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最終章 ~それぞれの道~

17,根性

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 クラリスは王城に来るために変装してかなり質素なドレスでこの部屋に来ていた。

 白色のドレスだが、しかしよく見ると高価な素材があしらわれているのもわかる。


 そのクラリスが、今ショーツを脱がされて、いわゆるノーパンの状態で直方体になったスライムの上に横たわっている。


 そして、そのベッドから分裂したスライムが、すでに濡れきっているクラリスの膣内にずぷずぷと潜り込んでいく。

「あっああっ!!」

 一番欲しいブツよりは大分柔らかいものが入ってくる感覚は新鮮だ。

 ぐちゅり、ぐちゅりという音を立てながらスライムはゆっくりゆっくりとクラリスの中へ潜り込んでいる。

 そして、スライムの一部がクラリスの最奥の部分に触れた。

「んっ♡」

 クラリスは一瞬、愛する夫のものでないのにも関わらず感じてしまう罪悪感を覚えた。

 しかし次の瞬間にとったスライムの行動によってその罪悪感はまた快楽の濁流に押し流されてしまう。

「いやっ!! やめっ……ぁぁあああ!!」

 スライムがぷくりと一瞬で大きくなっては縮む、という動作を1秒周期くらいで行いだしたのだ。


「うっ……んっ……」

 イきたくないクラリスは必死に定期的に訪れるその快楽に耐えようと踏ん張る。

 しかし、スライムは一つではない。

 別の2体の分裂体がクラリスの胸にたどり着き、微細な触手のついたブラシのような形状で優しく乳首の先端をこすりだしたのだ。

「やめっ……ああ♡ だめ、こんなの……んん……」


 必死に快楽を逃そうと、足を、腰をなんどもくねらせる。

(えっろ……)

 タツシはご満悦の様子だ。



 そんな状態で10分が経過した。

 さっきのクラリスイキやすさから、この辺りで絶頂するだろうと踏んでいたが想像以上に耐えたクラリス。

 意地悪なタツシはさらに刺激を強くすることにしたようだ。


 膣内のスライムが2ミリほどの太さの触手を数本出し、それで子宮口をぐちゅぐちゅとなぞり始めた。

「あああっああっ……いやああっ……」

 続々とした刺激が背筋を通って全身に走り、そしてびくりと体を震わせるクラリス。

 まだ絶頂はしていないものの、すでに限界を超えているといってもいい状況だ。

「あっ……あっ…………」

 あまりにイくのを耐えるのがつらすぎて、目から涙が零れ落ちるクラリス。

 しかしその顔は発情しきった雌のそれであり、全く辛そうに見えてこない。


 恐ろしいことに、クラリスはこの状態でも10分以上耐えた。

「どう? 気持ちいい??」

「あっ………あっあの……き……んんん♡ ……もう……耐えた……から……」


 気持ちいい、と答えてしまうとそれだけでイキそうになると判断し、そう答えなかったクラリス。

 とはいえそもそも快楽に耐えようと必死で言葉がなかなか出ないようだ。

「そうだね、じゃああと5分耐えられたら、いいよ。」

「あ♡ やった……んっ……」


 次の瞬間、クラリスの膣内のスライムが触手から薬を分泌しだした。

 スライムお手製の絶頂しやすくなる薬である。
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