強面営業マンに恋してます。

yu-kie

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〔3章〕変化

歓迎会の誘惑?その3

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歓送迎会は、貸切りのお座敷を賑やかにした。

食事も中盤、私はおトイレにと…席をはずし、女子トイレから出ると、笹山君がニヤリとほろ酔いで立っていた。

どうやら待ちぶせしていたよう。

「何?」

「いやぁ~お前が美人になってたから驚いたよ。」

「それは、それは、どうもありがとう。」

私は棒読みで答えるとケタケタ笑う笹山君。なぜ私はあの時心奪われたか謎々だ。

「連絡先交換しようよ!」

「やだよ。仕事、関係ないじゃん。」

「合コンとかしようよ!」

「ソーユー事か。」

どうやら私が美人の友達を集めてくれると期待しているよう。
夜の誘いかと思ったぞ!おーこわっ!

「私、彼氏いるからそうゆうのはやらない。」

「なぁ~んだぁ。」

彼は残念そうに帰っていった。

は、高校時代の無垢な笑顔…本当に無垢だったのか?

ああ、私の妄想で美化したのかも。

頭の冴えた今ならそう思える。

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