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幕開けのツリーハウス
人類の始まり②
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「残された始祖人は、両先祖の気持ち、つまり純粋な人間の嘆きも、始祖たちの叡智の追求も、どちらも理解できた。
もう2度と同じ過ちは起こさぬよう、このような歴史を繰り返さぬよう、時間をかけて、同じ遺伝子の形を持つ者同士でしか子孫を成し得ないような体の作りに進化していったというわけだ」
体が進化を遂げるほどの悲願。
残された始祖人はどんな気持ちだったんだろう。
同性同士の交際や婚姻が主流なのも、その進化が関係しているのだろうか。
「始祖が滅びた翌年、政治を司る生物が始祖人のみになり、HG暦が始まった。現在は暦6066年だ」
物語を締め括るようにジルさんが言った。
人類の進化、そこに渦巻く感情は決して穏やかなものばかりでは無い。
僕たちは、先人の期待や歓喜、興奮、憎悪、悲哀、快楽、幸福、言い表せないほど多くの感情の上に立っている。
それはどこの世界も同じだと思う。けれど、今この物語の上に立っているのはジルさんたち『この世界の人間』だ。僕がこれ以上悲しんだり怒ったり感動したりしていいものじゃない。それはこの世界の人たちにのみ許された権利だ。
ただ、どうしても、どうしても気になって落ち着かないことが1つだけあるのだ。それだけは聞いておきたい・・・!!!
ーーージルさんもバジリスクになれるのですか?
期待に胸が膨らみすぎて紙いっぱいの大きな文字になってしまい、ジルさんに困惑の目を向けられる。
仕方がないじゃないか。気になって気になって、本当はもう途中からそればかりが頭をよぎってしょうがなかったんだから。
ジルさんは、僕に非常に悲しい事実を伝えた。
「期待に応えられず申し訳ない。私も父も始祖人ではないのだ。
この約6000年の間に純粋な始祖の遺伝は薄れてしまった。私も血は引きこそすれ、ただの人間なんだ」
え?でもイガさんは・・・
自分馬車引きます!と誇らしげに胸を叩くイガさんが思い出される。人間なら、ユニコーンにはなれないのでは?
「大体HG暦2000年を超えたあたりで人間と始祖人が半々になり、3000年の頃には殆どが人間になっていた。
しかし稀にイガのように先祖返りを起こす者もいる。イガは正真正銘の始祖人だ」
ジルさんが話すその様子は、息子が100点を取ったのを人に自慢するかのように誇らしげだ。自分の部下の事がとても大切なんだろう。
「ちなみに始祖人なのか人間なのか、その区別は細かいものも含めると多数あるが、最もわかりやすいのは、獣体化が可能か否かというところだな」
そうか。なんだ、バジリスクバージョンのジルさんも見たかったなあ。
顔を落としていると、
「アキオのような子にこういった話が出来て嬉しい。
民間人は教育を受ける機会が与えられなかった者が多く、世界の歴史や社会情勢すら伝えられずに育ってきた。
軍人や貴族が当然に得ている知識を、得る機会すら与えられなかったのだ。
自分が何者かもわからず生きている者も未だに多いのだろう」
と、ジルさんが慈しむような声をこちらに向ける。
そんな顔されたら、本当に慈しまれていると思ってしまう。
ジルさんが僕にこんなに良くしてくれるのは仕事だからだ。
たまたま被害を受けた場所に軍の捜査が入り、たまたま人攫いに別枠として扱われ、憔悴の激しかった僕を王都に行けるくらいの体力が戻るまで世話をしてくれているだけだ。
そうか、王都に行ったら僕は独り立ちしなければいけないのか。
そこでおそらくジルさんとはお別れ。
1人で生きていけるように、今のうちに可能な限りこの世界について学んでおいた方がいいだろう。
「しかしアキオは不思議な子だ。難しい話や言葉も理解するし、文字も書ける」
感心するように呟く言葉に、僕の体がほんの一瞬びくっと跳ねた。
「無理にとは言わない。アキオが今まで何をして生き、どういう場所で育ったのか、もし私に伝えてもいいと思った時にはどんなことでも言って欲しい。それで君を嫌ったり、無礼に探ったりするようなことは決して無いと誓う」
そんなこと。
異世界の存在を口にされた瞬間は、正直迷った。この人に話しても「なんだそうだったのか」と受け流してくれるのではと期待した。
しかし異世界の扉は消滅した。僕がここに居ることは、あってはならない事実なのだ。
どうせ王都まで行けばお別れ。それまでなんとか誤魔化せたら・・・
「私の言葉を負担に感じないでくれ。
私はアキオのことを知りたい。しかしアキオが秘密を守りぬこうと、それもまた君の権利だ。伝える自由も伝えない自由も、両方持っていることを忘れないでほしい」
正直どう言葉を返していいかわからない。
誰かに、このように接されたことがないからだ。
自由を与えられても困ってしまう。僕がすべきことを与えて欲しい。そしたらその通りにするから。
「今のは独り言だと思ってくれ。
さあ、そろそろ入らないと冷えてしまう」
僕を抱えたジルさんの顔を、なぜかとても遠くに感じてしまった。
◆
こうして少し野生的な課外授業を楽しんだ後は、シャワー室に連れて行かれ、足の裏を綺麗にされた。
そして寝室に上がり、なぜかゴロンと寝かされた。
え?お昼寝?
さっき朝ご飯食べたばかりなのに。
と思っていると、ジルさんはなぜか僕を揉み解し始めた。
ゴツゴツした手で太腿や膝、脹脛の筋肉を解す顔は厳格そのもので、いたって真面目であることには違いないのだが、何の説明もなしにされると戸惑ってしまう。
一通り揉まれた後、ジルさんは自分の膝に僕の足首をのせ、踵を手のひらで包み込むように握り、もう片方の手で足首を押さえる。
そして僕のつま先をこちらへとゆっくり倒す。
すると脹脛の筋肉がとっても良い感じになる。脹脛の気持ちを代弁するとしたら「伸びるぅぅぅーー」って感じだ。
踵を包んでいた方の手を爪先の方に持っていき、もう一度こちらへ倒す。
今度は足の指たちが「伸びるぅぅぅーー」と言っている。
何これジルさん、とっても気持ちいいけど、いきなり何?
「アキオが降りたいと言ったので、つい気が弾んで無理をさせてしまった。本来、久しぶりに筋肉を使う時はこういったストレッチをしてからの方がいいのだが。辛くはないか」
あ、はいとても気持ちいいです。
というかジルさん、やはり気持ちが弾んでいたのか。
よし、だんだんわかるようになってきたぞ。
マッサージとストレッチが済んだら、寝転んだ状態で片膝ずつ曲げ、ジルさんの手のひらを足で押す練習をした。
何とも無礼な行為であるが、これがリハビリというやつらしい。
最初は緩やかに力を込める掌を、すんなりと押し返す。
回数を重ねるごとにジルさんの手の力は強くなっていき、力を込めて踏ん張るように蹴りつける。
右足が終わったら左足。
時間をかけて数十回ずつを繰り返した頃、元々体力の乏しかった僕はこれだけで息が上がってしまう。
苦しくなる直前にタイミングを見計らったジルさんが「休憩しよう」といってくれた。
僕の生い立ちを語るのはまだ勇気が出ないが、昨夜の、とっても気になっていたア・レ・を、意を決して聞いて見ようと思う。
グッとペンを握り込み、
ーーーどうやって子を成すのですか?
と書いた。
もう2度と同じ過ちは起こさぬよう、このような歴史を繰り返さぬよう、時間をかけて、同じ遺伝子の形を持つ者同士でしか子孫を成し得ないような体の作りに進化していったというわけだ」
体が進化を遂げるほどの悲願。
残された始祖人はどんな気持ちだったんだろう。
同性同士の交際や婚姻が主流なのも、その進化が関係しているのだろうか。
「始祖が滅びた翌年、政治を司る生物が始祖人のみになり、HG暦が始まった。現在は暦6066年だ」
物語を締め括るようにジルさんが言った。
人類の進化、そこに渦巻く感情は決して穏やかなものばかりでは無い。
僕たちは、先人の期待や歓喜、興奮、憎悪、悲哀、快楽、幸福、言い表せないほど多くの感情の上に立っている。
それはどこの世界も同じだと思う。けれど、今この物語の上に立っているのはジルさんたち『この世界の人間』だ。僕がこれ以上悲しんだり怒ったり感動したりしていいものじゃない。それはこの世界の人たちにのみ許された権利だ。
ただ、どうしても、どうしても気になって落ち着かないことが1つだけあるのだ。それだけは聞いておきたい・・・!!!
ーーージルさんもバジリスクになれるのですか?
期待に胸が膨らみすぎて紙いっぱいの大きな文字になってしまい、ジルさんに困惑の目を向けられる。
仕方がないじゃないか。気になって気になって、本当はもう途中からそればかりが頭をよぎってしょうがなかったんだから。
ジルさんは、僕に非常に悲しい事実を伝えた。
「期待に応えられず申し訳ない。私も父も始祖人ではないのだ。
この約6000年の間に純粋な始祖の遺伝は薄れてしまった。私も血は引きこそすれ、ただの人間なんだ」
え?でもイガさんは・・・
自分馬車引きます!と誇らしげに胸を叩くイガさんが思い出される。人間なら、ユニコーンにはなれないのでは?
