40 / 96
〔5章〕結婚へ。前編
梅ちゃん相談室。
しおりを挟む
2階の空間半分を占めるのは化粧品のショップばかり。
華やかなその空間は…魅力的。
メーカー毎にその空間は分けられている。
そして、各々の空間に、色とりどりの化粧品が並べられて、各メーカーが競うその場所は美魔女が華やかに、お客様をもてなし、魔法をかけてく。
その中で全体のフォローをするデパートの制服姿の店員が動き回る。
ここは某デパート。
私はここのデパート契約社員、坂津深雪。身長155、小さめだ。
今日は仕事の合間、休憩時に、ちょっと相談にのってもらおうと思う。
親友、既婚者美魔女、梅田美代子
経験豊富な彼女なら何かヒントが得られるかもしれないと相談を持ちかけた。
◆ ◇ ◆ ◇
「…で?お母さんは反対中なのね?」
梅ちゃんと休憩室で相談中。
「うん。昨日は圭樹さんと話したんだけど、いつまであっちの営業所にいるかわからないし、戻ってこれないかもしれないし…一回目の会議は、それをどうするか、次の会議への課題にしたの。」
「作戦会議ね、あんたらしいわね。ふふふ。深雪はせっかく今の売り場に生き甲斐感じてるところでしょ?毛色の違うあんたは、うちの売り場の可愛い子犬ちゃんよ、愛されキャラはそういないんだからね、正直いえば、やめてほしくない!」
「え?私子犬なの?」
「皆がいってたからそうなんじゃない?」
そうか…私がどうしたいか考えなきゃ何も決まらないんだ…確かに生き甲斐感じてるし、今やめたら中途半端なままだ…
「梅ちゃん、ありがとう少しその事考えてみるよ。」
「おう。」
本日の梅ちゃん相談で得たものは大きい。じっくり考えてみよう。
うん!
一人納得して梅ちゃんに手を振り休憩室を後にしたのだった。
華やかなその空間は…魅力的。
メーカー毎にその空間は分けられている。
そして、各々の空間に、色とりどりの化粧品が並べられて、各メーカーが競うその場所は美魔女が華やかに、お客様をもてなし、魔法をかけてく。
その中で全体のフォローをするデパートの制服姿の店員が動き回る。
ここは某デパート。
私はここのデパート契約社員、坂津深雪。身長155、小さめだ。
今日は仕事の合間、休憩時に、ちょっと相談にのってもらおうと思う。
親友、既婚者美魔女、梅田美代子
経験豊富な彼女なら何かヒントが得られるかもしれないと相談を持ちかけた。
◆ ◇ ◆ ◇
「…で?お母さんは反対中なのね?」
梅ちゃんと休憩室で相談中。
「うん。昨日は圭樹さんと話したんだけど、いつまであっちの営業所にいるかわからないし、戻ってこれないかもしれないし…一回目の会議は、それをどうするか、次の会議への課題にしたの。」
「作戦会議ね、あんたらしいわね。ふふふ。深雪はせっかく今の売り場に生き甲斐感じてるところでしょ?毛色の違うあんたは、うちの売り場の可愛い子犬ちゃんよ、愛されキャラはそういないんだからね、正直いえば、やめてほしくない!」
「え?私子犬なの?」
「皆がいってたからそうなんじゃない?」
そうか…私がどうしたいか考えなきゃ何も決まらないんだ…確かに生き甲斐感じてるし、今やめたら中途半端なままだ…
「梅ちゃん、ありがとう少しその事考えてみるよ。」
「おう。」
本日の梅ちゃん相談で得たものは大きい。じっくり考えてみよう。
うん!
一人納得して梅ちゃんに手を振り休憩室を後にしたのだった。
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。アメリアは真実を確かめるため、3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話

夫の書斎から渡されなかった恋文を見つけた話
束原ミヤコ
恋愛
フリージアはある日、夫であるエルバ公爵クライヴの書斎の机から、渡されなかった恋文を見つけた。
クライヴには想い人がいるという噂があった。
それは、隣国に嫁いだ姫サフィアである。
晩餐会で親し気に話す二人の様子を見たフリージアは、妻でいることが耐えられなくなり離縁してもらうことを決めるが――。

おじさんは予防線にはなりません
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「俺はただの……ただのおじさんだ」
それは、私を完全に拒絶する言葉でした――。
4月から私が派遣された職場はとてもキラキラしたところだったけれど。
女性ばかりでギスギスしていて、上司は影が薄くて頼りにならない。
「おじさんでよかったら、いつでも相談に乗るから」
そう声をかけてくれたおじさんは唯一、頼れそうでした。
でもまさか、この人を好きになるなんて思ってもなかった。
さらにおじさんは、私の気持ちを知って遠ざける。
だから私は、私に好意を持ってくれている宗正さんと偽装恋愛することにした。
……おじさんに、前と同じように笑いかけてほしくて。
羽坂詩乃
24歳、派遣社員
地味で堅実
真面目
一生懸命で応援してあげたくなる感じ
×
池松和佳
38歳、アパレル総合商社レディースファッション部係長
気配り上手でLF部の良心
怒ると怖い
黒ラブ系眼鏡男子
ただし、既婚
×
宗正大河
28歳、アパレル総合商社LF部主任
可愛いのは実は計算?
でももしかして根は真面目?
ミニチュアダックス系男子
選ぶのはもちろん大河?
それとも禁断の恋に手を出すの……?
******
表紙
巴世里様
Twitter@parsley0129
******
毎日20:10更新

妹は奪わない
緑谷めい
恋愛
妹はいつも奪っていく。私のお気に入りのモノを……
私は伯爵家の長女パニーラ。2つ年下の妹アリスは、幼い頃から私のお気に入りのモノを必ず欲しがり、奪っていく――――――な~んてね!?

アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる