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第2章 騎士団の紅一点、クレナ

11,謎のオイル

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 クレナはイった。タツシが話している間ずっとスライムからの猛攻に耐えていたのだ。

「はぁ…はぁ……ああ、これが言っていた気持ちいい、ってやつなのだろうが……

 あの店員、ごくまれにって言ってたか…?」

 じゃあ自分はなぜこんなにも気持ちよくなっているのか、と疑問に感じる。

 そして右手に持っている桃色の液体の入った瓶を眺めた。


(これを使えば刺激を弱めることが出来るって言ってたか……?)


 蓋は既に開けられているその瓶からほんの少しだけ手に液体を垂らし、人差し指と親指でこすってみる。

(ふむ、思ったより滑らかな感触なのだな。それになんだかいい香りがする……?)

 甘い、優しい香りの香料が添加されていた。


 その淡い匂いから、確かに刺激がやわらぎそうだと判断し、クレナは乳首に塗った。

「おお、確かに刺激が……んっ…減ったかもな……」

 依然膣からも刺激が来るため感じているが、何とかスライムを一瞬かき分け両乳首にオイルを塗った。

 スライムはわざとオイルが塗られた場所へ加える振動を半分程度に抑える。

 するとあたかも刺激が減って落ち着いたようにクレナは感じる。

(これはいいな、よし、アソコにも塗ろう。)

 クレナはクリトリスの周囲についているスライムの中に手を突っ込み、自分の敏感なところにオイルを塗っていく。

 本当は膣内にも塗りたいがさすがに無理か……と思っていたら、突然ロデオマシン型のスライムが触手を使って瓶を奪った。

「ん? なんだ? まだ塗り終えていないのだが……」

 そう思った矢先、スライムは触手の先端を細長いホースのような形に変え、その中にオイルを垂らす。

 ホースに入った液体は触手の中をぐんぐんと進み、やがてマシンの中に入ったかと思うと上に上がってきた。

「ん? どこに行くんだ?」

 下を眺めていると液体は自分の股間に向かっていることが分かってきた。

「あ、もしかして塗ってくれるのか。助かる。」

 液体は全て彼女の膣に挿入されている棒の中に集約された。そして――




「あぁああぁぁぁっあぁあ!ぁあああぁあやめろおぉ!! ちがっ……ああイク! あんっ! イクイクああああ…待ってくれ、それはダメだろぉ……あぁ!!」

 彼女の子宮の中に液体は放出された。勢いよく。

 今まで一度しかその感触を味わったことのないクレナ。想定外の快楽にあっという間にイってしまった。

 なんだかんだタツシの言うことをしっかり聞いていたのか、イクと言いながら達した。

「あぅ……ああぁ……はぁ、はぁ、はぁ~。 くそおぉ……いや、でも気持ちよかったな……」

 タツシの言葉が頭にフラッシュバックする。『気持ちよくなればなるほどリラックス効果も上がり体力も付きますのでもしそういったことがあったら是非イクイク、と大きく叫びながら気持ちいいのに体をゆだねてください。』

(体をゆだねる……)

 これを思い出した瞬間、彼女は変わった。

「ああっ! 気持ちいい! あっああん…… ん……」

 快感を得た後無理に体をこわばらせず、脱力するようにした。

「ああーーーーー! ああ、なんだ、……んん♡…最初からこうすれば……あんっ……楽だったんじゃないか……んっ」

 べちゃっべちゃっ

 どちゃっ

 未だにスライムは飛んでくる。もう今や顔以外、ほとんどスライムに包まれている。

 といっても乳首と股間にいるスライム以外はほとんど動いていない。ただくっついているだけだ。

 クレナはついに快楽を積極的に受け入れ始める。

「あ♡ ああんっ あん…んっん♡…あ…」

 快楽を拒まなくなったその女体は容赦なく股間と乳首からくる快楽を全身に送り出していく。

「ああ、またイクっあああ!!! イクっ!! イっちゃう! ん゛ん゛ん゛ん゛ーーーー!

 あ♡っ…っあん♡…っあ♡ ああぁぁ……」


 彼女の膣にはさっき射出されたオイルと愛液の混ざったものがたっぷり入っている。

 しかし、スライムで覆いつくされた股間に愛液を逃す隙間はどこにもない。

 ピストンし続けるロデオマシンの棒が、その愛液ごとぐちょぐちょと膣内を暴れる。

 そして、彼女がさっき使った遅効性の媚薬――本人はオイルだと思ったピンク色の液体――が牙をむき始めた。

「あああああ♡ 待っ♡ ああ♡ なんっ♡ んんんーーーーーーーー♡ ああん♡ くっ…ん…♡ あん♡」
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