強面営業マンに恋してます。

yu-kie

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《小話》

whitedayの挽回!①

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《圭樹side》

whitedayは散々で、深雪ちゃんにも心配掛けたあげく手づくりケーキもつくれなかった。

療養中も、ケーキ作成禁止令が出されて、家でおとなしく過ごす数日。

はじめのうちは体も重く出掛ける気持ちにもなれずにいて、体が楽になったある日、彼女が先生に紹介された、心療内科に行く事にした。

僕の中では心配病と言っているが…これが治せるのならと通うことにしたのだ。

 *

病院の受け付けに声を掛け、初診であることを話し、渡された問診票にチェックをした。

病院には意外と普通に暮らしているように思えるご婦人や仕事の合間に来ただろうサラリーマンやら、待合室に数人いた。

そのあとは先生に話を聞かれたりと、時間はアッと言う間にたち…次の予約を取り、薬をもらい、病院をあとにした。

思い知らされたのは…直ぐには治らないと言うこと。まあ、個人差があるそうだけど。それに、突発的にぶり返すこともあるのだそう…。

仕事はもういつからでも復帰してもいいだろうと言われたので、その足で、職場に向かった。

「あ、戸山です、ご迷惑をおかけしてすみません。今病院を出まして…はい、これからお話しに行ってもよろしいですか?」

電話の先は営業所の所長。

不在だといけないからと電話して…今は休憩していて営業所に戻っているとのこと。

僕は気合いを入れ直し、プー・メッシュへと向かった。
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