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王都〜第二章〜
首に愛②
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カァッッッッ、と顔が赤くなるのを感じる。
言葉の意味がわかった途端、過去にあったそういう触れ合いを思い出して体全体に熱が伝った。
昨日を思い返す。お風呂に入ってる時はうまく言い表せないような後ろめたい気持ちになった。布団に入ってからは今までの安心感とは違う、どこか落ち着かない気分だった。そうだ、あれはおそらくジルさんに欲情していたのだろう。だってユリが言ったあの時の気持ちとよく似ていた。思い出したくもない飴玉事件。あの時体を触ってもらったらジルさんのことがもっと欲しくてたまらない気持ちになった。
忌まわしい飴玉のせいとはいえ、ジルさんじゃなかったらあんな気持ちにならなかったと胸を張って言える。
なるほど「お身体の触れ合い」って、そういう……。
「わたくしは忘れておりませんよ。アキオ様があの時、司令官の温もりが恋しくなり熱い情が生まれるのだとおっしゃったこと!」
言った。正しくは「いやらしい気持ちになる」って言った。
僕たちの会話を聞きながらイガさんは「あらあら」と楽しそうに微笑んでる。
でも待って。
ジルさんが何もしてこなかったと言うことは……
「僕、あまりそういう魅力が無いのかもしれない」
「は!? ずうぇぇぇぇぇっっっっったいそんなことはあり得ません!!!! アキオ様に魅力が無い!? 天地がひっくり返っても無いです!!」
いつもの数倍頭に血をのぼらせて全身で僕の言葉を否定するユリ。
「ありがとう。でもジルさん、抱きしめるだけでなんにもして来ない」
「司令官だって絶対にアキオ様に触れたいはずです。しかしその……なんというかアキオ様は危なっかしいのです!!!」
「危なっかしい?」
「ええ。純粋で穢れのないアキオ様に手を出すなど、考えただけで罪悪感とか背徳感とかなんか色々こう! こみ上がるものが有るのではないでしょうか。いえあくまで! これはあくまで司令官のお気持ちを推察したまでであってわたくしなどがアキオ様に手を出すなんて想像することさえ万死に値するという話であって決して誓ってそんな無礼は働きませんが」
「ユリッタさん、アキオ君が難しい顔をしていますよ」
「も、もうしわけございませんでした! わたくし取り乱してしまって」
「いや、そうかも」
「え?」
「ジルさんの気持ち、聞いてみないと分からないよね。もしかしたらそう思ってくれてるかもしれない。それに……僕はできればもっと、先に進みたいかも、しれ、ない」
「!!っ、あっ愛らし……っじゃなくて、そうでしょうそうでしょう?」
「でもどうしたらいいのか」
「アキオ様がすることはただひとつ!」
「それは、なんでしょうか先生……!」
「素直に甘える! これに尽きます」
キリッと人差し指を立ててユリ先生のご教授を受ける。もっと激しいことを言われる覚悟をしていたので、少しだけ肩透かしをくらってしまった。
「それだけでいいの?」
「はい。あれをしなくちゃこれもしなくちゃと考えすぎても、アキオ様の気持ちに負担がかかっては元も子もありませんから。もう素直に甘えてしまえばよいのです。この際気持ちも聞き出してしまいましょう」
「それ、メテさんも大事だって言ってた。甘えるの」
「………あぁ……ほうほう……なるほどなるほど。イガ隊員も大人の落ち着きがあるように見えて案外と甘えるのがお上手だということですね。スバラシイ……」
ユリは目を閉じて何かを噛み締めている。
「なぜそうなるのですかユリッタさんっ。
まぁでも、アキオ君? なにも焦ることはないんですよ。アキオ君のペースでゆっくり進めばいいのですから」
イガさんの、全てを包み込む聖母のような微笑みでそう言われると、何もかも大丈夫な気さえする。
「焦っているわけではないんです。僕もジルさんと、早くそうなりたいから…!」
「……アキオ君。そういう顔は司令官と私たち以外にはあまり見せないように気をつけてくださいね」
イガさんは静かに言う。心なしかいつもより少し声が低い気がする。僕怒られてるの?
