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〔4章〕将来
おうちデート。
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今日は外食するには遅く、お弁当を買って家で食べることにした。
部屋に入り明かりをつけて、小さなテーブルに買い物袋を置くと、お茶の準備をしようとキッチンにたつ。
「深雪ちゃんにやっとはぐできるぅ。」
私の背後にたつ圭樹さんが子供みたいに抱きついて、前に伸びた手がちゃっかり胸にむぎゅっと鷲づかみ。
「癒される~」
「お湯こぼしちゃうからちゃんと座ってて。」
こうしてみるといつもの彼なのに、あの時の顔は…覇気があって、初めて見たその表情が私のためだったと思うと…
ひーっ!脳内の妄想が暴走中。
かっこよすぎてドキドキが止まらずにいる。
いかんいかん。冷静になれ私。
深呼吸していたら、彼は席について買い物袋から弁当を並べ始める。
毎日電話で話していたけど…やっぱりそばにいてくれると安心する。
「深雪ちゃん、明日なんだけど、僕の実家の方に連れていきたいんだけど大丈夫かな?」
「うん。圭樹さん、私の両親に会っくれたし、私も挨拶しなきゃね。」
「まあ、彼女ができた話したら、会いたがってね。先の事もあるし会わせた方がいいと思ったんだ!」
おっ?先の事?私は頭のなかに先の事=結婚の文字が浮かぶが、言葉に出そうで口をつぐんだ。
それ聞いたら更に緊張してくる。
食事も終わり、時間も遅いからと彼が帰った。
彼が帰った後の部屋…ベットにダイブし私は明日はどうしたらいいかと頭をフル回転させたのだった。
部屋に入り明かりをつけて、小さなテーブルに買い物袋を置くと、お茶の準備をしようとキッチンにたつ。
「深雪ちゃんにやっとはぐできるぅ。」
私の背後にたつ圭樹さんが子供みたいに抱きついて、前に伸びた手がちゃっかり胸にむぎゅっと鷲づかみ。
「癒される~」
「お湯こぼしちゃうからちゃんと座ってて。」
こうしてみるといつもの彼なのに、あの時の顔は…覇気があって、初めて見たその表情が私のためだったと思うと…
ひーっ!脳内の妄想が暴走中。
かっこよすぎてドキドキが止まらずにいる。
いかんいかん。冷静になれ私。
深呼吸していたら、彼は席について買い物袋から弁当を並べ始める。
毎日電話で話していたけど…やっぱりそばにいてくれると安心する。
「深雪ちゃん、明日なんだけど、僕の実家の方に連れていきたいんだけど大丈夫かな?」
「うん。圭樹さん、私の両親に会っくれたし、私も挨拶しなきゃね。」
「まあ、彼女ができた話したら、会いたがってね。先の事もあるし会わせた方がいいと思ったんだ!」
おっ?先の事?私は頭のなかに先の事=結婚の文字が浮かぶが、言葉に出そうで口をつぐんだ。
それ聞いたら更に緊張してくる。
食事も終わり、時間も遅いからと彼が帰った。
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