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第9巻
#33 会議
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中学校・舞子
池袋の中学校。あたしが通っている学校、兎に角退屈。
「ねぇ、明日抜き打ちテストじゃね?」
友人の柚木が聞いてきた。
「…そうじゃないの?知らん」
「えぇ?」
あたしはスマホを取り出し、LINEを見た。
「何見てんの?」
「ニュース」
「へぇ、学校で見んの?」
「うん…ちょっとね」
すると、『白組子会社的存在のユートピア、大阪支部爆破!』と言うニュースが目に飛び込んだ。このニュースがあるって言う事は、本部の高輪で会議を行うという事。今後どうするかを決める会議だ。
あたしは荷物をまとめて教室を出ようとした。
「舞子!何かあったの?」
「先公に早退するって伝えて!」
あたしは教室を出て、本部の会議室の目の前まで瞬間移動した。
会議室の扉の前には京香が居た。
「遅い…」
「ごめんね」
あたしと京香は会議室に入った。中には冴島と、誰かわからない三人の大人が、カプセルの中に入っている何かを見て、話し合っていた。
「冴島、来たよ」
「お、そうか。じゃあ座るか」
冴島と三人は椅子に座った。京香は会議室の壁に寄りかかる。あたしはその場に立って、「ここでいい」
「そうか…さて、あの速報はさぞ驚いただろう」
冴島は話を進める。
「大阪支部、爆破。いや、詳しくは、溶けたと言った方が良いかもな」
「溶けた?」
「ビル全面にこの液体が付着し、付着した瞬間、ガラスが溶けて、ビルが崩れいった。途中、液体が二酸化炭素に触れたから、爆発した、だろう」
冴島はカプセルを持って言った。
「その液体は?」
冴島は頭を抱えて、「わからないんだ…」
「は?」
京香は壁から離れて、「わからないって、何?さっきまで調べてたんじゃないの?」
「わからないんだ。この液体、地球にある物じゃないと思うんだ」
冴島はカプセルをテーブルに置いた。
「…で、あたしは何をすればいいの?」
「君は一人で、関西方面に向かってもらう」
「一人、ね。犯人はわかってるんでしょうね?」
冴島はファイルを出した。
「これだ」
あたしはファイルを受け取り、中身を見た。
「名前、古城、黄泉?古城!?」
あたしはスマホを取り出し、林に電話を掛けた。
「舞子か、どうした?」
「アンタ、妹居たの?」
「…うん」
あたしは頭を抱えて、「アンタの妹、ビル一つ破壊したよ」
池袋の中学校。あたしが通っている学校、兎に角退屈。
「ねぇ、明日抜き打ちテストじゃね?」
友人の柚木が聞いてきた。
「…そうじゃないの?知らん」
「えぇ?」
あたしはスマホを取り出し、LINEを見た。
「何見てんの?」
「ニュース」
「へぇ、学校で見んの?」
「うん…ちょっとね」
すると、『白組子会社的存在のユートピア、大阪支部爆破!』と言うニュースが目に飛び込んだ。このニュースがあるって言う事は、本部の高輪で会議を行うという事。今後どうするかを決める会議だ。
あたしは荷物をまとめて教室を出ようとした。
「舞子!何かあったの?」
「先公に早退するって伝えて!」
あたしは教室を出て、本部の会議室の目の前まで瞬間移動した。
会議室の扉の前には京香が居た。
「遅い…」
「ごめんね」
あたしと京香は会議室に入った。中には冴島と、誰かわからない三人の大人が、カプセルの中に入っている何かを見て、話し合っていた。
「冴島、来たよ」
「お、そうか。じゃあ座るか」
冴島と三人は椅子に座った。京香は会議室の壁に寄りかかる。あたしはその場に立って、「ここでいい」
「そうか…さて、あの速報はさぞ驚いただろう」
冴島は話を進める。
「大阪支部、爆破。いや、詳しくは、溶けたと言った方が良いかもな」
「溶けた?」
「ビル全面にこの液体が付着し、付着した瞬間、ガラスが溶けて、ビルが崩れいった。途中、液体が二酸化炭素に触れたから、爆発した、だろう」
冴島はカプセルを持って言った。
「その液体は?」
冴島は頭を抱えて、「わからないんだ…」
「は?」
京香は壁から離れて、「わからないって、何?さっきまで調べてたんじゃないの?」
「わからないんだ。この液体、地球にある物じゃないと思うんだ」
冴島はカプセルをテーブルに置いた。
「…で、あたしは何をすればいいの?」
「君は一人で、関西方面に向かってもらう」
「一人、ね。犯人はわかってるんでしょうね?」
冴島はファイルを出した。
「これだ」
あたしはファイルを受け取り、中身を見た。
「名前、古城、黄泉?古城!?」
あたしはスマホを取り出し、林に電話を掛けた。
「舞子か、どうした?」
「アンタ、妹居たの?」
「…うん」
あたしは頭を抱えて、「アンタの妹、ビル一つ破壊したよ」
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