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11,酒 その2
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「アタシは、もっと早く強くなりたいんだぁぁ~~~!」
だんだん声が大きくなってきたクレナ。
テーブルでクレナの正面にいる男達はとにかく話しかける。
しかし目線は全く彼女の顔に向かっていない。
(お、お、お……)
(あと少し、あと少しなんだ!)
お酒が回ってきたせいで彼女の気も緩み、ついでに股もゆるくなってきた。
徐々に徐々に足と足の間の角度が大きくなっていく。
さっきから男たちは何度も机の下を覗いているのだがクレナはそれに全く気付いていないようだ。
さらにしばらく経つと、ついに今まで誰一人聞けなかったあの質問がクレナになされた。
「クレナは今彼氏とかいるのか?」
瞬間、酒場全体が静まる。
騎士団員は普段から魔物と戦う訓練などをしっかりしているせいで聞き耳を立てるのもうまくなってしまったようだ。
そのせいでクレナにされた質問の答えをみんなが聞きたがっているのだ。
「ん~~~?」
「クレナは今彼氏いるのか? いないのか?」
「いるわけないだろーーーー!! おろこなんて絶対いらん!」
「ハハハハハ! そうか、そうだよなぁ。クレナにいるわけないよなぁ! さあ、まだまだ飲め!」
「おろこなんれ、おろこなんれ……」
「ほら、何があったか知らんがそう落ち込まずにもっと飲めって。」
クレナは進められるがままぐびぐびと飲む。
「うっ……ちょっとトイレに行っれくるぞ~」
クレナがそういった瞬間、クレナの正面三人が一斉に机の下を覗く。
椅子から立ち上がる時、当然彼女の足は開くのであって――
(来た甲斐あったあああああああああ!)
(赤じゃん! やべっ興奮してきてしまった……)
(くっそおおおおおお、写真撮りてええええ!)
見えたのは一瞬だったが彼らは満足した。
さらにその周囲にいる人たちがとてもうらやましそうに彼らを見ていた。
やがてクレナが立ち上がりトイレへ行くと、酒場は通常の雰囲気に戻った。
だんだん声が大きくなってきたクレナ。
テーブルでクレナの正面にいる男達はとにかく話しかける。
しかし目線は全く彼女の顔に向かっていない。
(お、お、お……)
(あと少し、あと少しなんだ!)
お酒が回ってきたせいで彼女の気も緩み、ついでに股もゆるくなってきた。
徐々に徐々に足と足の間の角度が大きくなっていく。
さっきから男たちは何度も机の下を覗いているのだがクレナはそれに全く気付いていないようだ。
さらにしばらく経つと、ついに今まで誰一人聞けなかったあの質問がクレナになされた。
「クレナは今彼氏とかいるのか?」
瞬間、酒場全体が静まる。
騎士団員は普段から魔物と戦う訓練などをしっかりしているせいで聞き耳を立てるのもうまくなってしまったようだ。
そのせいでクレナにされた質問の答えをみんなが聞きたがっているのだ。
「ん~~~?」
「クレナは今彼氏いるのか? いないのか?」
「いるわけないだろーーーー!! おろこなんて絶対いらん!」
「ハハハハハ! そうか、そうだよなぁ。クレナにいるわけないよなぁ! さあ、まだまだ飲め!」
「おろこなんれ、おろこなんれ……」
「ほら、何があったか知らんがそう落ち込まずにもっと飲めって。」
クレナは進められるがままぐびぐびと飲む。
「うっ……ちょっとトイレに行っれくるぞ~」
クレナがそういった瞬間、クレナの正面三人が一斉に机の下を覗く。
椅子から立ち上がる時、当然彼女の足は開くのであって――
(来た甲斐あったあああああああああ!)
(赤じゃん! やべっ興奮してきてしまった……)
(くっそおおおおおお、写真撮りてええええ!)
見えたのは一瞬だったが彼らは満足した。
さらにその周囲にいる人たちがとてもうらやましそうに彼らを見ていた。
やがてクレナが立ち上がりトイレへ行くと、酒場は通常の雰囲気に戻った。
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