94 / 96
《小話》
whitedayの挽回!①
しおりを挟む
《圭樹side》
whitedayは散々で、深雪ちゃんにも心配掛けたあげく手づくりケーキもつくれなかった。
療養中も、ケーキ作成禁止令が出されて、家でおとなしく過ごす数日。
はじめのうちは体も重く出掛ける気持ちにもなれずにいて、体が楽になったある日、彼女が先生に紹介された、心療内科に行く事にした。
僕の中では心配病と言っているが…これが治せるのならと通うことにしたのだ。
*
病院の受け付けに声を掛け、初診であることを話し、渡された問診票にチェックをした。
病院には意外と普通に暮らしているように思えるご婦人や仕事の合間に来ただろうサラリーマンやら、待合室に数人いた。
そのあとは先生に話を聞かれたりと、時間はアッと言う間にたち…次の予約を取り、薬をもらい、病院をあとにした。
思い知らされたのは…直ぐには治らないと言うこと。まあ、個人差があるそうだけど。それに、突発的にぶり返すこともあるのだそう…。
仕事はもういつからでも復帰してもいいだろうと言われたので、その足で、職場に向かった。
「あ、戸山です、ご迷惑をおかけしてすみません。今病院を出まして…はい、これからお話しに行ってもよろしいですか?」
電話の先は営業所の所長。
不在だといけないからと電話して…今は休憩していて営業所に戻っているとのこと。
僕は気合いを入れ直し、プー・メッシュへと向かった。
whitedayは散々で、深雪ちゃんにも心配掛けたあげく手づくりケーキもつくれなかった。
療養中も、ケーキ作成禁止令が出されて、家でおとなしく過ごす数日。
はじめのうちは体も重く出掛ける気持ちにもなれずにいて、体が楽になったある日、彼女が先生に紹介された、心療内科に行く事にした。
僕の中では心配病と言っているが…これが治せるのならと通うことにしたのだ。
*
病院の受け付けに声を掛け、初診であることを話し、渡された問診票にチェックをした。
病院には意外と普通に暮らしているように思えるご婦人や仕事の合間に来ただろうサラリーマンやら、待合室に数人いた。
そのあとは先生に話を聞かれたりと、時間はアッと言う間にたち…次の予約を取り、薬をもらい、病院をあとにした。
思い知らされたのは…直ぐには治らないと言うこと。まあ、個人差があるそうだけど。それに、突発的にぶり返すこともあるのだそう…。
仕事はもういつからでも復帰してもいいだろうと言われたので、その足で、職場に向かった。
「あ、戸山です、ご迷惑をおかけしてすみません。今病院を出まして…はい、これからお話しに行ってもよろしいですか?」
電話の先は営業所の所長。
不在だといけないからと電話して…今は休憩していて営業所に戻っているとのこと。
僕は気合いを入れ直し、プー・メッシュへと向かった。
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説

【完結】あなたのいない世界、うふふ。
やまぐちこはる
恋愛
17歳のヨヌク子爵家令嬢アニエラは栗毛に栗色の瞳の穏やかな令嬢だった。近衛騎士で伯爵家三男、かつ騎士爵を賜るトーソルド・ロイリーと幼少から婚約しており、成人とともに政略的な結婚をした。
しかしトーソルドには恋人がおり、結婚式のあと、初夜を迎える前に出たまま戻ることもなく、一人ロイリー騎士爵家を切り盛りするはめになる。
とはいえ、アニエラにはさほどの不満はない。結婚前だって殆ど会うこともなかったのだから。
===========
感想は一件づつ個別のお返事ができなくなっておりますが、有り難く拝読しております。
4万文字ほどの作品で、最終話まで予約投稿済です。お楽しみいただけましたら幸いでございます。
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。アメリアは真実を確かめるため、3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話

【完結】あなたを忘れたい
やまぐちこはる
恋愛
子爵令嬢ナミリアは愛し合う婚約者ディルーストと結婚する日を待ち侘びていた。
そんな時、不幸が訪れる。
■□■
【毎日更新】毎日8時と18時更新です。
【完結保証】最終話まで書き終えています。
最後までお付き合い頂けたらうれしいです(_ _)

妹は奪わない
緑谷めい
恋愛
妹はいつも奪っていく。私のお気に入りのモノを……
私は伯爵家の長女パニーラ。2つ年下の妹アリスは、幼い頃から私のお気に入りのモノを必ず欲しがり、奪っていく――――――な~んてね!?

聖女のわたしを隣国に売っておいて、いまさら「母国が滅んでもよいのか」と言われましても。
ふまさ
恋愛
「──わかった、これまでのことは謝罪しよう。とりあえず、国に帰ってきてくれ。次の聖女は急ぎ見つけることを約束する。それまでは我慢してくれないか。でないと国が滅びる。お前もそれは嫌だろ?」
出来るだけ優しく、テンサンド王国の第一王子であるショーンがアーリンに語りかける。ひきつった笑みを浮かべながら。
だがアーリンは考える間もなく、
「──お断りします」
と、きっぱりと告げたのだった。

仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──


アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる