49 / 96
〔5章〕結婚へ。前編
彼の異動とバレンタイン。
しおりを挟む
―――《数日後》―――
早速、圭樹さんがお母さんとお兄さんをつれて我が家に来ることになり…
私も同席することに。
会話も弾む両家の母。ペチャクチャ《エンドレス
圭樹さんのお兄さんは50代で工場長さん。お父さんを早くに亡くして、お父さんの代わりとして同席した。《これまた強面な渋目の方だ。
テーブルを囲んで坂津家の父と戸山家のお兄さんと圭樹さん。私と母と戸山家のお母さん。
私の姉夫婦はでしゃばらないようにして隣の家に居るのだが、二棟を繋げる扉をいったり来たりしていた。《忘れ物したとか、物を借りに来たり…
そんな中…結婚の話しも固まって…後は式をどうするかと言う話しに。
そこで圭樹さんの報告もあった。
「実はこちらに戻れることになりました。営業所は実家の近くで、担当の店はデパートではなくて、実家の駅前の大型店舗。来年一月半ばには営業します。営業所はその中に入ってるんですが…なので今年の暮れ、年末にはこちらに戻ります。」
…ちなみに私は少し前にその報告を勿論もらっている。
私は圭樹さんの隣に座り、緊張する彼が私のてを握っていて…汗ばんできて…緊張がこちらにも伝わった。
やっと、やっとです。
やっと結婚できるんです。
圭樹さんの仕事の関係も見た上で日取りを決めることで今日の話は落ち着いた。
◆ ◇ ◆ ◇
例の大型店舗の仕事はじめのイベントはバレンタイン。
それまでは忙しくなる。
まずは暮れから、こちらで生活を始めるためにも住まいを決めることに。
式はそれが落ち着いた2月の終わりごろにすることになった。
早速、圭樹さんがお母さんとお兄さんをつれて我が家に来ることになり…
私も同席することに。
会話も弾む両家の母。ペチャクチャ《エンドレス
圭樹さんのお兄さんは50代で工場長さん。お父さんを早くに亡くして、お父さんの代わりとして同席した。《これまた強面な渋目の方だ。
テーブルを囲んで坂津家の父と戸山家のお兄さんと圭樹さん。私と母と戸山家のお母さん。
私の姉夫婦はでしゃばらないようにして隣の家に居るのだが、二棟を繋げる扉をいったり来たりしていた。《忘れ物したとか、物を借りに来たり…
そんな中…結婚の話しも固まって…後は式をどうするかと言う話しに。
そこで圭樹さんの報告もあった。
「実はこちらに戻れることになりました。営業所は実家の近くで、担当の店はデパートではなくて、実家の駅前の大型店舗。来年一月半ばには営業します。営業所はその中に入ってるんですが…なので今年の暮れ、年末にはこちらに戻ります。」
…ちなみに私は少し前にその報告を勿論もらっている。
私は圭樹さんの隣に座り、緊張する彼が私のてを握っていて…汗ばんできて…緊張がこちらにも伝わった。
やっと、やっとです。
やっと結婚できるんです。
圭樹さんの仕事の関係も見た上で日取りを決めることで今日の話は落ち着いた。
◆ ◇ ◆ ◇
例の大型店舗の仕事はじめのイベントはバレンタイン。
それまでは忙しくなる。
まずは暮れから、こちらで生活を始めるためにも住まいを決めることに。
式はそれが落ち着いた2月の終わりごろにすることになった。
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説

別に要りませんけど?
ユウキ
恋愛
「お前を愛することは無い!」
そう言ったのは、今日結婚して私の夫となったネイサンだ。夫婦の寝室、これから初夜をという時に投げつけられた言葉に、私は素直に返事をした。
「……別に要りませんけど?」
※Rに触れる様な部分は有りませんが、情事を指す言葉が出ますので念のため。
※なろうでも掲載中

皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。

【完結】あなたのいない世界、うふふ。
やまぐちこはる
恋愛
17歳のヨヌク子爵家令嬢アニエラは栗毛に栗色の瞳の穏やかな令嬢だった。近衛騎士で伯爵家三男、かつ騎士爵を賜るトーソルド・ロイリーと幼少から婚約しており、成人とともに政略的な結婚をした。
しかしトーソルドには恋人がおり、結婚式のあと、初夜を迎える前に出たまま戻ることもなく、一人ロイリー騎士爵家を切り盛りするはめになる。
とはいえ、アニエラにはさほどの不満はない。結婚前だって殆ど会うこともなかったのだから。
===========
感想は一件づつ個別のお返事ができなくなっておりますが、有り難く拝読しております。
4万文字ほどの作品で、最終話まで予約投稿済です。お楽しみいただけましたら幸いでございます。
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。アメリアは真実を確かめるため、3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話

【完結】あなたを忘れたい
やまぐちこはる
恋愛
子爵令嬢ナミリアは愛し合う婚約者ディルーストと結婚する日を待ち侘びていた。
そんな時、不幸が訪れる。
■□■
【毎日更新】毎日8時と18時更新です。
【完結保証】最終話まで書き終えています。
最後までお付き合い頂けたらうれしいです(_ _)

妹は奪わない
緑谷めい
恋愛
妹はいつも奪っていく。私のお気に入りのモノを……
私は伯爵家の長女パニーラ。2つ年下の妹アリスは、幼い頃から私のお気に入りのモノを必ず欲しがり、奪っていく――――――な~んてね!?

聖女のわたしを隣国に売っておいて、いまさら「母国が滅んでもよいのか」と言われましても。
ふまさ
恋愛
「──わかった、これまでのことは謝罪しよう。とりあえず、国に帰ってきてくれ。次の聖女は急ぎ見つけることを約束する。それまでは我慢してくれないか。でないと国が滅びる。お前もそれは嫌だろ?」
出来るだけ優しく、テンサンド王国の第一王子であるショーンがアーリンに語りかける。ひきつった笑みを浮かべながら。
だがアーリンは考える間もなく、
「──お断りします」
と、きっぱりと告げたのだった。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる