15 / 243
第1章 魔法学園の少女、アメリア
11,至福のひと時
しおりを挟む
アメリアの家はマッサージ店から歩いて20分ほどのところにある。
たたっと小走りで往復したので、30分ほどでスライム・リフレに帰ってきた。
「すみません、わざわざ待ってもらって」
「いえいえ。(今日アメリアちゃんのために全部の仕事他の人に押し付けちゃったから)全然問題ないですよ。うちはお客様(の快楽)第一ですから」
近くの机に彼女の私物を置くと、さっそく追加の説明をした。
「このほど私も魔物について詳しく研究しまして、スライムに多少我々の言語が伝わるように調教しました。(こら! スラ介! 後ろからどつくな!)
その結果、ある程度口でやってほしいことを伝えても通じるようになりました。
例えば……ジャンプしながら分裂して着地したら元に戻ってー」
ぼよんっ ぷるんっ びたっ ぽよっ
「え~! すごーい!」
「って感じなので、自分のマッサージしたいところとか、ガンガン言っちゃってください。なんでもやってくれますよ!
では、初めにいつものハーブティーを飲んでいただいてですね、お顔に軽くお薬だけ塗っちゃいましょう」
以上で、今日のアメリアのお肌改善は終了である。ここからの時間、実は全く肌に関係が無いことを彼女は未だ知る由もない。
ぬるっぬるっ
スライムがその巨体からストロー程度の細い触手を出してアメリアの顔に薄く薬を塗っていく。
「では、私は他の仕事があるので席を外させていただきます。何かございましたら上の受付のところに言ってくれれば私が行きますので。」
「はい! ありがとうございます。あ、今日はこの服のままでいいんですか?」
「ええ、大丈夫です。」
アメリアはほっとした。どうしても実質裸のような状態をタツシに見せるのはかなり恥ずかしいのだ。
「あ、ですが、オナニーや、それに類することをされるのでしたら、下着だけでも脱いでいただくといいかもしれません。
あ、この部屋の防音は完ぺきですのでご安心ください。」
アメリアがしようとしていたことを直接単語を出して言われれたため恥ずかしさはMaxである。
「いっいや! そんなことしませんん!」
「そうですか。するとよりお肌がツルツルに……って、もうすでにツルツルですもんね、失礼しました。では、どうぞごゆっくりお楽しみください。」
ガチャリッバタン。
タツシは部屋から出ていった。
(うぅ……店員さん、やっぱり前回の私を見てHな子だって思っちゃっているのかなぁ……)
そう思いつつもアメリアの心臓は徐々に元気になっていく。
股間から少しむず痒い感触を感じる。
(言われた通り、下着だけは脱いでおこうかな……)
そういってアメリアはスカートをたくし上げてパンツを脱ぐ。さらにブラジャーも外した。
(スライムさんに触ってもらうときに邪魔になるといけないし……)
何気に用意周到である。
そしてその様子を見る悪い男。
「うぉーーー! アメリアちゃんいまノーパンノーブラ! やべえ興奮するぅ!」
実はいま、この男がいる場所は控室ではない。
この部屋にはもう一つ、秘密の入口があるのだ。
そこから入って気配を消して、大きなマッサージルームの隅っこで気配を消して座っている。
「いやぁこの計画思いついた俺、天才!」
「スライムさん、よろしくね?」
巨大なスライムは数本の触手を出すと彼女の体を持ち上げる。
「んんっと。あ、本当だ。全然落ちそうにないわ。これ楽しいかも!」
腰をしっかり支えられているおかげで、足をパタパタさせても足に絡んだ触手はパタパタに合わせて動き、あまり行動を阻害されている感覚が無い。
(本当に浮いているみたいな感覚になってきたかも……)
真下にぷよんぷよんのスライム本体(と彼女は思っている)がいるため、万が一落ちても全く痛そうにない。
スライムは若干足が下になるように彼女を持ち上げているためスカートはまくれ上がらず自然体だ。
「スライムさん、意外と優しいのよね~」
前回シャワーに入った時執拗に責められたことをもう忘れてしまったようだ。
「じゃあ、まずは肩と腰のマッサージからお願い!」
こうしていつものマッサージが始まる。違うのは彼女が宙に浮いているのと……
「うお! この角度最強すぎる! やべ~~!!」
タツシが彼女の下にこっそり行って、スカートの中を覗いていることくらいだ。
タツシもまだまだ子供(22歳)である。
そうしているうちに、彼女には昼の睡魔が襲ってくる。
今日はカラッと晴れた、快適な気候だった。
「ふぁ……眠くなって来ちゃった。スライムさん、私が起きるまでしばらくいろいろな所マッサージしておいてくれる?」
ぷるん
彼女は心地よく眠りについた。
(おい! スラ介! 催眠魔法かけろ!)
ぶるん!!!
