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〔5章〕結婚へ。前編
お父さんありがとう~!
しおりを挟む「二人とも、今日はありがとう。一生懸命話してくれた姿は二人がちゃんと思いあっている証拠。家族皆…二人の思いは、解ったからね、母さんは時間はかかるけどきっと、なっ得してくれるはず。だから安心しなさい。」
「うん。」
「はい。」
私と圭樹さんは父の言葉に励まされた。
姉たち夫婦は先に別れを告げて隣の家へと戻っていた。
今はまだ悶えているようで、私たちは父に促されるまま帰り支度をして…母を寝室へ休ませた父が玄関先に見送った。
「今日はもう遅いが圭樹くんは大丈夫か?深雪の所の方が近いだろ?もう夫婦になるみだ…一緒にいてもいいんじゃないか?こっちにいるときぐらい。」
「へ?いいの?」
「そんなこと聞くな、さあ、遅くなるから帰りなさい。」
「お父さんありがとう。お休みなさい。」
「ああ、またおいで。」
私たちはそのまま私の住んでるマンションに向かった。
手を繋いで帰る夜道、彼は今日は一緒にいたいといってくれたので、今夜は私の部屋に泊めることに…。
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