強面営業マンに恋してます。

yu-kie

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〔*章〕番外編・夢

《夢を見ました》上。異世界編。

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《そう、これは夢の中…》

緑豊かな大地にそびえる白いお城がありました。

王国の王様はケイジュ。

魔法使いのミユキィーは城に使える魔法使い。

王様は強面で花嫁候補の姫君達から怖がられ、縁談はなかなか進まずにいました。

彼は見た目と反して心はとてもデリケート。

真夜中、眠れず庭に散歩に出たケイジュ王子は、可愛らしい少女を見つけました。

彼女の名はミユキィー。魔法使いです。何か探し物をしているようでよつん這いになり、魔法で現れた光の球体を浮かべ足元を照らした状態。

形見の髪どめが光に反射し存在を知らせ、てを伸ばしたら、突如現れた誰かの足に触れていました。

「何者だ。」

強面な貴族を思わせるその人の見下ろす姿は睨みが鋭く、ドキリとした。

「城に使える魔法使いのミユキィーです。真夜中にご無礼いたしました。」

ミユキィーは目的のものを握りしめると正座し頭を地面につくほどに伏せた。

「なぜここにいた?」

「紛失した形見を探しておりましたが…見つかりました。」

「そうか。夜も遅いから気を付けなさい。」

王子はミユキィーの頭をポンポン撫で、ミユキィーは顔をあげると、満面の笑みの王子がいて私は心を奪われた。

キュン。

王子もミユキィーがちっさくてちょこまかして愛しく思った。

二人に恋が芽生えた瞬間だった。



   ― ― ― ― ― ― ― ―

ちょっと重い話になったりしたので、番外編らしい話をと思いかいてみました。

上、中、下で書きます。

お楽しみ頂ければ幸いです。
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