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〔*章〕番外編・その1
①女の子の魔法の時間
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2階の空間半分を占めるのは化粧品のショップばかり。
華やかなその空間は…魅力的。
メーカー毎にその空間は分けられている。
そして、各々の空間に、色とりどりの化粧品が並べられて、各メーカーが競うその場所は美魔女が華やかに、お客様をもてなし、魔法をかけてく。
その中で全体のフォローをするデパートの制服姿の店員が動き回る。
ここは某デパート。
私は新婚さんの坂津から戸山に変わりました~戸山深雪。今日もお客様に魔法をかけて行きましょか!
*
今日は圭樹さんの友人で上司の山城ステーさんが地味目な彼女をつれて私の職場に来ていた。
彼と彼女は今日休みを合わせたらしくこうしてお昼間に訪れたのだ。
「急にごめんなさいね~でも深雪ちゃん魔法使いだって聞いたから!彼女を変身させちゃって‼」
「ちょいちょい!ステーさん彼女の意思を聞かないと‼」
「すいません~彼、いつもテンション高いし、言い出したら聞かないので…私がメイクすれば気が済むと思うので、お願いできますか?」
ステーさんの彼女は大人しくて可愛らしい人。ステーさんの突拍子無いことを笑顔で受け止めてきた懐深い優しい人。佐々木美紅さん。
前にお店でお菓子を買いに来たときに店長と従業員がわいわいしているのを見て顔を曇らせていたことを思いだし…実は焼きもち妬いてるけど我慢しているのかな?なんて私は思っていたわけで…私は彼女に耳打ちした。
「メイクは元気をくれます。ステーさんと、従業員さんを見返しましょう!」
私は両手に拳を握り彼女に訴えた。
「ありがとう。お願いします。」
うきうきでスマホの撮影機能を使い始めたステーさんを無視して私たちは魔法の時間に入ったのだった。
華やかなその空間は…魅力的。
メーカー毎にその空間は分けられている。
そして、各々の空間に、色とりどりの化粧品が並べられて、各メーカーが競うその場所は美魔女が華やかに、お客様をもてなし、魔法をかけてく。
その中で全体のフォローをするデパートの制服姿の店員が動き回る。
ここは某デパート。
私は新婚さんの坂津から戸山に変わりました~戸山深雪。今日もお客様に魔法をかけて行きましょか!
*
今日は圭樹さんの友人で上司の山城ステーさんが地味目な彼女をつれて私の職場に来ていた。
彼と彼女は今日休みを合わせたらしくこうしてお昼間に訪れたのだ。
「急にごめんなさいね~でも深雪ちゃん魔法使いだって聞いたから!彼女を変身させちゃって‼」
「ちょいちょい!ステーさん彼女の意思を聞かないと‼」
「すいません~彼、いつもテンション高いし、言い出したら聞かないので…私がメイクすれば気が済むと思うので、お願いできますか?」
ステーさんの彼女は大人しくて可愛らしい人。ステーさんの突拍子無いことを笑顔で受け止めてきた懐深い優しい人。佐々木美紅さん。
前にお店でお菓子を買いに来たときに店長と従業員がわいわいしているのを見て顔を曇らせていたことを思いだし…実は焼きもち妬いてるけど我慢しているのかな?なんて私は思っていたわけで…私は彼女に耳打ちした。
「メイクは元気をくれます。ステーさんと、従業員さんを見返しましょう!」
私は両手に拳を握り彼女に訴えた。
「ありがとう。お願いします。」
うきうきでスマホの撮影機能を使い始めたステーさんを無視して私たちは魔法の時間に入ったのだった。
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