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第2話 八岐大蛇
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俺は研究所を後にし、自分の所属する支部に帰った。支部に入ると、中には幼馴染みの石川千夏が椅子に座ってるテレビを見ていた。
「お帰りー」
「居たのかよ」
俺は千夏の隣に座り、
「何見てんだ?」
「ニュースよ。あの所長の会見」
「あー、なるほど」
テレビには所長が映っていた。
「三つ目の遺跡からは、見つかりませんでした!」
所長はマスコミに対して、嘘の情報を告げた。マスコミは騒ぐ。
「云いやがったよ」
俺は呆れた。
「祭壇はありましたが、本はありませんでした。以上です」
所長はそう云い、会議室を去ろうとする。すると一人、キツい言葉で質問した男が居た。
「ホントはあったんじゃないんですか?聞いてんのか!?」
マスコミはその言葉で騒ぎ立てた。
「どうなんだよ!そこら辺は!」
「なんか云えよ!」
所長はマイクのスイッチを押して、
「fuck you!ぶち殺すぞテメーら!」
マスコミは黙る。
「本がこの場にあったら、もう既に中身を此処で読んでるわ!マスゴミ!」
史上稀に見ぬ所長のブチギレだー。所長は会議室の扉をぶち開けて、出て行ってしまった。映像は此処で終了。
俺と千夏は、シェアハウスに帰っていた。俺は千夏と同居している。理由は、両親が居ないから。
家に入り、俺は自分の作業部屋に入って、作業を開始した。
「悠一、アレお願い」
千夏が部屋に入ってきた。
「良いよ、」
俺は薬品の入った注射器を右腕の血管に刺し、血管に入れた。
「痛い…」
「仕方ないだろ」
注射器を抜く。すぐに指で押さえ、バンドエイドを貼る。
「コレでどうだろう?」
千夏は背中から竜の様な、凶暴な物を発生させて、足代わりにして浮いた。だが、惜しくも三秒程で落下した。
「八岐大蛇、耐えてよ…」
「もう少しか…」
千夏の能力は、八岐大蛇。背中から竜を出し、攻撃に使用したり、防御に使用したり、竜を地下に通し、下から敵を襲う事も出来る。更には人を喰える。千夏の竜は、コンクリートを噛み砕く事が出来る。とにかく、強すぎるのだ。千夏の能力は危なすぎるが、中身が可愛い。
俺は空の注射器を机に置き、「マスゴミねー」と呟いた。
すると千夏は椅子を持って来て、俺の隣に座った。俺は気にせずパソコンで、千夏の能力調査の結果を書き記した。
「何か難しそう…」
「プログラミングみたいなもんだからなー。此れ書き記すのむずいんだよ」
「へぇー…」
俺は再度プログラミングを行う。
「お帰りー」
「居たのかよ」
俺は千夏の隣に座り、
「何見てんだ?」
「ニュースよ。あの所長の会見」
「あー、なるほど」
テレビには所長が映っていた。
「三つ目の遺跡からは、見つかりませんでした!」
所長はマスコミに対して、嘘の情報を告げた。マスコミは騒ぐ。
「云いやがったよ」
俺は呆れた。
「祭壇はありましたが、本はありませんでした。以上です」
所長はそう云い、会議室を去ろうとする。すると一人、キツい言葉で質問した男が居た。
「ホントはあったんじゃないんですか?聞いてんのか!?」
マスコミはその言葉で騒ぎ立てた。
「どうなんだよ!そこら辺は!」
「なんか云えよ!」
所長はマイクのスイッチを押して、
「fuck you!ぶち殺すぞテメーら!」
マスコミは黙る。
「本がこの場にあったら、もう既に中身を此処で読んでるわ!マスゴミ!」
史上稀に見ぬ所長のブチギレだー。所長は会議室の扉をぶち開けて、出て行ってしまった。映像は此処で終了。
俺と千夏は、シェアハウスに帰っていた。俺は千夏と同居している。理由は、両親が居ないから。
家に入り、俺は自分の作業部屋に入って、作業を開始した。
「悠一、アレお願い」
千夏が部屋に入ってきた。
「良いよ、」
俺は薬品の入った注射器を右腕の血管に刺し、血管に入れた。
「痛い…」
「仕方ないだろ」
注射器を抜く。すぐに指で押さえ、バンドエイドを貼る。
「コレでどうだろう?」
千夏は背中から竜の様な、凶暴な物を発生させて、足代わりにして浮いた。だが、惜しくも三秒程で落下した。
「八岐大蛇、耐えてよ…」
「もう少しか…」
千夏の能力は、八岐大蛇。背中から竜を出し、攻撃に使用したり、防御に使用したり、竜を地下に通し、下から敵を襲う事も出来る。更には人を喰える。千夏の竜は、コンクリートを噛み砕く事が出来る。とにかく、強すぎるのだ。千夏の能力は危なすぎるが、中身が可愛い。
俺は空の注射器を机に置き、「マスゴミねー」と呟いた。
すると千夏は椅子を持って来て、俺の隣に座った。俺は気にせずパソコンで、千夏の能力調査の結果を書き記した。
「何か難しそう…」
「プログラミングみたいなもんだからなー。此れ書き記すのむずいんだよ」
「へぇー…」
俺は再度プログラミングを行う。
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