彼女はクローバー

霜月麗華

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第3章

episode Ⅲ-Ⅴ 再来

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1週間後

「クロ。俺達さ、どうなるんだろうな」
「何が?」
俺と如月は、学校の屋上で寝っ転がっていた。
「風評被害。俺達が犯人っていう奴が出るんだろうな」
その時屋上に、何者かが入って来た。
「中村か?」
それは、クラスの中村宗谷なかむらそうやだった。
「授業サボったのか?」
「君達もじゃないか。僕はね、思うんだ。犯人はさ、絶対何かの集団だと思うんだ」
「中村、何言ってんだ?集団って」
「甲斐君。これは、集団での殺人だよ。何者かが生死を決め、他の何者かが殺害してるって事」
俺と如月は立ち上がった。
「中村、如月、来い」
俺はそう言い、屋上を去った。
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