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〔5章〕結婚へ。後編
同棲start。3―1
しおりを挟む《同棲start!電車通勤。》
私は昨夜、帰りの遅い彼を待ちきれずに寝てしまい。今はまだ隣で寝ている彼を起こす。
電車通勤になった私は距離も遠くなった為、朝が早い。
今は朝の6時。8時には私の職場に着かないといけない、そうすると今準備して早めにでないといけないわけで…彼も職場が近いがバレンタインのイベントで、お店は大忙し。
朝の準備も…お店の人手が足りないからお手伝いに行く彼もそろそろ起きた方がいい時間だ。
「圭樹さん、何時に帰ってきたの?用意した夕飯は食べたみたいだけど…朝も早いんでしょ?」
「ごめんね。お昼は暇してたんだけど…夕方からは、そろそろ世の女性達がバレンタインの準備に走る時期…うちの一押しのチョコケーキやクッキーが人気でね、裏方手伝って…片付けしたら…12時になってたかな。自己管理しなきゃね…」
「一生懸命なのは圭樹さんのよいところ…だけど、やり過ぎないで。新人さんの仕事とか遅いからっててを出したりしてない?」
彼は布団からむくりと起きて強面MAX、身に覚えがある模様。
私はニヤリと笑って見せた。
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