強面営業マンに恋してます。

yu-kie

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〔3章〕変化

変化と進化?美化?

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2階の空間半分を占めるのは化粧品のショップばかり。

華やかなその空間は…魅力的。

メーカー毎にその空間は分けられている。

そして、各々の空間に、色とりどりの化粧品が並べられて、各メーカーが競うその場所は美魔女が華やかに、お客様をもてなし、魔法をかけてく。

その中で全体のフォローをするデパートの制服姿の店員が動き回る。

ここは某デパート。

私はここに異動してきたばかりのデパートの契約社員、坂津さかつ深雪みゆき。身長155、小さめだ。

小さな私は今、化粧品の勉強中。

今日は休憩に…自分の顔を使ってメイクを施されていた…。

覚えたら、常にこれくらいのメイクして売り場に出ろと…言うことだ。

デパート社員の化粧品売り場の主任は30代の後半の女性。篠田しのだ由美子ゆみこ現在メーカー直の派遣の入らない売り場を取りしきる。メーカーの店長てきな存在。
そのため、メーカーが支給するショップの制服に身を包み、白いブラウスと黒いパンツスーツ。薄いピンクの腰に巻くタイプのエプロンが可愛くもある。

因みに私はそのしたっぱになるわけだが、勉強中の身。そんな私は彼女にメイクされている。

  ◆  ◇  ◆  ◇

「センパーイ顔が気持ちいいです~。」

「しゃべるな、ちゃんと覚えるのよ!」

化粧水に乳液。

手の温度に暖められた液体は頬を包む度に肌にじわじわ染み込んで行く。気持ちいい。

私はこんなに丁寧にしたことないよ。

そんなことを考えながら鏡の前に座る自分の顔を見つめ続ける。

鏡に写る先輩の後ろ姿がぱっぱとてを動かしてメイクを施し完成する。

「せ、先輩、私…化けちゃいました!」

「ああ。大変身だね。フフフ。明日からは自分で朝やりなさい。お店に出るなら店員も華やかさがもとめられるからね、心しなさい。」

こうしてメイク術を1つ習得した。

  *

圭樹さん、どんな反応するかな?私、美人になれたでしょうか。

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