上 下
98 / 243
第3章 タツシの夏休み

15,収まらない体

しおりを挟む
「アメリアはいつからこのマッサージ店の本店に通っていたんだい?」

「…………ええと、うーん……いつだったか忘れちゃいました……」

 いちいち防音魔法を解除して彼に話しかけているせいで若干反応が遅れる。しかも既にイきそうなアメリアはまともに記憶などたどっていられない。

「そうか。ってことは結構前なんだねぇ。」

「はいぃ…………ぁ…ふぁあああ……」

「あれ、アメリアちゃん眠いの?」

「そうなんれす……いつもこの店に来てしばらくすると寝ちゃうんです……」

「そうなのか。じゃあ俺のことは気にせずに、ゆっくり休んでいていいよ。」

「そうですか……ありがとうございます……ん~」

 アメリアは姿勢をジートとは反対の方向に向け、防音魔法をすぐさま展開する。

〈…っ!あぅ…ッひっ…!!ああぁっ♡もぉっ♡ぁッ♡きもち、いぃぃ……あぁ……イっちゃううぅぅ……〉

 ジートにはこの声は一切届かない。

〈ああああ! スライムさん! そこダメェェ! 奥ぐりぐりしないでええ! ああん♡ あん♡ あぁ♡ いやっ♡ 体が♡ 動いちゃうからぁぁ……やめて……ああああ!! あっ待って待って!!!!〉

 彼女の体は一瞬ガクンと動く。

「ん?」

〈あああああああああ!!!! ああああんっ あああ! ああ……イく! イっちゃうう! 先輩が見てるのにいいい………あッ…イ…くぅうう♡♡〉

 スライムが膣内にいるので愛液を吹き出すようなことは無い。

 彼女は絶頂した。

〈んんんんんんん!!! ん!! んんあんっ あああん あっ……ああ……イっちゃった……また先輩の前で……〉


 ジートは先程からずっとアメリアの背中を見ていた。

 体がピクピクと動いているが、それはスライムにマッサージされているせいだろう、くらいにしか思わなかった。

 正面から見ればアメリアの股が若干蠢いているのが分かるが、後ろからでは見えない。


 オイルでぬるぬるになった二人の体の表面は光を反射し始めている。

 それによってますますアメリアの体の輪郭が浮かび上がり、とても劣情をそそる。

(アメリアがあんなに綺麗なのはこの店のおかげなのだろうな……)

 ジートはそう思って、この店に感謝した。

 未だ彼は実態を知らない。


「じゅぷっ」

「ん? 何の音だ?」

 何かが水の中に落ちたような、水風船が割れたような、でも少し違う。

 それらより鈍い音が響いた。

 じゅぽんじゅぽん

 その音が連続で続く。

「アメリア、なんか変な音しないか?」

「………」

 寝たふりを決め込むアメリア。もちろんこの音の原因は彼女の膣の中だ。

〈いやああああ! やめて! スライムさんお願いだから! 私、防音魔法一ヵ所にしか展開できないのに……ああああん♡〉

 じゅぷりじゅぷり

 彼女の膣内でピストンするスライムの音が外に漏れ出ている。

「変な音だな。どこから来ているんだ? アメリアの向こう側か……?」

〈いやああああああ! そんなっ……バレちゃうから……本当にやめて………あん♡…嫌なのに……こえッ! でちゃ、うぅ…っ♡ふか、あ゛ぁ♡ッふかいぃッ♡♡んぁ、あっ!!〉

「アメリア、本当に寝てる……? さっきからすごい体が動いているけど」

〈いやああああああ! バレちゃう……もうほとんどバレてるのかな……? ああん♡ ああ♡ でも気持ちいいぃ……〉

「ま、いっか。」

〈あああああまたイクッ ああああんっ あああ♡ あああ♡ あんっ んんんっ ンンっッもう、イ、イク……!出ちゃう……!〉

 フシュッ

 アメリアの尿道から透明な液体が噴き出す。

〈ああああんん♡ んっ…♡っあんっ…っ…あん♡っん♡っんんあん…っん♡♡♡っ…ん…あっ…♡あんあ♡ん〉

 噴き出した液体は全て彼女の水着に吸収されるが、潮を吹くときの音は当然少し出る。

「やっぱりなんか水の音がするな。なんなんだろうか。ここ室内だし……」

 ジートはいよいよ不思議だと思いベッドから降りようとする。

「おっと、ベッドから降りちゃいけないんだったか。じゃあ仕方ない。」


 さらに一度アメリアがイかされたころ。


「どうでしょうかお調子は。おや、アメリアさん寝ておられますね。ちょっと起こしましょうか。アメリアさーーん!! 起きてください!!」

 アメリアはいまもイきそうで悶えている。

「んっ……んんんん!!!」

 なんとか起きたふりをする。

「はい、マッサージ終わりましたよ~」

「は、はいぃ……い!」


「では、まずジートさんから様子を軽く確認していきますね。」

 タツシは体の至る所を軽く押し、状態を確認していく。

「大丈夫そうですね。ええと……アメリアさんに触っても問題ないですか?」

「ああ。別に変なことしなければ全く問題ない。」

「では、失礼します。」

 タツシはアメリアの体を触る。

 それだけでアメリアはゾクゾクとした快感を全身から得る。

「ちょっと、動かないでくださいね~」

「は、はいぃ……」


 いまタツシはジートとアメリアの間に立ってアメリアを触っているためタツシの正面は死角になっている。

 タツシはジートの目線がそこに届いていないことをスライムに教えてもらうと、アメリアの膣内に人差し指、中指、薬指を入れた。
しおりを挟む
感想 80

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

双葉病院小児病棟

moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。 病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。 この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。 すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。 メンタル面のケアも大事になってくる。 当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。 親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。 【集中して治療をして早く治す】 それがこの病院のモットーです。 ※この物語はフィクションです。 実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

お兄ちゃんはお医者さん!?

すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。 如月 陽菜(きさらぎ ひな) 病院が苦手。 如月 陽菜の主治医。25歳。 高橋 翔平(たかはし しょうへい) 内科医の医師。 ※このお話に出てくるものは 現実とは何の関係もございません。 ※治療法、病名など ほぼ知識なしで書かせて頂きました。 お楽しみください♪♪

【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪

奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」 「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」 AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。 そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。 でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ! 全員美味しくいただいちゃいまーす。

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

処理中です...