28 / 96
〔3章〕変化
歓迎会の誘惑?その2
しおりを挟む
ロッカーで着替えを済ませて篠田先輩と裏口を出た。
ここから五分ほど歩いた商店街の居酒屋が並ぶ一角にある小料理屋が会場で、既に外に人が集まりだしていた。
売り場でお会いしてる美魔女たちに紛れて数人、男性営業マンがいちらほら。
今日入る小料理屋のその先には、圭樹さんの友達が営む和食やさんがみえる。だからといって彼が来ているわけではないのだけれど…
ついつい思い出がよみがえるのは仕方がないよね。
「深雪~行くよ。」
美女梅ちゃんに引っ張られて私はその人混みと共に店内へとはいって、玄関でくつを脱いで下駄箱へ。
すると私と歳が近そうな青年がこちらを見てくる?
「あれ。もしかして坂津?」
目の前で同時にくつを下駄箱に入れる隣にたつ青年。
知り合い?記憶をたどり高校時代の片想いした少年を思い出す。
高校時代の想い人、笹山武史
懐かしいが…面影がない。
昔は王子様てきな存在だった笹山くん、今の彼も美意識も高く、髪はサラッと少し伸ばして…スーツも少しお金かけてるだろうお肌も綺麗。
「笹山くんだよね?」
「フッフッフ。笹山だよ!美人になったな!」
「相変わらす性格は悪そうだね。」
そんなやり取りをしていたら、彼の会社の派遣の美女が割り込み、彼にしがみついて奥へと入っていった。
相変わらずもてるなぁ。性格悪いのに…。
昔…私はなぜ彼が好きだったのだろうかと、今更ながらに思ってしまう。
ああ、思い出した。
彼の無垢な笑顔に惚れたんだった。
そんな笑顔に騙されたんだっけ。ハハハ。
ここから五分ほど歩いた商店街の居酒屋が並ぶ一角にある小料理屋が会場で、既に外に人が集まりだしていた。
売り場でお会いしてる美魔女たちに紛れて数人、男性営業マンがいちらほら。
今日入る小料理屋のその先には、圭樹さんの友達が営む和食やさんがみえる。だからといって彼が来ているわけではないのだけれど…
ついつい思い出がよみがえるのは仕方がないよね。
「深雪~行くよ。」
美女梅ちゃんに引っ張られて私はその人混みと共に店内へとはいって、玄関でくつを脱いで下駄箱へ。
すると私と歳が近そうな青年がこちらを見てくる?
「あれ。もしかして坂津?」
目の前で同時にくつを下駄箱に入れる隣にたつ青年。
知り合い?記憶をたどり高校時代の片想いした少年を思い出す。
高校時代の想い人、笹山武史
懐かしいが…面影がない。
昔は王子様てきな存在だった笹山くん、今の彼も美意識も高く、髪はサラッと少し伸ばして…スーツも少しお金かけてるだろうお肌も綺麗。
「笹山くんだよね?」
「フッフッフ。笹山だよ!美人になったな!」
「相変わらす性格は悪そうだね。」
そんなやり取りをしていたら、彼の会社の派遣の美女が割り込み、彼にしがみついて奥へと入っていった。
相変わらずもてるなぁ。性格悪いのに…。
昔…私はなぜ彼が好きだったのだろうかと、今更ながらに思ってしまう。
ああ、思い出した。
彼の無垢な笑顔に惚れたんだった。
そんな笑顔に騙されたんだっけ。ハハハ。
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。アメリアは真実を確かめるため、3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話

【完結】あなたを忘れたい
やまぐちこはる
恋愛
子爵令嬢ナミリアは愛し合う婚約者ディルーストと結婚する日を待ち侘びていた。
そんな時、不幸が訪れる。
■□■
【毎日更新】毎日8時と18時更新です。
【完結保証】最終話まで書き終えています。
最後までお付き合い頂けたらうれしいです(_ _)
【完結】不貞された私を責めるこの国はおかしい
春風由実
恋愛
婚約者が不貞をしたあげく、婚約破棄だと言ってきた。
そんな私がどうして議会に呼び出され糾弾される側なのでしょうか?
婚約者が不貞をしたのは私のせいで、
婚約破棄を命じられたのも私のせいですって?
うふふ。面白いことを仰いますわね。
※最終話まで毎日一話更新予定です。→3/27完結しました。
※カクヨムにも投稿しています。

仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──


王太子妃候補、のち……
ざっく
恋愛
王太子妃候補として三年間学んできたが、決定されるその日に、王太子本人からそのつもりはないと拒否されてしまう。王太子妃になれなければ、嫁き遅れとなってしまうシーラは言ったーーー。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。

【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない
朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる