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1章《夢を見る》
◆日常2◆
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僕は今日の勉強も終わり、夜まで自由にしていても誰もいないから文句は言われない。
だから僕は塔から外に出ることにした。
ベランダからドラゴンに姿を変えて、舞い上がる。
以前はちっちゃい蜥蜴でしたが、今は人一人のせれるくらいのドラコンになりました。
真っ青なドラゴンは水色の鬣を生やす。
丁度父とゼイヤさんが偵察で気になる辺りを警備していた。
『アイ!ここまで飛んできたのか?危ないから帰りなさい。』
『嫌!暗くなる前に帰ればいいでしょ?』
ゼイヤさんの視線が何となく熱く感じてしまう。
『姫様…』
『ゼイヤ、僕たちはまだ仕事中だ、行くぞ。』
『姫様、あまり遠くへは行かないよう…』
ゼイヤさんは名残惜しそうに飛びさった。
『さて、どうしようかな?父ちゃんたち神経質になってるみたいだから…何かあるのかな。気になる。』
僕は偵察が多い辺りに降り立つと…そこは森が開けた場所だった。
人になり
…僕は守神の子らしく艶のある生地の高価な藍色の、丈の短いワンピース姿。
そのなかに肌にぴったりフィットしたショートパンツを履いている。膝丈の短いものだ。
女の子の姿の自分に大分慣れてきたけど、したに何か履かないと、スースーする。
これだけは譲れない。
さて、この周辺に警戒しているなら何か隠れていると言うことだろう。
僕は今人の姿だ。
青い髪は踵まで伸び、透き通った青空の色の瞳の僕はいろんなものを引き寄せるよう。
ほら今も…必死で隠れていた何かが茂みから顔をだした。
『こんにちは!かくれんぼしてるのかな?』
茂みから現れたのは闇色のマントを纏う邪悪に覆われた黒い魔女とよばれるものだった。
『いい材料が飛んできた。へっへっへっへ。』
僕は水の魔法を放つが打ち消され……初老の魔女は僕に拘束魔法を放った。
だから僕は塔から外に出ることにした。
ベランダからドラゴンに姿を変えて、舞い上がる。
以前はちっちゃい蜥蜴でしたが、今は人一人のせれるくらいのドラコンになりました。
真っ青なドラゴンは水色の鬣を生やす。
丁度父とゼイヤさんが偵察で気になる辺りを警備していた。
『アイ!ここまで飛んできたのか?危ないから帰りなさい。』
『嫌!暗くなる前に帰ればいいでしょ?』
ゼイヤさんの視線が何となく熱く感じてしまう。
『姫様…』
『ゼイヤ、僕たちはまだ仕事中だ、行くぞ。』
『姫様、あまり遠くへは行かないよう…』
ゼイヤさんは名残惜しそうに飛びさった。
『さて、どうしようかな?父ちゃんたち神経質になってるみたいだから…何かあるのかな。気になる。』
僕は偵察が多い辺りに降り立つと…そこは森が開けた場所だった。
人になり
…僕は守神の子らしく艶のある生地の高価な藍色の、丈の短いワンピース姿。
そのなかに肌にぴったりフィットしたショートパンツを履いている。膝丈の短いものだ。
女の子の姿の自分に大分慣れてきたけど、したに何か履かないと、スースーする。
これだけは譲れない。
さて、この周辺に警戒しているなら何か隠れていると言うことだろう。
僕は今人の姿だ。
青い髪は踵まで伸び、透き通った青空の色の瞳の僕はいろんなものを引き寄せるよう。
ほら今も…必死で隠れていた何かが茂みから顔をだした。
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『いい材料が飛んできた。へっへっへっへ。』
僕は水の魔法を放つが打ち消され……初老の魔女は僕に拘束魔法を放った。
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