29 / 96
〔3章〕変化
歓迎会の誘惑?その3
しおりを挟む
歓送迎会は、貸切りのお座敷を賑やかにした。
食事も中盤、私はおトイレにと…席をはずし、女子トイレから出ると、笹山君がニヤリとほろ酔いで立っていた。
どうやら待ちぶせしていたよう。
「何?」
「いやぁ~お前が美人になってたから驚いたよ。」
「それは、それは、どうもありがとう。」
私は棒読みで答えるとケタケタ笑う笹山君。なぜ私はあの時心奪われたか謎々だ。
「連絡先交換しようよ!」
「やだよ。仕事、関係ないじゃん。」
「合コンとかしようよ!」
「ソーユー事か。」
どうやら私が美人の友達を集めてくれると期待しているよう。
夜の誘いかと思ったぞ!おーこわっ!
「私、彼氏いるからそうゆうのはやらない。」
「なぁ~んだぁ。」
彼は残念そうに帰っていった。
は、高校時代の無垢な笑顔…本当に無垢だったのか?
ああ、私の妄想で美化したのかも。
頭の冴えた今ならそう思える。
食事も中盤、私はおトイレにと…席をはずし、女子トイレから出ると、笹山君がニヤリとほろ酔いで立っていた。
どうやら待ちぶせしていたよう。
「何?」
「いやぁ~お前が美人になってたから驚いたよ。」
「それは、それは、どうもありがとう。」
私は棒読みで答えるとケタケタ笑う笹山君。なぜ私はあの時心奪われたか謎々だ。
「連絡先交換しようよ!」
「やだよ。仕事、関係ないじゃん。」
「合コンとかしようよ!」
「ソーユー事か。」
どうやら私が美人の友達を集めてくれると期待しているよう。
夜の誘いかと思ったぞ!おーこわっ!
「私、彼氏いるからそうゆうのはやらない。」
「なぁ~んだぁ。」
彼は残念そうに帰っていった。
は、高校時代の無垢な笑顔…本当に無垢だったのか?
ああ、私の妄想で美化したのかも。
頭の冴えた今ならそう思える。
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説

私が、良いと言ってくれるので結婚します
あべ鈴峰
恋愛
幼馴染のクリスと比較されて悲しい思いをしていたロアンヌだったが、突然現れたレグール様のプロポーズに 初対面なのに結婚を決意する。
しかし、その事を良く思わないクリスが・・。

別に要りませんけど?
ユウキ
恋愛
「お前を愛することは無い!」
そう言ったのは、今日結婚して私の夫となったネイサンだ。夫婦の寝室、これから初夜をという時に投げつけられた言葉に、私は素直に返事をした。
「……別に要りませんけど?」
※Rに触れる様な部分は有りませんが、情事を指す言葉が出ますので念のため。
※なろうでも掲載中
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
婚約破棄からの国外追放、それで戻って来て欲しいって馬鹿なんですか? それとも馬鹿なんですか?
☆ミ
恋愛
王子との婚約を破棄されて公爵の娘としてショックでした、そのうえ国外追放までされて正直終わったなって
でもその後に王子が戻って来て欲しいって使者を送って来たんです
戻ると思っているとか馬鹿なの? それとも馬鹿なの? ワタクシ絶対にもう王都には戻りません!
あ、でもお父さまはなんて仰るかしら
こんな不甲斐ない娘との縁を切ってしまうかもしれませんね
でも、その時は素直に従いましょう

宮廷外交官の天才令嬢、王子に愛想をつかれて婚約破棄されたあげく、実家まで追放されてケダモノ男爵に読み書きを教えることになりました
悠木真帆
恋愛
子爵令嬢のシャルティナ・ルーリックは宮廷外交官として日々忙しくはたらく毎日。
クールな見た目と頭の回転の速さからついたあだ名は氷の令嬢。
婚約者である王子カイル・ドルトラードを長らくほったらかしてしまうほど仕事に没頭していた。
そんなある日の夜会でシャルティナは王子から婚約破棄を宣言されてしまう。
そしてそのとなりには見知らぬ令嬢が⋯⋯
王子の婚約者ではなくなった途端、シャルティナは宮廷外交官の立場まで失い、見かねた父の強引な勧めで冒険者あがりの男爵のところへ行くことになる。
シャルティナは宮廷外交官の実績を活かして辣腕を振るおうと張り切るが、男爵から命じられた任務は男爵に文字の読み書きを教えることだった⋯⋯
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています

誰でもイイけど、お前は無いわw
猫枕
恋愛
ラウラ25歳。真面目に勉強や仕事に取り組んでいたら、いつの間にか嫁き遅れになっていた。
同い年の幼馴染みランディーとは昔から犬猿の仲なのだが、ランディーの母に拝み倒されて見合いをすることに。
見合いの場でランディーは予想通りの失礼な発言を連発した挙げ句、
「結婚相手に夢なんて持ってないけど、いくら誰でも良いったってオマエは無いわww」
と言われてしまう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる