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幕開けのツリーハウス
驚愕のツリーハウス
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せっかくジルさんが用意してくれた料理は、結局4分の1も食べることができなかった。それでも充分すぎるほどお腹は満たされた。残ったのはお昼に回すのかな、なんて思っていたら、ジルさんが殆ど食べ切ってしまった。
胃袋も軍人なんだね。
後片付けを終え(全部ジルさんがやった)、昨夜イガさんが持ってきてくれた服に着替える。
この国の服の襟は、少し丸みがあって立っているのが主流らしく、僕が貰ったシャツもほとんどが首を半分くらいまで覆うものだった。
そういえばジルさんが着てるのも、ジルさんに借りたのも立ち襟だったな。
たくさんの服の中からジルさんが選んでくれたのはかぶるタイプのシャツで、胸あたりまで狭めの間隔で6つボタンが付いている。袖はふんわりゆったりとしているが手首のあたりでキュッと絞まっていて、そこにもボタンが2つずつ付いている。
キナリ地に細かめのストライプが入っており、ストライプは一見黒に見えるが、よく観察すると、暗いえんじ色、紺、緑が交互に並んでいる。
下はスラックスみたいな黒の長ズボンで、裾にちょっとだけスリットが入っていた。
イガさんのセンスは良いらしいから、これはおそらくオシャレなんだろう。
これで僕はめでたくぶかぶかから卒業した。
そして、何か気になるものを見つけたらすぐに聞けるように、ペンと紙を握り、いつものようにジルさんの安定感ある腕で運ばれた。開けられた玄関の外を見ると、自然豊かな光景が目に飛び込んでくる。
玄関の下は数段の階段が続いており、それを下ると森林の中に降り立ったような景色が広がる。森林と言ってもそんなに木も生えていないので見渡しが良く、地面には、一面青々とした芝が生い茂っている。
出てきた玄関を振り返って、ここで昨日一日過ごしたのかー、と感慨に浸ろうと思ったのだが、そこにあるはずの建造物は見当たらず、代わりに一本の巨木が生えているだけだった。
『巨木』と言葉にするのは至極簡単であるが、僕やジルさんが寝転んでも、木の直径には到底届かない。多分直径はジルさん4~6人分くらい?いやもっと?ものの大きさや距離感がよくわからなくなくなるほど僕の頭は不具合を起こしていて、慣れない視覚情報を整理するのでいっぱいだ。
巨木の下部は一部が非常に綺麗に切り取られ、階段状になっている。
もしかして今降りてきた階段それ?
だとするのであれば、その上にある扉が玄関ということだ。
ただの木に扉が取り付けられているような感じ。もしかして、僕たち今その木の中から出てきたのかな?
ふかふかの温かい布団で寝たのも、気持ちよいシャワーを浴びたのも、美味しいご飯を食べたのも、全てこの木の中で行ったことだというのか。
ツリーハウスとは上手いこと言ったもんだ。
僕の思ったツリーハウスとは程遠いそれ。
理解し難い言葉や自分の常識が通じないような話などは大方咀嚼し慣れ始めた自負があったが、言葉を聞くのと実際に見るのとではまるで違う。
僕は持っていた紙に急いでこの驚愕伝えた。
ーーー僕たちは、木の中に住んでいたのですか?
ジルさんは、
「これは簡易住居だから、幹をそのまま外壁、内壁として利用し、くり抜いた中心部を補強や内装に活用している」
と言う。
そういうことが聞きたかったんでは無いが、それで良いことにする。
あくまで異世界だからな、と無理矢理受け入れていると、この軍人はまたとんでも無いことを言い出した。
「町に行くとこんなものでは無いぞ。これとは比べ物にならないほど大きい一本の樹木に、数百もの世帯が居を構えている。王都まで行くと、大体3千世帯にのぼる」
3千世帯、って、樹木一本につき?
この世界では樹木の幹や枝を基礎に住居を築くのが一般的らしく、ほとんどの人間が文字通り木で暮らしているのだという。
つまり、戦争によって家を無くした人や孤児など、住居を持たない人を『木の上』の反対を意味する『路上』と呼ぶらしい。
だから人攫いも路上生活者がどうとか言っていたのか。
同じ言葉は日本にもあるし言葉自体の意味やニュアンスも同じなのに、成り立ちや由来が少し違うのがなかなか面白い。
それにしても町に行ったら数百、王都に行ったら数千世帯か。こんな巨木に怯えている場合ではないのだろう。
この調子では、王都に着いたら脳の容量が許容範囲を超えてしまいそうだ。
ちなみに、それら町の住居というのは、このようにくり抜いた木を丸々家にするのではなく、幹や枝はあくまで基礎として活用するらしい。
よくわからなかったので首を傾げていたら、ジルさんが僕の持っている紙に大きな木を描き、その中に三角と四角だけを使用した、幼稚園児が描く家みたいなのをたくさん散りばめた。
ジルさん料理は上手だけど絵は苦手か。
なんとなく分かったような、分からないような。まあ、町で実際に見てみればいっか。
僕の少々の困惑を優しく振り払うように爽やかな風が吹いた。さわさわと自然が音を立てる。ふと、足元で揺らぐ芝を足の裏で感じてみたくなって、地面を指さす。
「降りたいのか?」
ジルさんの声が心なしか弾んでいる。
こく、と頷くと、僕の両脇を支え、地面に足をつけてくれた。
陽の光に当たって暖かくなった芝が足をくすぐる。まだ自分の足では踏ん張れないけれど、自分がこの地に間違いなく存在しているのがわかって感慨深い。
小学生の時、隣の市の、少し山間方面を進んだあたりにある自然公園に行った時も、こんな広場があったっけ。
あの頃は、髪も伸びきっていて服も靴も持ち物が全て古くて、誰とも目を合わせない僕と友人になってくれるような子供は居なかった。そりゃそうだ。僕だって誰かと無理に親しい関係を築くことはしないし、彼らの立場だったら同じように振る舞っていたはず。
だから遠足の時も、良い塩梅の木陰を見つけて、1人で食事をした。あの時は何を食べたっけ。確か冷蔵庫にあったリンゴやハムなどを持って行ったかもしれない。
今は目の前にジルさんがいて、素敵な自然を一緒に味わっている。
あの頃と比べると、まるで別の人間の人生を歩んでいるようだ。
美味しい料理をお腹いっぱい食べて、介助とはいえ人と一緒にお風呂に入って、自然の良いところを共有して。
ズルズルと過去の思い出に引っ張られていたので、ジルさんの動きが怪しくなっているのに気づかなかった。
脇にあった手がそのまま滑って二の腕あたりへ、さらに肘へと移動している。
その手は変わらず力強く僕を支えるが、安定感が少しずつ失われていくのがたまらなく心細くなって、ジルさんの手を追いかけるように腕を伸ばし、キョンシーのごとく両手を釣り上げる体勢になってしまった。
ちょちょちょっと待って。ジルさん、何をしようとしているの。
なんとか体勢を保とうと、なけなしの足の筋肉を最大限に引き出して踏ん張ったので、生まれたての子鹿よろしくブルブルと震えてしまっている。
「良いぞ。良い感じだ」
全くよくありません。
声が出せていたのなら、おそらくうわあと狼狽えていたであろう。
バランスを取りながら、僕の肘を支えるジルさんの腕を掴んでこれでもかと指に力を込める。筋肉は鋼のように硬く、軍人み溢れる腕に頼もしさを感じるが、不安定であることに変わりはない。
右へぐらぐら、左へぐらぐら、後ろへぐらぐらしたところで身の危険を感じ、前のめりになって体勢を立て直そうと踏ん張る。
ついに筋肉が力尽きて、そのままジルさんの腕の中へ倒れ込んでしまった。
ぽふ、と受け止めてくれたジルさんは、
「しっかりと立てたじゃないか」
と抜かす。
ジルさんは褒めて伸ばすタイプらしく、僕の軟弱な子鹿のあんよを、そんな訳ないのに「しっかり立てた」なんて称賛してくれる。
隊員たちに慕われるはずだ。
そのまま一緒に地面に座り込み、空を眺める。
どの世界も空は青いらしい。
僕は、昨日気になっていた事の数々を聞いてみることにした。
まず、ユニコーンやバジリスクといった伝説上の生物の血を引くびっくり人間のこと。
なんと、『人間』と呼ばれる全ての現代人は、そういった生物を先祖に持つらしい。
というのも、この世界の起源というのが非常に神話めいているのだ。
胃袋も軍人なんだね。
後片付けを終え(全部ジルさんがやった)、昨夜イガさんが持ってきてくれた服に着替える。
この国の服の襟は、少し丸みがあって立っているのが主流らしく、僕が貰ったシャツもほとんどが首を半分くらいまで覆うものだった。
そういえばジルさんが着てるのも、ジルさんに借りたのも立ち襟だったな。
たくさんの服の中からジルさんが選んでくれたのはかぶるタイプのシャツで、胸あたりまで狭めの間隔で6つボタンが付いている。袖はふんわりゆったりとしているが手首のあたりでキュッと絞まっていて、そこにもボタンが2つずつ付いている。
キナリ地に細かめのストライプが入っており、ストライプは一見黒に見えるが、よく観察すると、暗いえんじ色、紺、緑が交互に並んでいる。
下はスラックスみたいな黒の長ズボンで、裾にちょっとだけスリットが入っていた。
イガさんのセンスは良いらしいから、これはおそらくオシャレなんだろう。
これで僕はめでたくぶかぶかから卒業した。
そして、何か気になるものを見つけたらすぐに聞けるように、ペンと紙を握り、いつものようにジルさんの安定感ある腕で運ばれた。開けられた玄関の外を見ると、自然豊かな光景が目に飛び込んでくる。
玄関の下は数段の階段が続いており、それを下ると森林の中に降り立ったような景色が広がる。森林と言ってもそんなに木も生えていないので見渡しが良く、地面には、一面青々とした芝が生い茂っている。
出てきた玄関を振り返って、ここで昨日一日過ごしたのかー、と感慨に浸ろうと思ったのだが、そこにあるはずの建造物は見当たらず、代わりに一本の巨木が生えているだけだった。
『巨木』と言葉にするのは至極簡単であるが、僕やジルさんが寝転んでも、木の直径には到底届かない。多分直径はジルさん4~6人分くらい?いやもっと?ものの大きさや距離感がよくわからなくなくなるほど僕の頭は不具合を起こしていて、慣れない視覚情報を整理するのでいっぱいだ。
巨木の下部は一部が非常に綺麗に切り取られ、階段状になっている。
もしかして今降りてきた階段それ?
だとするのであれば、その上にある扉が玄関ということだ。
ただの木に扉が取り付けられているような感じ。もしかして、僕たち今その木の中から出てきたのかな?
ふかふかの温かい布団で寝たのも、気持ちよいシャワーを浴びたのも、美味しいご飯を食べたのも、全てこの木の中で行ったことだというのか。
ツリーハウスとは上手いこと言ったもんだ。
僕の思ったツリーハウスとは程遠いそれ。
理解し難い言葉や自分の常識が通じないような話などは大方咀嚼し慣れ始めた自負があったが、言葉を聞くのと実際に見るのとではまるで違う。
僕は持っていた紙に急いでこの驚愕伝えた。
ーーー僕たちは、木の中に住んでいたのですか?
ジルさんは、
「これは簡易住居だから、幹をそのまま外壁、内壁として利用し、くり抜いた中心部を補強や内装に活用している」
と言う。
そういうことが聞きたかったんでは無いが、それで良いことにする。
あくまで異世界だからな、と無理矢理受け入れていると、この軍人はまたとんでも無いことを言い出した。
「町に行くとこんなものでは無いぞ。これとは比べ物にならないほど大きい一本の樹木に、数百もの世帯が居を構えている。王都まで行くと、大体3千世帯にのぼる」
3千世帯、って、樹木一本につき?
この世界では樹木の幹や枝を基礎に住居を築くのが一般的らしく、ほとんどの人間が文字通り木で暮らしているのだという。
つまり、戦争によって家を無くした人や孤児など、住居を持たない人を『木の上』の反対を意味する『路上』と呼ぶらしい。
だから人攫いも路上生活者がどうとか言っていたのか。
同じ言葉は日本にもあるし言葉自体の意味やニュアンスも同じなのに、成り立ちや由来が少し違うのがなかなか面白い。
それにしても町に行ったら数百、王都に行ったら数千世帯か。こんな巨木に怯えている場合ではないのだろう。
この調子では、王都に着いたら脳の容量が許容範囲を超えてしまいそうだ。
ちなみに、それら町の住居というのは、このようにくり抜いた木を丸々家にするのではなく、幹や枝はあくまで基礎として活用するらしい。
よくわからなかったので首を傾げていたら、ジルさんが僕の持っている紙に大きな木を描き、その中に三角と四角だけを使用した、幼稚園児が描く家みたいなのをたくさん散りばめた。
ジルさん料理は上手だけど絵は苦手か。
なんとなく分かったような、分からないような。まあ、町で実際に見てみればいっか。
僕の少々の困惑を優しく振り払うように爽やかな風が吹いた。さわさわと自然が音を立てる。ふと、足元で揺らぐ芝を足の裏で感じてみたくなって、地面を指さす。
「降りたいのか?」
ジルさんの声が心なしか弾んでいる。
こく、と頷くと、僕の両脇を支え、地面に足をつけてくれた。
陽の光に当たって暖かくなった芝が足をくすぐる。まだ自分の足では踏ん張れないけれど、自分がこの地に間違いなく存在しているのがわかって感慨深い。
小学生の時、隣の市の、少し山間方面を進んだあたりにある自然公園に行った時も、こんな広場があったっけ。
あの頃は、髪も伸びきっていて服も靴も持ち物が全て古くて、誰とも目を合わせない僕と友人になってくれるような子供は居なかった。そりゃそうだ。僕だって誰かと無理に親しい関係を築くことはしないし、彼らの立場だったら同じように振る舞っていたはず。
だから遠足の時も、良い塩梅の木陰を見つけて、1人で食事をした。あの時は何を食べたっけ。確か冷蔵庫にあったリンゴやハムなどを持って行ったかもしれない。
今は目の前にジルさんがいて、素敵な自然を一緒に味わっている。
あの頃と比べると、まるで別の人間の人生を歩んでいるようだ。
美味しい料理をお腹いっぱい食べて、介助とはいえ人と一緒にお風呂に入って、自然の良いところを共有して。
ズルズルと過去の思い出に引っ張られていたので、ジルさんの動きが怪しくなっているのに気づかなかった。
脇にあった手がそのまま滑って二の腕あたりへ、さらに肘へと移動している。
その手は変わらず力強く僕を支えるが、安定感が少しずつ失われていくのがたまらなく心細くなって、ジルさんの手を追いかけるように腕を伸ばし、キョンシーのごとく両手を釣り上げる体勢になってしまった。
ちょちょちょっと待って。ジルさん、何をしようとしているの。
なんとか体勢を保とうと、なけなしの足の筋肉を最大限に引き出して踏ん張ったので、生まれたての子鹿よろしくブルブルと震えてしまっている。
「良いぞ。良い感じだ」
全くよくありません。
声が出せていたのなら、おそらくうわあと狼狽えていたであろう。
バランスを取りながら、僕の肘を支えるジルさんの腕を掴んでこれでもかと指に力を込める。筋肉は鋼のように硬く、軍人み溢れる腕に頼もしさを感じるが、不安定であることに変わりはない。
右へぐらぐら、左へぐらぐら、後ろへぐらぐらしたところで身の危険を感じ、前のめりになって体勢を立て直そうと踏ん張る。
ついに筋肉が力尽きて、そのままジルさんの腕の中へ倒れ込んでしまった。
ぽふ、と受け止めてくれたジルさんは、
「しっかりと立てたじゃないか」
と抜かす。
ジルさんは褒めて伸ばすタイプらしく、僕の軟弱な子鹿のあんよを、そんな訳ないのに「しっかり立てた」なんて称賛してくれる。
隊員たちに慕われるはずだ。
そのまま一緒に地面に座り込み、空を眺める。
どの世界も空は青いらしい。
僕は、昨日気になっていた事の数々を聞いてみることにした。
まず、ユニコーンやバジリスクといった伝説上の生物の血を引くびっくり人間のこと。
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