58 / 96
〔5章〕結婚へ。後編
番外編:同棲start閑話。
しおりを挟む
◆年末の報告の際◇
「実はこちらに戻れることになりました。営業所は実家の近くで、担当の店はデパートではなくて、実家の駅前の大型店舗。来年一月半ばには営業します。営業所はその中に入ってるんですが…なので今年の暮れ、年末にはこちらに戻ります。」
圭樹さんはそう言って…1月には早めに新居に向かい、店のオープン準備の手伝いをしたのでした。
* * * *
◇プー・メッシュ〇〇支店◆
―坂津深雪が新居に来る前、圭樹が初めて〇〇支店に出勤した日に遡る―
〇〇支店は僕のよく知る友人が店長に配属され、それもあり、その店長、山城ステーの推薦もあり異動が決り、今に至る。
僕は既に完成した店の入り口を通ると、接客トレーニングの面々がいて…
厨房の準備の最中の従業員達。
焼き菓子と嗅ぎなれた甘い香りに心が安らぐ。
そんな中、誰だと注目を浴びる僕は立ち止まり緊張から強面MAX。動揺する店員さん達。
玄関のチャイムの音を聴いて奥から店長があらわれた。
山城ステー彼はフランス人を母に持つハーフで男なのだがその美しい容姿と仕草や口調は女性のようだった。前にも増して綺麗な気がする。
「ステーじゃなくて…山城店長…また女子力上がった?気を付けないと男色家だと思われるよ?」
「大丈夫!僕には彼女がいるから。」
「マジで!」
僕はいつもの強面な顔を歪ませムンクの叫び状態。
「ちょっと、驚きすぎ……ここではなんだから2階にどうぞ。営業所の事務所があるの、所長とあなたの仲間も集まってるから…」
僕はこうして新しい仲間と対面した…そして、二人いる営業担当の同世代の青年と挨拶を交わし、自己紹介の後、ステーが営業所の事務の子を引き寄せ、彼女だと紹介されて…更に驚き…僕の顔は初日から崩れっぱなしだった。お陰で人見知りな僕はいつもより打ち解けれたから、ステーに感謝しないといけないのかな?
*
彼女かぁ。深雪ちゃん、早く来てくれないかな~、同棲が待ち遠しいよ。
僕も彼女をお披露目したい!
「実はこちらに戻れることになりました。営業所は実家の近くで、担当の店はデパートではなくて、実家の駅前の大型店舗。来年一月半ばには営業します。営業所はその中に入ってるんですが…なので今年の暮れ、年末にはこちらに戻ります。」
圭樹さんはそう言って…1月には早めに新居に向かい、店のオープン準備の手伝いをしたのでした。
* * * *
◇プー・メッシュ〇〇支店◆
―坂津深雪が新居に来る前、圭樹が初めて〇〇支店に出勤した日に遡る―
〇〇支店は僕のよく知る友人が店長に配属され、それもあり、その店長、山城ステーの推薦もあり異動が決り、今に至る。
僕は既に完成した店の入り口を通ると、接客トレーニングの面々がいて…
厨房の準備の最中の従業員達。
焼き菓子と嗅ぎなれた甘い香りに心が安らぐ。
そんな中、誰だと注目を浴びる僕は立ち止まり緊張から強面MAX。動揺する店員さん達。
玄関のチャイムの音を聴いて奥から店長があらわれた。
山城ステー彼はフランス人を母に持つハーフで男なのだがその美しい容姿と仕草や口調は女性のようだった。前にも増して綺麗な気がする。
「ステーじゃなくて…山城店長…また女子力上がった?気を付けないと男色家だと思われるよ?」
「大丈夫!僕には彼女がいるから。」
「マジで!」
僕はいつもの強面な顔を歪ませムンクの叫び状態。
「ちょっと、驚きすぎ……ここではなんだから2階にどうぞ。営業所の事務所があるの、所長とあなたの仲間も集まってるから…」
僕はこうして新しい仲間と対面した…そして、二人いる営業担当の同世代の青年と挨拶を交わし、自己紹介の後、ステーが営業所の事務の子を引き寄せ、彼女だと紹介されて…更に驚き…僕の顔は初日から崩れっぱなしだった。お陰で人見知りな僕はいつもより打ち解けれたから、ステーに感謝しないといけないのかな?
*
彼女かぁ。深雪ちゃん、早く来てくれないかな~、同棲が待ち遠しいよ。
僕も彼女をお披露目したい!
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。アメリアは真実を確かめるため、3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話

【完結】あなたを忘れたい
やまぐちこはる
恋愛
子爵令嬢ナミリアは愛し合う婚約者ディルーストと結婚する日を待ち侘びていた。
そんな時、不幸が訪れる。
■□■
【毎日更新】毎日8時と18時更新です。
【完結保証】最終話まで書き終えています。
最後までお付き合い頂けたらうれしいです(_ _)

【完結】都合のいい女ではありませんので
風見ゆうみ
恋愛
アルミラ・レイドック侯爵令嬢には伯爵家の次男のオズック・エルモードという婚約者がいた。
わたしと彼は、現在、遠距離恋愛中だった。
サプライズでオズック様に会いに出かけたわたしは彼がわたしの親友と寄り添っているところを見てしまう。
「アルミラはオレにとっては都合のいい女でしかない」
レイドック侯爵家にはわたししか子供がいない。
オズック様は侯爵という爵位が目的で婿養子になり、彼がレイドック侯爵になれば、わたしを捨てるつもりなのだという。
親友と恋人の会話を聞いたわたしは彼らに制裁を加えることにした。
※独特の異世界の世界観であり、設定はゆるゆるで、ご都合主義です。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。教えていただけますと有り難いです。

妹は奪わない
緑谷めい
恋愛
妹はいつも奪っていく。私のお気に入りのモノを……
私は伯爵家の長女パニーラ。2つ年下の妹アリスは、幼い頃から私のお気に入りのモノを必ず欲しがり、奪っていく――――――な~んてね!?

聖女のわたしを隣国に売っておいて、いまさら「母国が滅んでもよいのか」と言われましても。
ふまさ
恋愛
「──わかった、これまでのことは謝罪しよう。とりあえず、国に帰ってきてくれ。次の聖女は急ぎ見つけることを約束する。それまでは我慢してくれないか。でないと国が滅びる。お前もそれは嫌だろ?」
出来るだけ優しく、テンサンド王国の第一王子であるショーンがアーリンに語りかける。ひきつった笑みを浮かべながら。
だがアーリンは考える間もなく、
「──お断りします」
と、きっぱりと告げたのだった。


アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

王太子妃候補、のち……
ざっく
恋愛
王太子妃候補として三年間学んできたが、決定されるその日に、王太子本人からそのつもりはないと拒否されてしまう。王太子妃になれなければ、嫁き遅れとなってしまうシーラは言ったーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる