中の島

第4巻

#13 私と最強女子中学生

二階堂

草津温泉のとある旅館、私達はそのに泊まる。温泉は、まさかの源泉、楽しみだ。1階がロビーで、2階から10階が客室、11階が大浴場で、大浴場の一角に、外の温泉がある。私は舞子と、風呂に入っていた。
「温泉気持ちぃ、」
「そうね、」
私は肩が湯に浸かるまで、浸かった。
「そういえば、御陵さんって、大きいんですね」
「な、何聞いてんのよ！」
私は思わず立ち上がった。
「そーゆー貴女もじゃない！」
「アハハ、、まぁでも私は、さらし巻いてるだけだからなー」
彼女は笑って言った。私は大きく溜息を吐いて、再度湯に浸かった。
「さらし巻くレベルの大きさじゃないのに」
私は彼女を揶揄った。すると彼女は、「何を！あたしだって大きいわ！」と言って、胸を揺らした。
「あーはいそーですかー」
「何よ！もう！バーカバーカ！」
「バカで結構よ」
私はそう言って、夜の外の景色を見始めた。
「綺麗ね」
「ん？あぁ、そうですね、」
「本当にそう思ってる？」
彼女は頷いた。
「はぁ、なんで最強で生まれるだろ、」
「どうしたの？」
「最強だからEDクラスっておかしいでしょ」
「仕方ないわよ。國のお偉いさんがそう言ってるからね」
彼女の言葉は、苦痛、そう感じた。