「そういう顔、ですか?」
「はい。そういう顔です」
先ほど同様手鏡 (せっかくもらったので使いたくてしょうがない)を取り出して確認すると、真っ赤に染まった自分の顔が映し出された。
「き、気をつけます」
鏡を見たのを後悔した。
それにしてもユリが言ったように、イガさんが甘えんぼなのは意外だった。いつもは大人の余裕があってメテさんを尻に敷く場面に多く遭遇しがちだが、2人きりの時は違う感じなのだろうか。イガさんって軍服を着ている時は頼りになる軍人さんって感じだけど、今みたいにプライベートの時はとってもほんわかしてるし、ユリにからかわれて照れてるイガさんは非常に可愛らしい。
ふと、メテさんの恋愛講義がよみがえる。ジルさんを落とすためのいろはを指南してくれた。アレってもしかして、メテさんがイガさんにされて嬉しかったことを教えてくれていたのだろうか。思えばあの時のイガさん、話題を変えようとしていたりメテさんに辛辣に当たっていたりしたような。
……他のカップルの生活を覗き見したいなんて悪趣味は無いけど、二人のプライベートってちょっと気になるかもしれない。
「アキオ様、アキオ様、聞いておられましたか?」
「えっ?」
ユリの呼びかけに応じると、真剣な顔をした彼がこちらを覗き込んでいた。
「ごめん、考え事してた」
「考えに耽るアキオ様も大変お美しいのですが、いいですか? これだけは忘れないでください」
「はい」
「司令官を独占したいとか、もっと求められたいとか求めたいとか、たくさん触れたいとか、そんなの当たり前の気持ちです。何も恥ずかしがることなんてありませんし、後ろめたさを感じることもありません。いいですね?」
ユリは、僕の中にあった小さな小さなしこりをいとも簡単に取り除いた。
時刻は正午を少し過ぎた。
おとといの件で心身に不調は無いか心配してくれたコーデロイ先生から医務室に来るよう言われていたのだった。
楽しいお菓子パーティーは惜しまれつつお開きになり、ユリは僕を医務室まで送り届けてくれた。健闘をお祈りしております! とガッツポーズをくれるユリに背中を押された気がした。
言葉の意味がわかった途端、過去にあったそういう触れ合いを思い出して体全体に熱が伝った。
昨日を思い返す。お風呂に入ってる時はうまく言い表せないような後ろめたい気持ちになった。布団に入ってからは今までの安心感とは違う、どこか落ち着かない気分だった。そうだ、あれはおそらくジルさんに欲情していたのだろう。だってユリが言ったあの時の気持ちとよく似ていた。思い出したくもない飴玉事件。あの時体を触ってもらったらジルさんのことがもっと欲しくてたまらない気持ちになった。
忌まわしい飴玉のせいとはいえ、ジルさんじゃなかったらあんな気持ちにならなかったと胸を張って言える。
なるほど「お身体の触れ合い」って、そういう……。
「わたくしは忘れておりませんよ。アキオ様があの時、司令官の温もりが恋しくなり熱い情が生まれるのだとおっしゃったこと!」
言った。正しくは「いやらしい気持ちになる」って言った。
僕たちの会話を聞きながらイガさんは「あらあら」と楽しそうに微笑んでる。
でも待って。
ジルさんが何もしてこなかったと言うことは……
「僕、あまりそういう魅力が無いのかもしれない」
「は!? ずうぇぇぇぇぇっっっっったいそんなことはあり得ません!!!! アキオ様に魅力が無い!? 天地がひっくり返っても無いです!!」
いつもの数倍頭に血をのぼらせて全身で僕の言葉を否定するユリ。
「ありがとう。でもジルさん、抱きしめるだけでなんにもして来ない」
「司令官だって絶対にアキオ様に触れたいはずです。しかしその……なんというかアキオ様は危なっかしいのです!!!」
「危なっかしい?」
「ええ。純粋で穢れのないアキオ様に手を出すなど、考えただけで罪悪感とか背徳感とかなんか色々こう! こみ上がるものが有るのではないでしょうか。いえあくまで! これはあくまで司令官のお気持ちを推察したまでであってわたくしなどがアキオ様に手を出すなんて想像することさえ万死に値するという話であって決して誓ってそんな無礼は働きませんが」
「ユリッタさん、アキオ君が難しい顔をしていますよ」
「も、もうしわけございませんでした! わたくし取り乱してしまって」
「いや、そうかも」
「え?」
「ジルさんの気持ち、聞いてみないと分からないよね。もしかしたらそう思ってくれてるかもしれない。それに……僕はできればもっと、先に進みたいかも、しれ、ない」
「!!っ、あっ愛らし……っじゃなくて、そうでしょうそうでしょう?」
「でもどうしたらいいのか」
「アキオ様がすることはただひとつ!」
「それは、なんでしょうか先生……!」
「素直に甘える! これに尽きます」
キリッと人差し指を立ててユリ先生のご教授を受ける。もっと激しいことを言われる覚悟をしていたので、少しだけ肩透かしをくらってしまった。
「それだけでいいの?」
「はい。あれをしなくちゃこれもしなくちゃと考えすぎても、アキオ様の気持ちに負担がかかっては元も子もありませんから。もう素直に甘えてしまえばよいのです。この際気持ちも聞き出してしまいましょう」
「それ、メテさんも大事だって言ってた。甘えるの」
「………あぁ……ほうほう……なるほどなるほど。イガ隊員も大人の落ち着きがあるように見えて案外と甘えるのがお上手だということですね。スバラシイ……」
ユリは目を閉じて何かを噛み締めている。
「なぜそうなるのですかユリッタさんっ。
まぁでも、アキオ君? なにも焦ることはないんですよ。アキオ君のペースでゆっくり進めばいいのですから」
イガさんの、全てを包み込む聖母のような微笑みでそう言われると、何もかも大丈夫な気さえする。
「焦っているわけではないんです。僕もジルさんと、早くそうなりたいから…!」
「……アキオ君。そういう顔は司令官と私たち以外にはあまり見せないように気をつけてくださいね」
イガさんは静かに言う。心なしかいつもより少し声が低い気がする。僕怒られてるの?
「そういう顔、ですか?」
「はい。そういう顔です」
先ほど同様手鏡 (せっかくもらったので使いたくてしょうがない)を取り出して確認すると、真っ赤に染まった自分の顔が映し出された。
「き、気をつけます」
鏡を見たのを後悔した。
それにしてもユリが言ったように、イガさんが甘えんぼなのは意外だった。いつもは大人の余裕があってメテさんを尻に敷く場面に多く遭遇しがちだが、2人きりの時は違う感じなのだろうか。イガさんって軍服を着ている時は頼りになる軍人さんって感じだけど、今みたいにプライベートの時はとってもほんわかしてるし、ユリにからかわれて照れてるイガさんは非常に可愛らしい。
ふと、メテさんの恋愛講義がよみがえる。ジルさんを落とすためのいろはを指南してくれた。アレってもしかして、メテさんがイガさんにされて嬉しかったことを教えてくれていたのだろうか。思えばあの時のイガさん、話題を変えようとしていたりメテさんに辛辣に当たっていたりしたような。
……他のカップルの生活を覗き見したいなんて悪趣味は無いけど、二人のプライベートってちょっと気になるかもしれない。
「アキオ様、アキオ様、聞いておられましたか?」
「えっ?」
ユリの呼びかけに応じると、真剣な顔をした彼がこちらを覗き込んでいた。
「ごめん、考え事してた」
「考えに耽るアキオ様も大変お美しいのですが、いいですか? これだけは忘れないでください」
「はい」
「司令官を独占したいとか、もっと求められたいとか求めたいとか、たくさん触れたいとか、そんなの当たり前の気持ちです。何も恥ずかしがることなんてありませんし、後ろめたさを感じることもありません。いいですね?」
ユリは、僕の中にあった小さな小さなしこりをいとも簡単に取り除いた。
時刻は正午を少し過ぎた。
おとといの件で心身に不調は無いか心配してくれたコーデロイ先生から医務室に来るよう言われていたのだった。
楽しいお菓子パーティーは惜しまれつつお開きになり、ユリは僕を医務室まで送り届けてくれた。健闘をお祈りしております! とガッツポーズをくれるユリに背中を押された気がした。
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