50 / 96
〔5章〕結婚へ。前編
同棲はどうする?
しおりを挟む
あれから、結婚が決まったが…浮かれてられない事ばかり。
圭樹さんは相変わらず忙しくて、夏の終わりに近づいた頃…
なかなか連休をとれない圭樹さんを見かねて母が大手の式場の積立てがあるからと式はそこに気まった。
戸山家の皆さんもオッケーしてくれて、彼はホッとしていた。
だが、しかし!年末辺りから異動なので~棲みかを探さなくてはならないのだ!
結局連休をとり幾つかマンション、アパート等を見て回り決まったのは…マンションの入り口がガラス張りの扉になっていて…
パスワードをいれないと中にはいれないセキュリティーの割りとよい場所で、お互いの実家の中間、異動先の店舗から五分の距離。
この辺りは開拓が進んでいる地域、駅周辺にはマンションも幾つか建ち、その中の割りと規模の小さなマンションに決めれた。
◆ ◇ ◆ ◇
……その帰り。
夕方に私のアパートに彼と戻ってきた。
彼は明日の午後にまた新幹線で二時間の都心に戻るため、おうちデート解禁してうちに泊める事にした。
「はあ~大変だったね、足が痛い。」
私はくつを脱いでベットに座り足を交互に膝をたてて揉んでいた。自然とベットに座ったわけで、目の前のクッションに座る彼が振り返り…
「深雪ちゃん、パンプスだったから…、女の子は大変だね。」
と言ったまでは良かったが固まって一点をみる。
「深雪ちゃん…ちょっと僕には刺激が…」
誘うつもりはないのだけれど、部屋にはベットと小さなテーブルと家具がひとつあるくらい。
だからテーブル前に彼は座ったわけで…
「深雪ちゃん、」
ズン、と目の前に立ちあがり私の肩をがっしり掴んだ彼は…何時ものように強面なんだけど、満面の笑みになって甘えてきた。
「僕たち、やっと結婚できるね!ねえ、深雪ちゃんはいつから来てくれる?年末?」
「まだ決めてないけど、年末か年明けかな?」
私は片方の足を曲げたまま、ちょっと誘ってるような体勢で答えていたら…
そのまま抱き締められて膝だちしてた足が滑ってベットに倒れ込んでしまった。
押し倒された今の私たちのこの状況は…ヤバシ。
やる気スイッチの入った彼は恥ずかしいからと明かりを消して…この夜は子犬みたいにペロペロされた。
圭樹さんは相変わらず忙しくて、夏の終わりに近づいた頃…
なかなか連休をとれない圭樹さんを見かねて母が大手の式場の積立てがあるからと式はそこに気まった。
戸山家の皆さんもオッケーしてくれて、彼はホッとしていた。
だが、しかし!年末辺りから異動なので~棲みかを探さなくてはならないのだ!
結局連休をとり幾つかマンション、アパート等を見て回り決まったのは…マンションの入り口がガラス張りの扉になっていて…
パスワードをいれないと中にはいれないセキュリティーの割りとよい場所で、お互いの実家の中間、異動先の店舗から五分の距離。
この辺りは開拓が進んでいる地域、駅周辺にはマンションも幾つか建ち、その中の割りと規模の小さなマンションに決めれた。
◆ ◇ ◆ ◇
……その帰り。
夕方に私のアパートに彼と戻ってきた。
彼は明日の午後にまた新幹線で二時間の都心に戻るため、おうちデート解禁してうちに泊める事にした。
「はあ~大変だったね、足が痛い。」
私はくつを脱いでベットに座り足を交互に膝をたてて揉んでいた。自然とベットに座ったわけで、目の前のクッションに座る彼が振り返り…
「深雪ちゃん、パンプスだったから…、女の子は大変だね。」
と言ったまでは良かったが固まって一点をみる。
「深雪ちゃん…ちょっと僕には刺激が…」
誘うつもりはないのだけれど、部屋にはベットと小さなテーブルと家具がひとつあるくらい。
だからテーブル前に彼は座ったわけで…
「深雪ちゃん、」
ズン、と目の前に立ちあがり私の肩をがっしり掴んだ彼は…何時ものように強面なんだけど、満面の笑みになって甘えてきた。
「僕たち、やっと結婚できるね!ねえ、深雪ちゃんはいつから来てくれる?年末?」
「まだ決めてないけど、年末か年明けかな?」
私は片方の足を曲げたまま、ちょっと誘ってるような体勢で答えていたら…
そのまま抱き締められて膝だちしてた足が滑ってベットに倒れ込んでしまった。
押し倒された今の私たちのこの状況は…ヤバシ。
やる気スイッチの入った彼は恥ずかしいからと明かりを消して…この夜は子犬みたいにペロペロされた。
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。アメリアは真実を確かめるため、3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話

彼女が望むなら
mios
恋愛
公爵令嬢と王太子殿下の婚約は円満に解消された。揉めるかと思っていた男爵令嬢リリスは、拍子抜けした。男爵令嬢という身分でも、王妃になれるなんて、予定とは違うが高位貴族は皆好意的だし、王太子殿下の元婚約者も応援してくれている。
リリスは王太子妃教育を受ける為、王妃と会い、そこで常に身につけるようにと、ある首飾りを渡される。

おじさんは予防線にはなりません
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「俺はただの……ただのおじさんだ」
それは、私を完全に拒絶する言葉でした――。
4月から私が派遣された職場はとてもキラキラしたところだったけれど。
女性ばかりでギスギスしていて、上司は影が薄くて頼りにならない。
「おじさんでよかったら、いつでも相談に乗るから」
そう声をかけてくれたおじさんは唯一、頼れそうでした。
でもまさか、この人を好きになるなんて思ってもなかった。
さらにおじさんは、私の気持ちを知って遠ざける。
だから私は、私に好意を持ってくれている宗正さんと偽装恋愛することにした。
……おじさんに、前と同じように笑いかけてほしくて。
羽坂詩乃
24歳、派遣社員
地味で堅実
真面目
一生懸命で応援してあげたくなる感じ
×
池松和佳
38歳、アパレル総合商社レディースファッション部係長
気配り上手でLF部の良心
怒ると怖い
黒ラブ系眼鏡男子
ただし、既婚
×
宗正大河
28歳、アパレル総合商社LF部主任
可愛いのは実は計算?
でももしかして根は真面目?
ミニチュアダックス系男子
選ぶのはもちろん大河?
それとも禁断の恋に手を出すの……?
******
表紙
巴世里様
Twitter@parsley0129
******
毎日20:10更新

妹は奪わない
緑谷めい
恋愛
妹はいつも奪っていく。私のお気に入りのモノを……
私は伯爵家の長女パニーラ。2つ年下の妹アリスは、幼い頃から私のお気に入りのモノを必ず欲しがり、奪っていく――――――な~んてね!?

アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる