中の島

第3巻

#09 CRクラスレベルEDクラスレベル

人の能力には、危険レベルが付いている。レベル1、通常。レベル2、危険。レベル3、即死、と分けられる。レベル3より危険の能力は、CRクラス、EDクラスと分けられる。CRクラスは、殺す為だけの能力を持つ超能力者が選ばれる。EDクラスは、地球が消滅しかねないレベルの能力を持つ超能力者。俺はCRクラスレベルに選別されていて、厳重注意を受けていた。
数年前、俺が白組に所属し始めた頃、俺はとある事件を追っていた。池袋で有名だった不良集団が、一斉に病院送りになった事件。この事件の犯人は桐島舞子きりしままいこという中学生。俺は桐島舞子を逮捕する為、戦ったが、救いの無いような攻撃で俺は瀕死に追いやられた。調べると彼女の能力は、「全ての能力が使える能力」だった。彼女は、本当の最強で、今も最強な中学生、勝てる訳がない。その為、桐島舞子は1番危険で且つ、地球が消滅しかねないレベルのEDクラスに格付けされた。今、桐島舞子は池袋の中学校で、生活している。因みにCRクラスになると、監視官っぽい人が見張る。その為、桐島舞子にも、容赦無く監視官が付いた。その監視官が、まさかの俺。不幸だ。この世界でEDクラスにされた者は、桐島舞子ただ1人。可哀想だ。
「最近、学校はどうなんだ？」
「最近ねぇー、フツーだよ」
「学校で問題とか起こしてないよな？」
「起こす訳ないでしょ！こんなEDクラスの人間、そういうのには十分、気をつけてるんで！」
そう言って舞子は、タピオカを飲み干した。
「ねーさん！おかわり！」
「、、、太るぞ。腸閉塞になるぞ」
「うるっさい！」
彼女は大のタピオカ好き。余りの飲みっぷりに、俺はめちゃくちゃ注意している。EDクラスなのに、タピオカ好きとは、、、(汗)。