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恋愛編(序)

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2人は武器を棒に戻し、ポケットに入れた。
「クソ、あの広告。罠みたいなもんだったか」
「どうするの?」
「警察に相談するか?」
「そうね。そうしましょう」
2人は警察署へ向かおうとしたが、携帯がなり、足が止まった。
「なんだ?」
そこには『君達の行動はわかっているぞ?警察に行ったらどうなるかねぇ?楽しみだなぁ?後、あの時は13組でしたが、実際には50組居まーす!!』と書かれていた。
「行動と言動は把握済みってか。なんだよそれ」
「とにかくゲームに参加しろって事よね?」
「デスゲームにか、、、」
2人はとにかく家に帰った。


4日後

2学期がスタートした。2人はクラスの皆に、このクソゲームを伝えた。
「うむー、クソゲーだな。それ」
クラスの皆は2人の話を信じた。
「他のカップルが2人を殺しに来る、、、ヤバいなぁ」
「殺し合いのゲーム、、、」
2人は携帯を確認した。
「、、、筒抜けか、」
運営に監視されているから、今までの行動や言動は、把握済みなのだ。
「酷いな、それ」
先生が言った。その時、クラスの1人が言った。
「誰か来たぞ!カップルな感じだよ!」
2人は聞き、外を見た。そこには1組のカップルが居た。カップルは、学校へ入るなり鉄次達を見た。2人は唾を飲み込んだ。


会議室

鉄次達は会議室で、あのカップルと話をしていた。
「僕は先柱恭平さきばしらきょうへい。君達はこの強制参加の裏のゲームは、わかるかね?」
「あぁ、わかる。で、何だ?殺しに来たのか?」
鉄次は恭平に聞いた。
「いや違う。守るんだ。高校生は君達だけなんだよ」
「ほう、そうか。ちょっとした同盟か、、、いいぞ」
鉄次は許すと、遥が、
「信用していいの?」
と言った。
「敵だったら既に殺してる」
「おー怖い怖い」
恭平は怯えるフリをした。
「遥さんでしたっけ?私は春日部圭子かすかべけいこ。よろしくね」
圭子は遥に言い、遥を少し困惑させた。
「え、あ、はい、よろしく、、、」
遥は鉄次の袖を、少し引っ張った。
「大丈夫だ、、、」
鉄次は遥の背中を摩った。
「よし、これからは協力する事だよ、、、」
「あぁ、わかった。生き残ろう、、、」
恭平と鉄次は握手した。その時、また携帯が鳴った。4人は携帯を確認した。
『ニュースです。とある1組が死亡。残り49組。後、携帯を持っている限り、手が折れたり斬れたりしても、次の日には再生します。頑張りましょう』
「やっぱりクソだな、このゲーム」
鉄次は3人に言った。
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