8 / 13
7,班員の苦悩
しおりを挟む
クレナとその班員が王都の外周部を警備している時だった。
「うおっ! めっちゃ美人な騎士さんじゃねえか! おい、どうだ、俺らと一杯やらねえか?」
クレナのその美貌に引き付けられる男性は少なくない。というかほぼすべての男性がすれ違う時にチラ見している。
「あいにくだが、アタシは今勤務中だ」
「じゃあ勤務終わってから……」
「アタシは酒が嫌いなんだ。」
「そこをなんとか……」
「おい、君たち、うちの班員に何か用なら騎士団の本部にでも掛け合いな!」
「ちっ」
班長が声をかけてその時は終わった。
王都の中心部は大変治安がよろしいのだが、外側に行くにつれていろいろな人が現れる。
また別の日。
クレナとその班員が町の階段を登ろうとしたら、後ろから変な男数人が付いてくる。
「ん? なんなんだあの男たちは」
「さ、さあ……なんなんでしょうかね?」
どう考えても彼女の噂を聞きつけた者が彼女のスカートの中を覗こうとしているのは分かるのだがそれを本人に言うわけにはいかない。
なぜなら言ってしまったら彼らもまた同じことをしているとバレてしまうからだ。
しかし、いくつかの階段を上っていると怪しい男集団はずっとついてくる。
「あいつら変じゃないか!?!?」
「そうですね、注意してきましょう。」
クレナに事の本筋がバレないように注意しなければならない。
「すみません、先ほどから我々の後についてきているようですが何が御用でも?」
「あっいえっ別にそんな……」
「何でもないっす!」
「たまたま行き先が同じだっただけですよ」
「で、行き先はどこなんですか?」
「え、ええと……王都の高台の公園の……」
「じゃあここでお別れですね。失礼しました。くれぐれも女性の騎士を見たからといって変な気を起こさないように。」
集団は目を泳がせていた。
「それでは。」
しかし、目を泳がせることなく日頃から彼女のスカートを覗くことをもくろむ騎士団員が言ってしまってはブーメランだ。
「うおっ! めっちゃ美人な騎士さんじゃねえか! おい、どうだ、俺らと一杯やらねえか?」
クレナのその美貌に引き付けられる男性は少なくない。というかほぼすべての男性がすれ違う時にチラ見している。
「あいにくだが、アタシは今勤務中だ」
「じゃあ勤務終わってから……」
「アタシは酒が嫌いなんだ。」
「そこをなんとか……」
「おい、君たち、うちの班員に何か用なら騎士団の本部にでも掛け合いな!」
「ちっ」
班長が声をかけてその時は終わった。
王都の中心部は大変治安がよろしいのだが、外側に行くにつれていろいろな人が現れる。
また別の日。
クレナとその班員が町の階段を登ろうとしたら、後ろから変な男数人が付いてくる。
「ん? なんなんだあの男たちは」
「さ、さあ……なんなんでしょうかね?」
どう考えても彼女の噂を聞きつけた者が彼女のスカートの中を覗こうとしているのは分かるのだがそれを本人に言うわけにはいかない。
なぜなら言ってしまったら彼らもまた同じことをしているとバレてしまうからだ。
しかし、いくつかの階段を上っていると怪しい男集団はずっとついてくる。
「あいつら変じゃないか!?!?」
「そうですね、注意してきましょう。」
クレナに事の本筋がバレないように注意しなければならない。
「すみません、先ほどから我々の後についてきているようですが何が御用でも?」
「あっいえっ別にそんな……」
「何でもないっす!」
「たまたま行き先が同じだっただけですよ」
「で、行き先はどこなんですか?」
「え、ええと……王都の高台の公園の……」
「じゃあここでお別れですね。失礼しました。くれぐれも女性の騎士を見たからといって変な気を起こさないように。」
集団は目を泳がせていた。
「それでは。」
しかし、目を泳がせることなく日頃から彼女のスカートを覗くことをもくろむ騎士団員が言ってしまってはブーメランだ。
0
お気に入りに追加
150
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?


セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる