149 / 171
王都〜第二章〜
精霊の嘆き②
しおりを挟む
「苦しみの中、ある時私に告げたのです。『ウッデビアに気をつけろ』『国王が世界を滅ぼす』と……!父が何を言っているのか分からなかった。だが調べるうちに、この国に異界人が紛れ込んでいることが分かった。
なぜだ!?召喚術はとうの昔に禁止されている筈!何を、…っ何を企んでいる……父に、何かしたのか…」
ニルファル氏の話を聞いたヴェインが表情を歪めて下を向いた。彼もまた何が起きているかわからないようだったが、誤解を解くためまずはこちらの状況を話し始めた。
「異世界から来たアキオ殿を匿っているのも、それを公表しなかったのも私の独断で決めたことだ。隣国の貴方がたに何も知らせなかったのは私の落ち度。疑心暗鬼にさせて申し訳ありません。しかし!アキオ殿がこの世界に渡ってきた理由も方法も分からない。同じように彼自身も、自分の身に何が起こったのか分かっていない。分からない事だらけだ。こういう状況でアキオ殿の存在を公表すれば、世が混乱に陥ると判断したのです。それこそ戦争の起きかねない事態に。
……ザファル氏の病のことも知らなかった。私が彼に何かしたとお思いなら、私が良くないことを企んでいるとお思いなら、それはお門違いだ。
一国の王家に生まれた貴方であれば、この言葉が嘘では無いと分かるはず」
各国の王家に伝わる、人の本質を見抜く眼。ニルファル氏はその眼で息を凝らすようにブランディスをじっと見、そして力無く肩を落とした。
「それでは、なぜ父はあんなことを…っ!
父、さん……お父さん…!!!」
王といえどまだ彼は14だ。それにこれからは彼が国を背負っていかなければならない。ニルファル氏の涙には、現実を受け止めきれないという拒絶と、何としても国を守らねばという覚悟が入り混じっていた。
「心中お察しします」
ヴェインの言葉を合図に、ニルファル氏はひとしきり声をあげて泣いた。おそらく自国では一人で重圧に耐えていたのだろう。
部屋中に響く彼の泣き声に、皆が表情を歪め、心を痛めた。
我慢していた涙を出し切った彼は、息を整えゆっくりとこちらを向き、私の腕の中で憔悴しているアキオを捉えた。その目から怒りは消えていた。
「アキオ殿、と言いましたか……。
私は一国の王でありながら、貴方の本質を見ようとせず、怒りに任せて……本当に、本当に申し訳ございませんでした…っ!なんとお詫びを申し上げたら」
「…っごめんなさい」
アキオとニルファル氏は同時に頭を下げた。
「……なっ、なぜ貴方が」
アキオから出た詫びの言葉に驚いたニルファル氏が不思議そうな顔をした。私も何故アキオが謝ったのかは分からないが、アキオのしたいようにさせることにした。
「不安にさせて、ごめんなさい。僕の存在があなたをとてもとても苦しませた。本当に、ごめんなさい……」
「そ、そんな…っ、そんなこと…!私はアキオ殿を…」
「雨。ニルファルさん、ですか?」
「雨……?」
「ずっと雨が降ってたんです。ここ」
「それは、精霊の力です。私はそちらのジルルドオクタイ・エーリアル・アッザ殿と同じ人間の実態を持つ精霊。エーリアル殿は空気、私は水。それで…私は父の言葉の真意を知りたくて、雨となって・・・・・ウッデビアの王都に探りを入れており…… 」
「これからは、晴れるでしょうか」
「え……?」
「ずっと雨だったから、晴れるといいな、と思って」
「は、晴れます!きっと晴れます」
「それなら、良かったです………」
アキオは安心したのか、ゆっくりと目を閉じて私の腕の中で眠ってしまった。
「ッ、アキオ殿!?」
「心配ない。眠っているだけだ。疲れたのだろう」
「よ、よかった……」
「よくねーよ」
一連の流れを傍観していた父は、至極不機嫌そうな顔を隠さずしてそう言った。
「……父上、貴方はなぜここに」
「つい先ほどまでブランディスとともにポロニアの町の支援に参加していたんだけどな。お前に付けた精霊がとんでもない血相で呼ぶもんで、空気になって飛んできた。ポロニアって言ったら、ダリタリの町のさらに向こうにある。馬車じゃあどんなに早くても3、4日はかかるだろう。それがなんと精霊の力なら一瞬だ。空気になれるからな私は。そう、この、"ウーシットの間じゃ基本的に禁じられている力 " なら、一瞬で移動可能。なぜなら空気そのものだからだ。便利だなあ。この "禁じられた力" は」
わざとらしい言い回しをしながらジロリと睨みつけた先にいたのは、ニルファル氏。
「っ……」
「おい。自分が何をしたか分かってんのかアンディーネ。精霊の名に恥じぬよう生きろと言ったはずだが忘れたか。お前はアキオ殿に恐怖を与えただけでなく、同胞をも危険に晒したんだぞ」
父は額に青筋を走らせて捲し立てる。
ニルファル氏は体を縮こまらせて顔を青くし、ただ大人しくに耳を傾けている。父がこれほどまでに怒っている理由を、痛いほど理解しているからだろう。
「ウーシットが自身の寄与する万物そのものに成り代わることができると言う事実は、遠く昔より世間には秘められてきた。一部の王族や研究者しか知り得ない。何故だかわかるか?理由は簡単だ。"危険" だからだ。お前は何日にも渡りこの力を使って雨となり我が国の王都に降り注いだと言ったな。
もしここに居るのが王や軍人じゃなく、人攫いや盗賊だったらどうなる。あいつらは人も動物も関係ない。珍しいものであれば何でも手に入れようとする。手段を選ばない。私やお前は太刀打ちできたとしても、非力な動物のウーシットはどうなる。拷問や実験の末に命を落とす仲間をこの目で幾多も見てきた。
王子だか国王だか知らんが、我々ウーシットを脅かす者は例え同胞だろうと敵とみなす」
父は基本的に、聞いている側の肝が冷える物言いをする。それは一国の王であろうと変わらなかった。
父はニルファル氏が生まれて間もない頃から、彼を王家の人間である前に1人のウーシットととして扱い、いわば異質の者同士、国を超えて彼を支えてきた。そのともすれば無礼ともとれる態度は、ニルファル氏にとって救いだったと本人から聞いたこともある。
「申し訳っ…ございません……!!!」
父には頭が上がらないのか、自分がした事の重大さに気づいたのか、自責の念に駆られた表情で下を向く彼の肩を父はポンとひとつ叩き、「分かったならいい」とその腕に引き寄せた。
なぜだ!?召喚術はとうの昔に禁止されている筈!何を、…っ何を企んでいる……父に、何かしたのか…」
ニルファル氏の話を聞いたヴェインが表情を歪めて下を向いた。彼もまた何が起きているかわからないようだったが、誤解を解くためまずはこちらの状況を話し始めた。
「異世界から来たアキオ殿を匿っているのも、それを公表しなかったのも私の独断で決めたことだ。隣国の貴方がたに何も知らせなかったのは私の落ち度。疑心暗鬼にさせて申し訳ありません。しかし!アキオ殿がこの世界に渡ってきた理由も方法も分からない。同じように彼自身も、自分の身に何が起こったのか分かっていない。分からない事だらけだ。こういう状況でアキオ殿の存在を公表すれば、世が混乱に陥ると判断したのです。それこそ戦争の起きかねない事態に。
……ザファル氏の病のことも知らなかった。私が彼に何かしたとお思いなら、私が良くないことを企んでいるとお思いなら、それはお門違いだ。
一国の王家に生まれた貴方であれば、この言葉が嘘では無いと分かるはず」
各国の王家に伝わる、人の本質を見抜く眼。ニルファル氏はその眼で息を凝らすようにブランディスをじっと見、そして力無く肩を落とした。
「それでは、なぜ父はあんなことを…っ!
父、さん……お父さん…!!!」
王といえどまだ彼は14だ。それにこれからは彼が国を背負っていかなければならない。ニルファル氏の涙には、現実を受け止めきれないという拒絶と、何としても国を守らねばという覚悟が入り混じっていた。
「心中お察しします」
ヴェインの言葉を合図に、ニルファル氏はひとしきり声をあげて泣いた。おそらく自国では一人で重圧に耐えていたのだろう。
部屋中に響く彼の泣き声に、皆が表情を歪め、心を痛めた。
我慢していた涙を出し切った彼は、息を整えゆっくりとこちらを向き、私の腕の中で憔悴しているアキオを捉えた。その目から怒りは消えていた。
「アキオ殿、と言いましたか……。
私は一国の王でありながら、貴方の本質を見ようとせず、怒りに任せて……本当に、本当に申し訳ございませんでした…っ!なんとお詫びを申し上げたら」
「…っごめんなさい」
アキオとニルファル氏は同時に頭を下げた。
「……なっ、なぜ貴方が」
アキオから出た詫びの言葉に驚いたニルファル氏が不思議そうな顔をした。私も何故アキオが謝ったのかは分からないが、アキオのしたいようにさせることにした。
「不安にさせて、ごめんなさい。僕の存在があなたをとてもとても苦しませた。本当に、ごめんなさい……」
「そ、そんな…っ、そんなこと…!私はアキオ殿を…」
「雨。ニルファルさん、ですか?」
「雨……?」
「ずっと雨が降ってたんです。ここ」
「それは、精霊の力です。私はそちらのジルルドオクタイ・エーリアル・アッザ殿と同じ人間の実態を持つ精霊。エーリアル殿は空気、私は水。それで…私は父の言葉の真意を知りたくて、雨となって・・・・・ウッデビアの王都に探りを入れており…… 」
「これからは、晴れるでしょうか」
「え……?」
「ずっと雨だったから、晴れるといいな、と思って」
「は、晴れます!きっと晴れます」
「それなら、良かったです………」
アキオは安心したのか、ゆっくりと目を閉じて私の腕の中で眠ってしまった。
「ッ、アキオ殿!?」
「心配ない。眠っているだけだ。疲れたのだろう」
「よ、よかった……」
「よくねーよ」
一連の流れを傍観していた父は、至極不機嫌そうな顔を隠さずしてそう言った。
「……父上、貴方はなぜここに」
「つい先ほどまでブランディスとともにポロニアの町の支援に参加していたんだけどな。お前に付けた精霊がとんでもない血相で呼ぶもんで、空気になって飛んできた。ポロニアって言ったら、ダリタリの町のさらに向こうにある。馬車じゃあどんなに早くても3、4日はかかるだろう。それがなんと精霊の力なら一瞬だ。空気になれるからな私は。そう、この、"ウーシットの間じゃ基本的に禁じられている力 " なら、一瞬で移動可能。なぜなら空気そのものだからだ。便利だなあ。この "禁じられた力" は」
わざとらしい言い回しをしながらジロリと睨みつけた先にいたのは、ニルファル氏。
「っ……」
「おい。自分が何をしたか分かってんのかアンディーネ。精霊の名に恥じぬよう生きろと言ったはずだが忘れたか。お前はアキオ殿に恐怖を与えただけでなく、同胞をも危険に晒したんだぞ」
父は額に青筋を走らせて捲し立てる。
ニルファル氏は体を縮こまらせて顔を青くし、ただ大人しくに耳を傾けている。父がこれほどまでに怒っている理由を、痛いほど理解しているからだろう。
「ウーシットが自身の寄与する万物そのものに成り代わることができると言う事実は、遠く昔より世間には秘められてきた。一部の王族や研究者しか知り得ない。何故だかわかるか?理由は簡単だ。"危険" だからだ。お前は何日にも渡りこの力を使って雨となり我が国の王都に降り注いだと言ったな。
もしここに居るのが王や軍人じゃなく、人攫いや盗賊だったらどうなる。あいつらは人も動物も関係ない。珍しいものであれば何でも手に入れようとする。手段を選ばない。私やお前は太刀打ちできたとしても、非力な動物のウーシットはどうなる。拷問や実験の末に命を落とす仲間をこの目で幾多も見てきた。
王子だか国王だか知らんが、我々ウーシットを脅かす者は例え同胞だろうと敵とみなす」
父は基本的に、聞いている側の肝が冷える物言いをする。それは一国の王であろうと変わらなかった。
父はニルファル氏が生まれて間もない頃から、彼を王家の人間である前に1人のウーシットととして扱い、いわば異質の者同士、国を超えて彼を支えてきた。そのともすれば無礼ともとれる態度は、ニルファル氏にとって救いだったと本人から聞いたこともある。
「申し訳っ…ございません……!!!」
父には頭が上がらないのか、自分がした事の重大さに気づいたのか、自責の念に駆られた表情で下を向く彼の肩を父はポンとひとつ叩き、「分かったならいい」とその腕に引き寄せた。
10
お気に入りに追加
375
あなたにおすすめの小説
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
【完結】別れ……ますよね?
325号室の住人
BL
☆全3話、完結済
僕の恋人は、テレビドラマに数多く出演する俳優を生業としている。
ある朝、テレビから流れてきたニュースに、僕は恋人との別れを決意した。
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
異世界転生先でアホのふりしてたら執着された俺の話
深山恐竜
BL
俺はよくあるBL魔法学園ゲームの世界に異世界転生したらしい。よりにもよって、役どころは作中最悪の悪役令息だ。何重にも張られた没落エンドフラグをへし折る日々……なんてまっぴらごめんなので、前世のスキル(引きこもり)を最大限活用して平和を勝ち取る! ……はずだったのだが、どういうわけか俺の従者が「坊ちゃんの足すべすべ~」なんて言い出して!?
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
私の事を調べないで!
さつき
BL
生徒会の副会長としての姿と
桜華の白龍としての姿をもつ
咲夜 バレないように過ごすが
転校生が来てから騒がしくなり
みんなが私の事を調べだして…
表紙イラストは みそかさんの「みそかのメーカー2」で作成してお借りしています↓
https://picrew.me/image_maker/625951
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる