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第2章 騎士団の紅一点、クレナ

25,inホテル

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 クレナ本人は逃げれば逃げられる可能性もまあまああるというのは分かっているが体が求めてしまっている。

 もう逃げるのは精神的に無理だ。

「乳首もビンビンじゃねえか。なんだ、まったく男っ気なさそうな顔して、こんなエロい子だったんだなあ! 声かけて良かったぜ!」

「やめろぉ……」

 クレナはそういいつつ全く抵抗していないし、気持ちよさそうに腰を動かしている。

「やめてほしかったらここから出てくるぬるぬるを止めてみろよ」

「それはむりだ……ああっ」

 男はキュッっとクリトリスをつまんでいく。

「ん…あ! あ…! っあんんっ…ん! …んああっ」

「おいおい、感じるの早くねえか? そんなに期待してたのかよ!」

 実際のところはスライム・リフレでの媚薬と薬が残っている影響だがこの男はそんなことは一切知らない。


 それから10分ほど経ったとき、男はクレナの上に覆いかぶさっていた。

「ほおら、挿れるぞぉ~」

「ああっ……早く……」

「そんなに欲しいのかよ! ほらよ!」

 ヌルっと彼のチンポはクレナの膣の中を押し進んでいく。

「ああっ! あ……ん?」

「クレナのマンコ、簡単に俺のアソコを飲み込んだぞ! そんなに欲しかったのかっ!?」

 クレナは少しがっかりした。というのも、彼のアソコは平均より少し小さかったのだ。

 別に平均より小さいからと言って本来なら影響が出ることはほとんどないし、むしろそのくらいのサイズの方がしやすいという女性は多い。

 しかしクレナはタツシの大き目のチンポを咥え続け、しかもその後スライムのバクバクするマッサージを長時間受けているのだ。

 必然的に膣内は大きいサイズのものを受け入れることに慣れてしまっていたため、少し物足りなく感じてしまう。

 それでも、彼がピストンを始めれば十分に気持ちが良かった。

「ああ♡ あっ んっ♡」

 パンッパンッパンッ

 クレナよりはるかに大きい体に抱かれ、そして相手の体を求め、クレナも腕を絡める。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 相手の男も必死に腰を振っている。さっき洗ったばかりだというのにもう汗のにおいが漂い始めていた。

「あぁ、いいぞクレナ! 俺、避妊の魔道具持ってるから、出していいか!?」

「ああ! いつでもいい! ああっ♡」

 ここで男は一瞬肉棒を引き抜き、紫色のビーズのようなものをクレナの膣内にツプリと入れた。

「よし! ほら! 避妊のアレ、ちゃんと入れたからな! 出すぞ!」

 男はクレナの子宮口に亀頭を押し付ける。

「あっ あああ!! お腹の奥が弾ける!! 熱いものがああぁぁぁ♡ ああんっ ああっ イク♡ ああっ んんん♡ あんっ」

 ドピュッドピュっと男の肉棒から白い粘液が放出され、クレナの子宮が勢いよく飲んでいく。その飲みっぷりは運動後の男子がスポーツドリンクを飲むような、と言えばいいだろうか。

「ああっ あっ…… 気持ちいいぃぃ……んっ」

 クレナはずっと空だったおなかの奥が初めて満たされる幸福感と絶頂後の余韻をかみしめながら男に抱き着く。

 スライム・リフレにいたときから欲しがっていたのだ。その欲求は非常に高かった。

 男もクレナの横にどさっと体を下ろし、抱き着いた。


 ここで、避妊具の説明を簡単にしておこう。

 今回使われた毒魔法を応用した避妊具は若干価格は張るものの確実に避妊出来て人気である。

 中に出す前にそのビーズのような紫色の玉を膣内に肉棒と共に押し込めば、精子を毒魔法で無力化するのだ。

 ちなみに太古の天才かつ変態な魔術師は論文に、

「避妊を実現するために有効な魔法は3種類見つかった。

 一つは麻痺の魔法。これは最も簡単に魔道具にできるが時々麻痺から解除された精子が卵管の最奥に達してしまうことがあり、成功率が高くはない。

 二つ目は毒魔法。人体には影響を及ぼさない弱い範囲魔法を用いることによって効果的に避妊することが出来る。

 三つめは幻惑の魔法。これもまた非常に効果的に避妊することが出来るがそもそも幻惑の魔法を自由に操れる魔法使いなどほとんどいないに等しい。

 したがってこれを避妊に使うくらいならもっと別の有効な使い道がたくさんあるだろうから使うような阿呆はいないだろう。

 以上のことから、最も避妊に向いた魔法は毒魔法だと結論付けた。」

 という記述がある。

 つまり、タツシは阿呆のようだ。



 クレナは抱き着いている男に向かって行った。

「もう一回、しないか?」

「おお! 流石史上最年少レベルで早く近衛騎士団に上がってきだけのことはあるな。体力も相当ってか! いいぜもちろん!」

 彼らの夜は長い。
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