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〔5章〕結婚へ。後編
bridal◇二人の記念日《前日》
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式を明日に控え、私と圭樹さんは坂津家に来ていた。
式場はこちらが近く、圭樹さんの身内は当日、お兄さんの七人乗りの車で、こちらに来る。
久しぶりの実家のそのままにしてある私の部屋。
今日はそこに来客用の布団をひいて圭樹さんと寝る。
私の部屋に興奮気味の圭樹さんは私の昔のアルバムを本棚から引っ張り出して見始めた。
「も~勝手に。」
「深雪ちゃんの小さい頃の写真!可愛い!深雪ちゃんが女の子産んだらこんな子だったらいいなぁ~。」
「もお寝ようょ。」
私は彼のお布団を引き、彼のパジャマの裾を引っ張りお布団に誘導。
「じゃあ続きはまたにしよ~っ。」
彼は素直に布団に入ると…
「深雪ちゃん、一緒に寝よう。」
ん~誘われてます。実家なのにぃ~。
「はぁ~い。」
私は誘惑に負けて彼のお布団に潜り込む。密着してドキドキして、秘密感半端なく、緊張。
後ろからハグされて、続きを期待しながら彼の手の動きを待つ…
すると深い寝息が聞こえてくる。
「ぬわに!」
ね、寝やがった!期待していたのにぃ~。まあ、仕方ないか。
いよいよ明日本番だ。
あぁ~緊張する。
「私も寝よ!」
私は彼の懐からのそのそと抜けて、自分のベットに潜り込む。
明日の心配は圭樹さんの同期の面々。付き合いがあるから招待したけど…
騒がしい人が多いから少し心配。
どーか…式をめちゃくちゃにされませんように。
式場はこちらが近く、圭樹さんの身内は当日、お兄さんの七人乗りの車で、こちらに来る。
久しぶりの実家のそのままにしてある私の部屋。
今日はそこに来客用の布団をひいて圭樹さんと寝る。
私の部屋に興奮気味の圭樹さんは私の昔のアルバムを本棚から引っ張り出して見始めた。
「も~勝手に。」
「深雪ちゃんの小さい頃の写真!可愛い!深雪ちゃんが女の子産んだらこんな子だったらいいなぁ~。」
「もお寝ようょ。」
私は彼のお布団を引き、彼のパジャマの裾を引っ張りお布団に誘導。
「じゃあ続きはまたにしよ~っ。」
彼は素直に布団に入ると…
「深雪ちゃん、一緒に寝よう。」
ん~誘われてます。実家なのにぃ~。
「はぁ~い。」
私は誘惑に負けて彼のお布団に潜り込む。密着してドキドキして、秘密感半端なく、緊張。
後ろからハグされて、続きを期待しながら彼の手の動きを待つ…
すると深い寝息が聞こえてくる。
「ぬわに!」
ね、寝やがった!期待していたのにぃ~。まあ、仕方ないか。
いよいよ明日本番だ。
あぁ~緊張する。
「私も寝よ!」
私は彼の懐からのそのそと抜けて、自分のベットに潜り込む。
明日の心配は圭樹さんの同期の面々。付き合いがあるから招待したけど…
騒がしい人が多いから少し心配。
どーか…式をめちゃくちゃにされませんように。
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