「はっはっは、『いろいろなところマッサージしておいてくれる?』だって。この店でそんなに曖昧なこと言っちゃっていいのかなぁ~~~??」
彼女の至福のひと時は終わりを告げようとしていた。
たたっと小走りで往復したので、30分ほどでスライム・リフレに帰ってきた。
「すみません、わざわざ待ってもらって」
「いえいえ。(今日アメリアちゃんのために全部の仕事他の人に押し付けちゃったから)全然問題ないですよ。うちはお客様(の快楽)第一ですから」
近くの机に彼女の私物を置くと、さっそく追加の説明をした。
「このほど私も魔物について詳しく研究しまして、スライムに多少我々の言語が伝わるように調教しました。(こら! スラ介! 後ろからどつくな!)
その結果、ある程度口でやってほしいことを伝えても通じるようになりました。
例えば……ジャンプしながら分裂して着地したら元に戻ってー」
ぼよんっ ぷるんっ びたっ ぽよっ
「え~! すごーい!」
「って感じなので、自分のマッサージしたいところとか、ガンガン言っちゃってください。なんでもやってくれますよ!
では、初めにいつものハーブティーを飲んでいただいてですね、お顔に軽くお薬だけ塗っちゃいましょう」
以上で、今日のアメリアのお肌改善は終了である。ここからの時間、実は全く肌に関係が無いことを彼女は未だ知る由もない。
ぬるっぬるっ
スライムがその巨体からストロー程度の細い触手を出してアメリアの顔に薄く薬を塗っていく。
「では、私は他の仕事があるので席を外させていただきます。何かございましたら上の受付のところに言ってくれれば私が行きますので。」
「はい! ありがとうございます。あ、今日はこの服のままでいいんですか?」
「ええ、大丈夫です。」
アメリアはほっとした。どうしても実質裸のような状態をタツシに見せるのはかなり恥ずかしいのだ。
「あ、ですが、オナニーや、それに類することをされるのでしたら、下着だけでも脱いでいただくといいかもしれません。
あ、この部屋の防音は完ぺきですのでご安心ください。」
アメリアがしようとしていたことを直接単語を出して言われれたため恥ずかしさはMaxである。
「いっいや! そんなことしませんん!」
「そうですか。するとよりお肌がツルツルに……って、もうすでにツルツルですもんね、失礼しました。では、どうぞごゆっくりお楽しみください。」
ガチャリッバタン。
タツシは部屋から出ていった。
(うぅ……店員さん、やっぱり前回の私を見てHな子だって思っちゃっているのかなぁ……)
そう思いつつもアメリアの心臓は徐々に元気になっていく。
股間から少しむず痒い感触を感じる。
(言われた通り、下着だけは脱いでおこうかな……)
そういってアメリアはスカートをたくし上げてパンツを脱ぐ。さらにブラジャーも外した。
(スライムさんに触ってもらうときに邪魔になるといけないし……)
何気に用意周到である。
そしてその様子を見る悪い男。
「うぉーーー! アメリアちゃんいまノーパンノーブラ! やべえ興奮するぅ!」
実はいま、この男がいる場所は控室ではない。
この部屋にはもう一つ、秘密の入口があるのだ。
そこから入って気配を消して、大きなマッサージルームの隅っこで気配を消して座っている。
「いやぁこの計画思いついた俺、天才!」
「スライムさん、よろしくね?」
巨大なスライムは数本の触手を出すと彼女の体を持ち上げる。
「んんっと。あ、本当だ。全然落ちそうにないわ。これ楽しいかも!」
腰をしっかり支えられているおかげで、足をパタパタさせても足に絡んだ触手はパタパタに合わせて動き、あまり行動を阻害されている感覚が無い。
(本当に浮いているみたいな感覚になってきたかも……)
真下にぷよんぷよんのスライム本体(と彼女は思っている)がいるため、万が一落ちても全く痛そうにない。
スライムは若干足が下になるように彼女を持ち上げているためスカートはまくれ上がらず自然体だ。
「スライムさん、意外と優しいのよね~」
前回シャワーに入った時執拗に責められたことをもう忘れてしまったようだ。
「じゃあ、まずは肩と腰のマッサージからお願い!」
こうしていつものマッサージが始まる。違うのは彼女が宙に浮いているのと……
「うお! この角度最強すぎる! やべ~~!!」
タツシが彼女の下にこっそり行って、スカートの中を覗いていることくらいだ。
タツシもまだまだ子供(22歳)である。
そうしているうちに、彼女には昼の睡魔が襲ってくる。
今日はカラッと晴れた、快適な気候だった。
「ふぁ……眠くなって来ちゃった。スライムさん、私が起きるまでしばらくいろいろな所マッサージしておいてくれる?」
ぷるん
彼女は心地よく眠りについた。
(おい! スラ介! 催眠魔法かけろ!)
ぶるん!!!
「はっはっは、『いろいろなところマッサージしておいてくれる?』だって。この店でそんなに曖昧なこと言っちゃっていいのかなぁ~~~??」
彼女の至福のひと時は終わりを告げようとしていた。
18
お気に入りに追加
4,039
あなたにおすすめの小説
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる