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最終章 ~それぞれの道~

3,長い夜

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 クラリスは薄い、高価な布で作られたナイトドレスを身にまとっているのだが、スカートの部分にはところどころ愛液がしみ込んでしまっている。


 クラリスなら制御しようと思えば水魔法をうまく使い濡れないようにすることもできたはずだが、そんな余裕はどこにもなかった。

 スカートを捲くり杖を擦り続けるクラリス。

 もっと快感を得たいのか、今まで閉じていた足を下品にもぱかりと広げた。


「んんっ……んっ……」

 足を曲げやすくなり、しっかりそのせいか時々腰が浮くようになる。

 一瞬ビクンッと腰が浮いてはまたベッドに体を下ろして……

 というのを繰り返すようになった。


 そして――

「ああっ!!! またイっ……ああ……!んあ……んっんん!…!んっあ……」


 体全体をびくびくと痙攣させながらクラリスは二度目の絶頂に達した。



 クラリスの心はまだまだ足りないと叫んでいるが、体がもう限界だ。

 クラリスは気を失ったかのようにこのまま寝てしまった。



 あまりに体が疲れ果ててしまっているせいでクラリスは気が付かなかった。

 クラリスの部屋に魔物が一体侵入していることに。



 飼い主(?)から指示された通り、その魔物はクラリスに近づき、眠っていることを確認すると念のために睡眠魔法をかけた。


 そして、まだ愛液でべしょべしょに濡れているクラリスの股に近づき、そのまま濡れた穴の中にゆっくりと侵入していく。

 そしてスライムは、ドプリと誰かさんの大量の精液を子宮めがけて流し込んだ。


「あん!!!!」

 一瞬だが大きな声で喘いだクラリス。

 絶頂する元気もなく、再びクラリスはそのまま眠ってしまい、スライムも退散した。



 一方そのころ、タツシは……

「くっそ~~~、クラリスに触りたい……あああーーーーー!!!!!」


 高度な魔法を使える護衛がいるせいで転移で一旦帰ることもできず悶々とするタツシ。

 すぐ外に護衛がいるため今もわざわざ防音魔法を使って叫んでいる。


「なぜおれは愛する嫁のオナニーを見て我慢し続ければならないんだ!?」

 そう、タツシはずっとスライムを通してクラリスの様子を見ていた。プライバシー保護法なくてよかったね。


 どうしても我慢できなくなりタツシはその場でオナニーし、精液を転移させクラリスの中に流し込むという、本来超変態的な行為なのにいまさらタツシがやっても普通にしか見えない行為をしたあと仕方なく眠りについた。

(ようやく、あと3日で帰れるぞ!!!)


 だが、その三日間、クラリスが大変なことになってしまうのは誰も予想……誰でも予想できることだろう。
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