ムーサ様?
分からない単語が出てきて戸惑うが、それよりも何よりも……
「次期当主って、ニエルド様に決まってるの? ドロドロのバチバチは? 当主争いは? 血気渦巻く対立劇は?」
かねてよりの懸念をぶつけると、二人はしばらく顔を見合わせて、ケラケラと笑い出した。
「なんだよそれ、あの三人が当主争いなんてするわけないじゃん!」
「ふふっ、面白いことを言いますね。まあしかしハルオミ君はフレイヤ様以外の魔祓い師に会ったことが無いといいますし、候補が三人もいたら勘違いしてしまうのも無理はないかもしれませんね」
何か面白い妄想でも繰り広げているのか、「当主争い」「あの三人が」と、笑いを堪えきれていない様子のイザベラとパネースさん。
ひとしきり笑った後、ドロドロバチバチの当主争い劇が無い理由を説明してくれた。
「あの御三方も当主様に似てかなりの自由人なんですよ。当主なんて御免だと言ってしばらくの間譲り合いという名の押し付け合戦が続いたようですしね。でも長男のニエルドさんが私を側仕えにしたものですから、自然と彼が次期当主に決まってしまったんです」
「パネースさんを側仕えにしたら、どうしてニエルドさんが当主になるの?」
「そりゃ当主になったら後継ぎが必要だからな。雌雄同体であるパネースを側仕えにしたニエルド様と、男の俺を側仕えにしたビェラさんと、側仕えを断固として置こうとしないフレイヤ様。この中なら自動的にニエルド様になるだろ?」
「……ん?」
何? なんか聞きなれない言葉が出た気がする。
当主争いとかどうでも良くなるくらい不思議な言葉が出た気がする。
「どうしたハルオミ?」
え……なに、なんか難しい。理解が難しい。
「あの、もう一度説明して欲しいんだけど…」
自分が何に違和感を感じているのか明らかにするため、再度の説明を求めた。
「だから、雌雄同体のパネース…」
それだ。
「雌雄同体!?」
しゆうどうたい。生物の授業で習った気がする。つまりあれだよね。オスとメス両方の器官を持つっていう、あれであってるんだよね。
「ええ。言ってませんでしたっけ?」
そんな当たり前のような顔で言われると、余計驚かずにいられない。
「……雌雄同体の方なんて見たことがないのですが……この世界では普通なの?」
僕のリアクションに、今度は二人が目を点にした。
「じゃ、じゃあハルオミの世界ではどうやって子供が産まれるんだ!?」
こちらのセリフなんですが。
「そりゃあ、女性が男性の精を受けて…」
「「女性!?」」
女性という単語に驚きを隠せない様子のイザベラとパネースさん。どうやらこの世界と前の世界とでは、性別にも大きな違いがあるようだ。
二人曰くこうだ。
「人間の雌なんて、この世界じゃ数万年前に滅んだよ」
「ええ、今ではその存在自体が神話のように語られています。この世界において人間の性別は、雄もしくは雌雄同体のどちらかですからね」
「純粋な女性かあ、どんなんだろうな。陰茎が付いてないってほんとか? 股間が真っ平ってことか?」
「股間が平らな代わりに、胸がふくよかに膨らんでいると聞いたことがあります。脂肪もつきやすく肉質が柔らかいのだとか」
現代の日本じゃ間違いなくセクハラで訴えられそうな発言も、そんなピュアな瞳で問われたらとがめる気にもならない。
「まあ、だいたいそんな感じかな……」
へぇ、と感嘆の声を上げる二人。
これは他にもたくさん違いがありそうだ。
色々伺いたいことはあるが、僕は先ほどから、知らず知らずのうちにとんでもない現実を突きつけられている気がしてならないのだ。
つまりパネースさんがニエルド様の側仕えになったことで、パネースさんが次期当主ほぼ確定ということで、その理由はパネースさんがニエルド様の側仕えだということで……
「えちょっと待って、パネースさん、ニエルド様の子供を産むの?」
僕の問いに、当たり前のようにイザベラとパネースさんがコクリと頷く。
「どうして、そうなったの?」
「だって魔祓い師の側仕えは、ゆくゆくは伴侶になるだろ?」
「………………そうなの……?」
二人は固まり、可哀想なものを見るみたいにして僕に注目する。喉を潤そうと飲んだお茶は味がしなかった。
「き、聞いてなかったんですね」
「え、これ言って良かったかな、マズかった?」
「不可抗力でしょう、仕方ありません。すでに説明済みのものと思っていましたから」
「だよな……」
おろおろし出す二人。
どうやら冗談で言ったわけではなかったらしい。
「伴侶……」
伴侶という言葉を辞書で引くも、想像通りの解説しか浮かんでこない。困惑すらできず情けなく口をぽかんと開けている僕に対し、「ハルオミ、なんかあったら相談乗るからな?」「分からないことがあれば何でも聞いてくださいね?」と情けをかけてくださるイザベラとパネースさん。
伴侶、伴侶……
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