強面営業マンに恋してます。

yu-kie

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〔*章〕番外編・その1

②女の子の魔法の時間

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…ステーさんの彼女は大人しくて可愛らしい人。ステーさんの突拍子無いことを笑顔で受け止めてきた懐深い優しい人。

佐々木美紅みくさん。

鏡の前に座る彼女は、私にゆだね、私は恋する女子を表現してみた。淡いオレンジのチークを頬にシュッシュッと筆を優しくなで、キラキラ光るパウダーをブラシを使い優しくその上にふわりとのせる。

アイライナーにマスカラ。

アイシャドーは…瞼の部位により色分けして塗る、控えめなピンクや瞼の際を主張するパープル。

さあ、キラキラ恋する女子の完成です。

色気を添えてみました。

素材が良いだけに、メイクはそれ以上に彼女の魅力を引き出してくれた。

ステーさんは録画を止めて…いつもの女子っぽい表情が男の顔に変わった。

「美紅、綺麗。」

ステーさんへの効果は絶大だった模様。

佐々木さんも大変満足されて、本日使ったアイライナーにマスカラ、アイシャドーにチークにフェイスパウダーざっと一式ステーさんにお買い上げいただいた。

ステーさん、いつもあの表情していたら美男子好きは放っておかないだろう。ん~イケメンだ!

これから二人はどこに行くやら、なんか腰にてを添えて佐々木さんは連れ去られた。

あ。やばい。妄想しかけた。

 *

私の仕事は一旦休憩に入ったわけだが、後日、ステーさんがサンプルとメイクセット一式もってお店に来て欲しいとリクエストがきた。

どうやら、ステーさんは録画した映像を従業員の子達に自慢して見せたら、彼女たちから私もやってみたいとリクエストが来たらしい。

願ったりかなったり。休日にご奉仕させていただきますよ!


あ、圭樹さん見れたらいいなっ~。ふへへ。

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