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第2章 騎士団の紅一点、クレナ

3,初めて

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「おお、意外とスライムでも普通に効くなあ。気持ちいいぞ……」

 クレナは足をスライムに揉まれながらそう呟いた。

 スライムが足に張り付いた状態でぷるんぷるんと体を揺らして足に振動を与えている。

 今はふくらはぎ辺りを揉んでいた。

「ええと……ほぉ、足を冷やす薬を塗るのか。」

 マニュアルには施術内容も簡単に書かれている。少し炎症を起こした彼女の足を冷やすためにスース―する薬を塗っていく。

「うっ……結構冷たいな。だが少し暑かったからちょうどいい。」

 透明な液体を薄く患部に塗っていく。

(痛みが和らいでいる気がするな。確かにこれは効果がありそうだ。)

 実際にはこれは単なる気休めにしかなっていなく、あとでスライムが治癒魔法をがっつりかける予定である。

 今は昼の時間帯。

 少し暑かった体もヒヤッとする薬を足に塗られちょうどいい心地になり、睡魔が襲ってくる。

 マニュアルにも「眠たくなってきたら眠って構いません。極上の寝心地を提供させていただきます。」

 と書いてある。

 クレナがそれを確認すると瞼を閉じた。

 ここでスライムが軽く催眠魔法をかけて、直後ドアがガチャリと開いてタツシが部屋に入ってくる。

「うーん、ひとまずチンコ爆発しそうだから、いったん触りたいんだよね~」


 かつてアメリアにやったときには施術中のいたずらは初めてだったため少しずついったが、もはやどう考えてもばれないだろうと確信したタツシは堂々としている。

「やっぱり成人した女の子の体もいいなぁー。アメリアちゃんと違って身長も高めで、スタイルは抜群だね! まあ乳はだいぶ薄いけど、俺は別にそこは気にしないし。」

 そういいながらタツシはクレナの半開きの足をさらに開かせて中を覗く。

 そしてスカートの端と端をつなぐ細いベルトのようなものをぷちっという音とともに片端だけ外した。

「さ~て、おパンツの中はっと。」

 タイトスカートをずり上げてから黒い、なかなかに分厚いパンツの生地を少し力を込めて端に寄せる。

「うーん、毛がかなり生えそろっているねぇ。汗のにおいもぷんぷんするよ。」

 そういいながら全く濡れていないクレナの割れ目をなぞる。

「うおっ。体がピクって反応した! なんだかんだいっても敏感な部分を触られれば反応しちゃうよなぁ~。さて、お豆はどうなっているかなぁ~」

 タツシはクリトリスの位置を探す。

「皮を剥いてあげようね~……うぉ~ちっちゃい! 最近アメリアちゃんのおっきな豆に見慣れちゃったからなぁー。いやあ、可愛いねぇ。」

 タツシはつんつんと指で刺激する。そのたびに足がカクッと動く。

「さあて、さっそくコレ、使っちゃおうかな。」

 タツシは懐から取り出した、小さい容器のふたを開ける。

 そこにはリップクリーム、もしくはグリスのような固い薬が詰まっている。

 それを手に付け、クレナのクリトリスにそっと塗った。

「足の方がスース―して気持ちよさそうだからね、ここにもスース―する薬を塗ってあげるよ。あでも、表面はスース―しても中の方があったかくなって来ちゃったらごめんね~」

 タツシはクリトリスに塗り終えると、茂みの奥にある割れ目にも塗っていく。

「しっかり全体にまんべんなく塗ってあげようねー。このお薬は強いけど、効果がじわじわ来るやつだからたぶんお薬塗られたって気が付かないんだよな。」



 こうしてクレナは股間に強い薬を塗られた。


 その後、眠っている最中にタツシはクレナの胸をそっと撫でていく。

「あはは、お乳はちっちゃいけど、乳首が起ってきちゃった。あれ? ひょっとしてこの子、経験済み? スラ介、ちょっと中覗いてくれない?」

 ぷるん

 スライムは彼女の割れ目からにゅるっと中に入っていった。

 ビクン

 彼女の体は腰を中心に跳ねる。

 ぽよんっぽよんっ

 膣から出てきたスライムが跳ねた。

「ふふふ、全く男を寄せ付けなさそうな雰囲気出しているのに、経験あるんだ~。こりゃ過去、その男に対して恨みを持っているとか、トラウマがあるとかそういう感じかな。

 後でじっくり聞いてあげよっと。」


 そういって彼女のパンツとスカートを元に戻すとタツシは部屋から出て、クレナは覚醒した。

「んん……確かに最高の寝心地だったな……。

 それにしても、アタシは一体どれだけの時間寝てしまったんだ……?

 スライムはまだ足を揉んでいるからそんなに時間は経っていないのか。」

 そのとき、スライムはコロリと目の前で転がる。

「っしょっと。」

 クレナはうつ伏せの姿勢になる。

「おお、今度は背中かぁ。気持ちいいなぁ。」

(ん!?)

 そこでクレナは思った。

(なんだか胸からじんわりと心地よさが……)

 うつ伏せになったことでタツシに刺激され敏感になった胸がベッドと体に押され、そこから快感が広がっているのだ。

(いかんいかん。ここはマッサージ店なんだからそんなことを気にしては……ん?)

 気にしないようにしていてもやはり少し気になってしまう。

 彼女の意識は胸から股間に移った。なんだか違和感がある。

(なんだ……? この感じは。なんだかむず痒いような……)

 とは言ってもクレナはうつ伏せだ。どうやっても手で股間に触れることは出来ない。

 そうこうしているうちにスライムは背中のマッサージを終えて、太もものマッサージを始めた。

(あっ……なんか変な感じがするな…)

 太ももをゆすられ少しだけ股間に刺激が行く。

 そしてスライムは徐々に外側から内側へとマッサージする場所を変えていく。

(待てよ……この感覚はなんなんだ……?)

 クレナの体の表面、特に足の部分はしっかり冷えているが、上半身は反対に火照ってきている。

 全く違う人間の足が胴体にくっついてしまっているような感覚だ。

 10分ほど経つと再びスライムに姿勢を変えるように指示された。

 今度は体育座りのような姿勢だ。

 ただ、手は自由にしてよい。スライムは肩を揉み始めた。

 全身マッサージコースでなくとも、一通り筋肉はほぐしていく。


 ただ、彼女はそんなことを気にしていない。

 ムズムズする股間に手が簡単に届く体制になってしまったのだ。

 彼女はすかさず足の間から自分の手を入れ、タイトスカートの中のベルトを外してからそのさらに奥にある自身の割れ目に触る。

「あっ…」

 クレナの低いよく響く声が、若干の艶を帯びて響き渡る。

(なっ!? うっかり声が出てしまった!? なんだこの感触!?)

 彼女は経験があるもののオナニーはしたことが無い。(これについては数話後にて述べる。)

 したがってクリトリスで感じたことは無いのだ。

 彼女は未知の感覚に驚きながらも、再び手を触れてしまう。

(なんだこれ……なんだこれは!?!?)

 くすぐったいようだが、それ以上に気持ちよさもある。

 インターネットなんてないし、女友達ともあまり話さないクレナ。自分がオナニーというHな行為を遂げていることも知らずに股間をパンツの上から擦っていく。

「んっ……」

 僅かばかりに声が出た。


 スライムは依然肩を揉んでいるが、もはや全く意識が向いていない。

 クレナは使っていなかった左手で割れ目をツーっとなぞっていく。

「あぁ……」

 体がピクンと跳ねる。

 クチュリという音が部屋に響き始める。

 クレナに塗られた新種の媚薬は徐々に徐々にその効果を高めていった。

「なんか来る!? なんだこれは……」

 徐々に彼女の体の奥深くからこみあげてくるものがあるのを彼女は感じ取った。

(不思議な感覚だがやめられないぃ!)

 彼女の手は動き続ける。

(あれあれ~? 女扱いされたくないって言ってたのに、自分からあんなことしちゃってるよ~。あれ、ひょっとしてオナニーについての知識ないのかな?

 じゃあ後でそれとなく言ってあげよう。)

 覗かれているとも知らずに、クレナは頂上に達した。

「ん゛ん゛んんんん~~~っ……んっ…んぁ…んっ…んん」

 声はそんなに出さなかったものの、クレナはイった。初めて。

 彼女の膣壁からは新鮮な液体がねちゅりと分泌されている。
(なんだったんだ今のは!? 気持ちいいのがアソコ全体に一気に広がって……

 うっまずい! ぬるぬるしたものが股間に広がっている! これではパンツが汚れてしまうではないか!)

 彼女は愛液を手で触って確認する。

 今は横に寄せているがもしパンツを戻せば明らかに彼女のパンツは愛液で濡れることになるだろう。

 なんとか液を手でからめとってからパンツを戻して……と考えているうちに。

 タツシが部屋に入ってきた。

 反射的にクレナはパッとパンツから手を離してしまった。
(あっしまった!)
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