「大体HG暦2000年を超えたあたりで人間と始祖人が半々になり、3000年の頃には殆どが人間になっていた。
しかし稀にイガのように先祖返りを起こす者もいる。イガは正真正銘の始祖人だ」
ジルさんが話すその様子は、息子が100点を取ったのを人に自慢するかのように誇らしげだ。自分の部下の事がとても大切なんだろう。
「ちなみに始祖人なのか人間なのか、その区別は細かいものも含めると多数あるが、最もわかりやすいのは、獣体化が可能か否かというところだな」
そうか。なんだ、バジリスクバージョンのジルさんも見たかったなあ。
顔を落としていると、
「アキオのような子にこういった話が出来て嬉しい。
民間人は教育を受ける機会が与えられなかった者が多く、世界の歴史や社会情勢すら伝えられずに育ってきた。
軍人や貴族が当然に得ている知識を、得る機会すら与えられなかったのだ。
自分が何者かもわからず生きている者も未だに多いのだろう」
と、ジルさんが慈しむような声をこちらに向ける。
そんな顔されたら、本当に慈しまれていると思ってしまう。
ジルさんが僕にこんなに良くしてくれるのは仕事だからだ。
たまたま被害を受けた場所に軍の捜査が入り、たまたま人攫いに別枠として扱われ、憔悴の激しかった僕を王都に行けるくらいの体力が戻るまで世話をしてくれているだけだ。
そうか、王都に行ったら僕は独り立ちしなければいけないのか。
そこでおそらくジルさんとはお別れ。
1人で生きていけるように、今のうちに可能な限りこの世界について学んでおいた方がいいだろう。
「しかしアキオは不思議な子だ。難しい話や言葉も理解するし、文字も書ける」
感心するように呟く言葉に、僕の体がほんの一瞬びくっと跳ねた。
「無理にとは言わない。アキオが今まで何をして生き、どういう場所で育ったのか、もし私に伝えてもいいと思った時にはどんなことでも言って欲しい。それで君を嫌ったり、無礼に探ったりするようなことは決して無いと誓う」
そんなこと。
異世界の存在を口にされた瞬間は、正直迷った。この人に話しても「なんだそうだったのか」と受け流してくれるのではと期待した。
しかし異世界の扉は消滅した。僕がここに居ることは、あってはならない事実なのだ。
どうせ王都まで行けばお別れ。それまでなんとか誤魔化せたら・・・
「私の言葉を負担に感じないでくれ。
私はアキオのことを知りたい。しかしアキオが秘密を守りぬこうと、それもまた君の権利だ。伝える自由も伝えない自由も、両方持っていることを忘れないでほしい」
正直どう言葉を返していいかわからない。
誰かに、このように接されたことがないからだ。
自由を与えられても困ってしまう。僕がすべきことを与えて欲しい。そしたらその通りにするから。
「今のは独り言だと思ってくれ。
さあ、そろそろ入らないと冷えてしまう」
僕を抱えたジルさんの顔を、なぜかとても遠くに感じてしまった。
◆
こうして少し野生的な課外授業を楽しんだ後は、シャワー室に連れて行かれ、足の裏を綺麗にされた。
そして寝室に上がり、なぜかゴロンと寝かされた。
え?お昼寝?
さっき朝ご飯食べたばかりなのに。
と思っていると、ジルさんはなぜか僕を揉み解し始めた。
ゴツゴツした手で太腿や膝、脹脛の筋肉を解す顔は厳格そのもので、いたって真面目であることには違いないのだが、何の説明もなしにされると戸惑ってしまう。
一通り揉まれた後、ジルさんは自分の膝に僕の足首をのせ、踵を手のひらで包み込むように握り、もう片方の手で足首を押さえる。
そして僕のつま先をこちらへとゆっくり倒す。
すると脹脛の筋肉がとっても良い感じになる。脹脛の気持ちを代弁するとしたら「伸びるぅぅぅーー」って感じだ。
踵を包んでいた方の手を爪先の方に持っていき、もう一度こちらへ倒す。
今度は足の指たちが「伸びるぅぅぅーー」と言っている。
何これジルさん、とっても気持ちいいけど、いきなり何?
「アキオが降りたいと言ったので、つい気が弾んで無理をさせてしまった。本来、久しぶりに筋肉を使う時はこういったストレッチをしてからの方がいいのだが。辛くはないか」
あ、はいとても気持ちいいです。
というかジルさん、やはり気持ちが弾んでいたのか。
よし、だんだんわかるようになってきたぞ。
マッサージとストレッチが済んだら、寝転んだ状態で片膝ずつ曲げ、ジルさんの手のひらを足で押す練習をした。
何とも無礼な行為であるが、これがリハビリというやつらしい。
最初は緩やかに力を込める掌を、すんなりと押し返す。
回数を重ねるごとにジルさんの手の力は強くなっていき、力を込めて踏ん張るように蹴りつける。
右足が終わったら左足。
時間をかけて数十回ずつを繰り返した頃、元々体力の乏しかった僕はこれだけで息が上がってしまう。
苦しくなる直前にタイミングを見計らったジルさんが「休憩しよう」といってくれた。
僕の生い立ちを語るのはまだ勇気が出ないが、昨夜の、とっても気になっていたア・レ・を、意を決して聞いて見ようと思う。
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