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第4巻
#16 24時間
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「京香!京香!」
京香は担架に乗せられ、病室に運ばれた。病室のベッドに京香は寝かせられた。
「京香、お願い、起きて…」
あたしは京香の右手を両手で握り、目覚めるのを待った。気を失っているだけ、と心に言い聞かせた。
あたしは缶コーヒーを買いに、施設を出ていた。
「此処、品川?」
わからなかった。すぐ近くに、山手線と、京浜東北線、東海道線、横須賀線に、京急、新幹線、見づらいが高輪の駅が見える。
「てか、此処十五号じゃん」
「あれ?奇遇だね?」
聞いた事のある声がした。ちょっとぽっちゃりなお腹で、眼鏡を掛けている男性。
「奥田さん…お久しぶりですね」
奥田輝幸だった。
「だね。一年位会ってないよね?」
「…多分、そうですね」
「どうしたんだ?品川で」
「ちょっと、色々あって、アハハ。奥田さんは?」
「六本木の本部に呼ばれて、帰りに品川のラーメン二郎にね寄ろうと思って…」
奥田は更に言った。
「──大ラーメンを食おうとね。そう言えば、色々って?」
「…ユートピアに所属しまして、ね?」
「あのユートピアか!ディストピアじゃなくて良かったよ」
「誰があんなのに入るんですか誰が」
奥田との会話が楽しかった。結局三十分位話していた。
奥田と別れて、施設に戻った。すると、入口ら辺に人集りが出来ていた。
「何があったの?」
ユートピアの人に聞いた。
「ディストピアから、手紙が」
「ディストピアから?!」
あたしは手紙の内容を目にした。
『二十四時間以内に、氷竜京香と桐島舞子を突き出せ。でなければ、ユートピアの施設に我々の群勢が突っ込む事だろう』
「あたしと、京香?!」
何故京香を突き出さなければならないのか、わからなかった…いや、どうせあの能力だろう。
京香は担架に乗せられ、病室に運ばれた。病室のベッドに京香は寝かせられた。
「京香、お願い、起きて…」
あたしは京香の右手を両手で握り、目覚めるのを待った。気を失っているだけ、と心に言い聞かせた。
あたしは缶コーヒーを買いに、施設を出ていた。
「此処、品川?」
わからなかった。すぐ近くに、山手線と、京浜東北線、東海道線、横須賀線に、京急、新幹線、見づらいが高輪の駅が見える。
「てか、此処十五号じゃん」
「あれ?奇遇だね?」
聞いた事のある声がした。ちょっとぽっちゃりなお腹で、眼鏡を掛けている男性。
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「だね。一年位会ってないよね?」
「…多分、そうですね」
「どうしたんだ?品川で」
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「六本木の本部に呼ばれて、帰りに品川のラーメン二郎にね寄ろうと思って…」
奥田は更に言った。
「──大ラーメンを食おうとね。そう言えば、色々って?」
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「誰があんなのに入るんですか誰が」
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「何があったの?」
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