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第2章 騎士団の紅一点、クレナ

10,イク

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「ああ♡ やめろ……あああああ」

 彼女の股に着地したスライムはめくれあがっているスカートの中に入り込み、露になっている繁みの中にある秘豆を弄りだした。

「や、やめてええ……お願いだから……ああ♡ あっ……ああ、クる……ん…ン…ンンンッン…ンンッン…ッ!」

 達した。

 今回はまだ膣内に粘液を注入していないが、彼女の膣にささる棒は相当なぬめりを帯びていた。



(スライムに揺られ、自分自身も体をくねらせるなんてクレナちゃんもなかなかにHな子なんだねぇ。

 でも、イクって言ってもらえないの、ちょっと寂しいな。

 言葉だけでも教えておくか。)


 ガチャリ。ドアが開いてタツシが部屋に入った。

(!!? まずい……)

 どうしても絶頂する瞬間を見せたくないクレナ。

 タツシが来たということはこれから先タツシが出るまで、もしくはスライムの動きが止まるまでイケないということに等しい。

「いかがですかクレナさん、おや、思ったよりスライムを避けられていないようですね?」

「そりゃあこんな……」

「どうしましたか?」

「ああ、いや、その……んっ……おっ思ったより難しくて……」

「ああなるほど、そうでしたか。でもまあスライムが当たっても特にペナルティはございませんので安心してください。」

「いや、しかしだな……」

「どうかされましたか?」

「いや、あのだな……」

 スライムが刺激してきて体が反応してしまい、思うように動けない、をどう表現しようか悩んでいるクレナ。

「あ、もしかしてデリケートな所が痛みますか?」

 ここでそうだ、と言えばやめてもらえる――

「ああ、そ、そうなんだ! 結構体のあちこちが痛くなって……」

「では、専用のオイルを使いましょうか。このオイルを使えば痛いところが緩和されますよ?」

 そういってタツシは瓶を取り出した。中身にはピンク色のトロリとした液体が入っている。わざと着色したのだが。

「ひっ……あ、いや……やっぱり使わなくても……」

「でも、こちらとしてもお客様に痛い思いをさせるわけには行きませんから。ぜひ使ってください。」

「……分かった。」

 クレナは怪しげなピンク色の液体が入った瓶を受け取った。
 
「あ、それとですね、今から言うのは独り言なので別に聞かなくてもいいのですが……。

 このトレーニングをしている女性がとても気持ちよくなる瞬間がくることがあるんです。

 気持ちよくなった時に『イク』と叫ぶと、瞬発力が向上するんだとか。

 さらに、気持ちよくなればなるほどリラックス効果も上がり体力も付きますのでもしそういったことがあったら是非イクイク、と大きく叫びながら気持ちいいのに体をゆだねてください。

 以上、独り言です。」

 タツシはドアから出る寸前にそういうと、バタンとドアを閉めた。

 言っていることは支離滅裂だ。

 だがクレナはいま反論するどころではない。

「あああ♡ ああ、ああ、い、いく……ああんっ あぁ!あああっあぁあぁぁ……」
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