強面営業マンに恋してます。

yu-kie

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〔5章〕結婚へ。前編

梅ちゃん相談室。

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2階の空間半分を占めるのは化粧品のショップばかり。

華やかなその空間は…魅力的。

メーカー毎にその空間は分けられている。

そして、各々の空間に、色とりどりの化粧品が並べられて、各メーカーが競うその場所は美魔女が華やかに、お客様をもてなし、魔法をかけてく。

その中で全体のフォローをするデパートの制服姿の店員が動き回る。

ここは某デパート。

私はここのデパート契約社員、坂津さかつ深雪みゆき。身長155、小さめだ。

今日は仕事の合間、休憩時に、ちょっと相談にのってもらおうと思う。

親友、既婚者美魔女、梅田うめだ美代子みよこ

経験豊富な彼女なら何かヒントが得られるかもしれないと相談を持ちかけた。

  ◆  ◇  ◆  ◇

「…で?お母さんは反対中なのね?」

梅ちゃんと休憩室で相談中。

「うん。昨日は圭樹さんと話したんだけど、いつまであっちの営業所にいるかわからないし、戻ってこれないかもしれないし…一回目の会議は、それをどうするか、次の会議への課題にしたの。」

「作戦会議ね、あんたらしいわね。ふふふ。深雪はせっかく今の売り場に生き甲斐がい感じてるところでしょ?毛色の違うあんたは、うちの売り場の可愛い子犬ちゃんよ、愛されキャラはそういないんだからね、正直いえば、やめてほしくない!」

「え?私子犬なの?」

「皆がいってたからそうなんじゃない?」

そうか…私がどうしたいか考えなきゃ何も決まらないんだ…確かに生き甲斐感じてるし、今やめたら中途半端なままだ…

「梅ちゃん、ありがとう少しその事考えてみるよ。」

「おう。」

本日の梅ちゃん相談で得たものは大きい。じっくり考えてみよう。

うん!

一人納得して梅ちゃんに手を振り休憩室を後にしたのだった。
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