強面営業マンに恋してます。

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〔*章〕番外編・《心》

whiteday④

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私は圭樹さんを寝かせて彼の会社に連絡を取る。近くだけど、さすがに彼をいかせれない。

数日後。

私は仕事から帰ってきたら、彼がキッチンにたつ姿を見た。

ご飯は作ったものや買っておいたお総菜を冷蔵庫に。

何か手の込んだものを作ることを禁止していてヒヤリとした。

今日はwhitedayだった。

「ただいま。」

「お帰り。明日…深雪ちゃんが教えてくれた病院行ってみるよ。今日は営業所に行って所長に相談してきたんだ。それで決めた。」

「そう。良かったね。」

「嫌でも担当のデパートにはいかなきゃいけないからね、心配症?お節介病?ちゃんと向き合えないと…君を守れない。」

私は守ると言う言葉にドキンと胸をかたならせた。

「うん。守ってね。」

私は満面の笑みで彼に抱きつく。

彼は笑いながら箱を取り出す。

「今回は作れなかったから店で買っておいた。」

「こ、これはデパートでは売り出さない~あの、プー・メッシュ特性の特大スフレ!うほぉ。」

「深雪ちゃん、食べる前に、はぐさせて。」

「うん。」

顔色もよくなり元気になってきた彼を見て安堵して…私は彼の胸に飛び付いた。

ラブラブな時間をすごし次の日…

彼は心療内科に訪れた。

   ◆ ◇ ◆ ◇


私は仕事で付き添えず、彼は一人でそこへ向かった。

…そこは某有名な心療内科だった。

仕事の合間に来るサラリーマン、老若男女問わず、様々な人が来ていたそうだ。

先生に色々と質問され…仕事に出ても大丈夫かその相談もしてみたとか…

  ◇ ◆ ◇ ◆

帰宅した私に彼は明日から仕事に行くと意気込んだ。

「大丈夫?」

「そのために飲み薬もらったから…どうなるかはわかんないけど、気持ちを抑える効果もあるみたい。気長に付き合ってくよ。」

「そっか。わかった。」

私はそう返事をして、笑顔を向ける。

心的ストレスは誰でも抱えやすいこの世の中…

皆、元気な顔して、圭樹さんみたいに抱えてるものがあるのかもしれない…そう思えば、彼の抱えるものを受け入れやすくなった。

まあ、なんとかなるで、楽しく行こう。

夕飯も終わり…お風呂後…久々にお布団でいちゃいちゃした…


今は
…3月のwhitedayも過ぎた4月近付く…季節は春、桜の季節。

気持ちを新たに…日常が始まる。

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