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18歳の誕生日
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帰り道、ナーラは、沈んだ気持ちをなんとかしないと、そう思って兄に、「お兄ちゃん、私今日18歳になったけど、明日から新しい生活じゃない。せっかくだし、パパと3人で、写真たくさん撮影して、いっぱい食事食べない?」そう明るく言った。兄は「それはいい考えだな。さっそくナーラの好物を買いに行こうか」とナーラが好きなケーキ屋、串焼き、ピザなどをたくさん購入。
家に帰って、3人は夜中まで、ずっと一緒に過ごした。
ナーラが疲れて眠った後、兄は今日の出来事をかいつまんで話した。
すると、父は、「そうか、まぁこれで、ナーラも、さすがにリックを追いかけないだろう。新しい生活に早く馴染めるように応援してやろう」そう言って、おやすみと部屋に戻って行った。
ティムは、ナーラを侮辱して、最悪な誕生日にした、リックを許さないと心に決めていた。
可愛い妹を悲しませて、18歳の大切な誕生日にこんな仕打ち、誰が許しても、俺だけは許さない。そう思っていた。
次の日、ナーラは、昨日のことも吹っ切れてはいないはずなのに、明るく笑顔で「2人とも元気でね。戻って来れる時は必ず帰ってくるから。頑張って看護師になるね」そう言って、スーツケースを持って出て行った。
父と兄は、心配そうにしながら、見送った。
それから数時間後、ピンポーンとベルが鳴った。
ティムは、「はい。どちら様?」と聞いた。すると、「リックです。」と言うので、「どんな用事ですか?」と聞いたら「ナーラに会いに来ました」とのこと。
ティムは、怒りの気持ちを抑え「ナーラはいません。要件伺いますが、なんでしょう?」すると、ナーラの誕生日プレゼントを持ってきたそう。今更なんなのか、そう思ったが、とりあえず、受け取る為、扉を開けた。
リックは、昨日とは少し態度が違うとは感じたが、一切その事には触れず、プレゼントを受け取った。
そして「リックさん、今回のプレゼントは頂きましたが、ただのご近所さんだから、今後は、こういった気遣いは不要ですので、ただのお隣さんとして過ごしましょう。」そう伝え、帰ってもらった。
家に帰って、3人は夜中まで、ずっと一緒に過ごした。
ナーラが疲れて眠った後、兄は今日の出来事をかいつまんで話した。
すると、父は、「そうか、まぁこれで、ナーラも、さすがにリックを追いかけないだろう。新しい生活に早く馴染めるように応援してやろう」そう言って、おやすみと部屋に戻って行った。
ティムは、ナーラを侮辱して、最悪な誕生日にした、リックを許さないと心に決めていた。
可愛い妹を悲しませて、18歳の大切な誕生日にこんな仕打ち、誰が許しても、俺だけは許さない。そう思っていた。
次の日、ナーラは、昨日のことも吹っ切れてはいないはずなのに、明るく笑顔で「2人とも元気でね。戻って来れる時は必ず帰ってくるから。頑張って看護師になるね」そう言って、スーツケースを持って出て行った。
父と兄は、心配そうにしながら、見送った。
それから数時間後、ピンポーンとベルが鳴った。
ティムは、「はい。どちら様?」と聞いた。すると、「リックです。」と言うので、「どんな用事ですか?」と聞いたら「ナーラに会いに来ました」とのこと。
ティムは、怒りの気持ちを抑え「ナーラはいません。要件伺いますが、なんでしょう?」すると、ナーラの誕生日プレゼントを持ってきたそう。今更なんなのか、そう思ったが、とりあえず、受け取る為、扉を開けた。
リックは、昨日とは少し態度が違うとは感じたが、一切その事には触れず、プレゼントを受け取った。
そして「リックさん、今回のプレゼントは頂きましたが、ただのご近所さんだから、今後は、こういった気遣いは不要ですので、ただのお隣さんとして過ごしましょう。」そう伝え、帰ってもらった。
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