強面営業マンに恋してます。

yu-kie

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〔5章〕結婚へ。前編

彼の異動とバレンタイン。

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―――《数日後》―――

早速、圭樹さんがお母さんとお兄さんをつれて我が家に来ることになり…

私も同席することに。

会話も弾む両家の母。ペチャクチャ《エンドレス

圭樹さんのお兄さんは50代で工場長さん。お父さんを早くに亡くして、お父さんの代わりとして同席した。《これまた強面な渋目の方だ。

テーブルを囲んで坂津家の父と戸山家のお兄さんと圭樹さん。私と母と戸山家のお母さん。

私の姉夫婦はでしゃばらないようにして隣の家に居るのだが、二棟を繋げる扉をいったり来たりしていた。《忘れ物したとか、物を借りに来たり…



そんな中…結婚の話しも固まって…後は式をどうするかと言う話しに。

そこで圭樹さんの報告もあった。

「実はこちらに戻れることになりました。営業所は実家の近くで、担当の店はデパートではなくて、実家の駅前の大型店舗。来年一月半ばには営業します。営業所はその中に入ってるんですが…なので今年の暮れ、年末にはこちらに戻ります。」

…ちなみに私は少し前にその報告を勿論もらっている。

私は圭樹さんの隣に座り、緊張する彼が私のてを握っていて…汗ばんできて…緊張がこちらにも伝わった。


やっと、やっとです。

やっと結婚できるんです。

圭樹さんの仕事の関係も見た上で日取りを決めることで今日の話は落ち着いた。

  ◆  ◇  ◆  ◇

例の大型店舗の仕事はじめのイベントはバレンタイン。

それまでは忙しくなる。

まずは暮れから、こちらで生活を始めるためにも住まいを決めることに。

式はそれが落ち着いた2月の終わりごろにすることになった。
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