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〔*章〕番外編・夢
《夢を見ました》中。異世界編。
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私はこの睨まれた顔にもときめいている。
何故だろう。
何故だか愛しくて可愛くて…。
でも、私はここに魔法使いとしてきている身。
この気持ちは我が身のうちに秘めておこう。
*
そう…私は隣の国の王女で、こちらの国に守られている、同盟国。
城に使える身、嫌でも警護やらで同行することもあり、二人きりにならないようになるべく警護の他の魔法使いや兵について歩くようにした。
私の片想いはこうして終わるはずだった。
*
ある日私は魔法道場で魔力を引き出し基礎魔法の火、水、風の三種類を練習していた。
「やっと二人きりになれた。」
「ケイジュ王子?どうされましたか?こんなところまで…」
「君が好きです。」
ガバッとはぐされた。
「私も…お慕いしております‼」
流れでキスをしてしまい…
はっと我に返り、父との約束を思い出す。
―『王子は独身でおられる…軽はずみな行動は謹みなさい…』―
突き飛ばして逃げさった。
そして、私は故郷へ慌ただしく帰国した。
しばらくして…
ケイジュ王子は、魔法使いミユキィーを派遣した隣国へ書面を送る。
ミユキィーを返してほしいこと…を。
次の日王が直々にケイジュ王子の国へと訪れました。
隣国の王直々の訪問にケイジュ王子の兄である王が面会に応じ経緯を聞く。
「弟が…姫君に告白ですか…」
「はい、しかしながら我が国はあなた様に敗れた国。名を汚してはならないと思うのですが、もしも二人が同じ思いであるなら…何とかしてやりたく…ご相談に参りました。」
「私にお任せください。悪いようには致しません。」
こうして、二人の王は何やら約束をし…隣国の王は一旦帰り、後日、隣国の王は姫君を連れてこの白く聳え立つお城へ訪れるのであった。
何故だろう。
何故だか愛しくて可愛くて…。
でも、私はここに魔法使いとしてきている身。
この気持ちは我が身のうちに秘めておこう。
*
そう…私は隣の国の王女で、こちらの国に守られている、同盟国。
城に使える身、嫌でも警護やらで同行することもあり、二人きりにならないようになるべく警護の他の魔法使いや兵について歩くようにした。
私の片想いはこうして終わるはずだった。
*
ある日私は魔法道場で魔力を引き出し基礎魔法の火、水、風の三種類を練習していた。
「やっと二人きりになれた。」
「ケイジュ王子?どうされましたか?こんなところまで…」
「君が好きです。」
ガバッとはぐされた。
「私も…お慕いしております‼」
流れでキスをしてしまい…
はっと我に返り、父との約束を思い出す。
―『王子は独身でおられる…軽はずみな行動は謹みなさい…』―
突き飛ばして逃げさった。
そして、私は故郷へ慌ただしく帰国した。
しばらくして…
ケイジュ王子は、魔法使いミユキィーを派遣した隣国へ書面を送る。
ミユキィーを返してほしいこと…を。
次の日王が直々にケイジュ王子の国へと訪れました。
隣国の王直々の訪問にケイジュ王子の兄である王が面会に応じ経緯を聞く。
「弟が…姫君に告白ですか…」
「はい、しかしながら我が国はあなた様に敗れた国。名を汚してはならないと思うのですが、もしも二人が同じ思いであるなら…何とかしてやりたく…ご相談に参りました。」
「私にお任せください。悪いようには致しません。」
こうして、二人の王は何やら約束をし…隣国の王は一旦帰り、後日、隣国の王は姫君を連れてこの白く聳え立つお城へ訪れるのであった。
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