96 / 110
第11章 解放する者
やさしい人間
しおりを挟む
館に戻ると、凱と綾さん以外がリビングに集まっていた。
僕と奏子もそこに加わり、みんなで蒸かし芋を食べた。
予想以上に甘くておいしかった。
夕食前のひと時をのんびり過ごす。
いつもはこの時間自室にいることの多い烈、リージェイク、汐もいる。
「明日の夜、時間ある?」
さっそく烈に言った。
「うん。何かあった?」
「ちょっと聞きたいことがあるんだ」
少し首を傾げて僕を見る烈は、いたって普通。
ショウはキッチン。
リージェイクは汐とソファで話し中。
奏子と修哉さんはテレビの前のラグにいる。
「きみのことで」
その言葉に口角を上げた烈の瞳に、動揺はなし。
「いいよ。何でも聞いて」
僕たちは今、ほかの誰にも声が届かないところにいる。
でも……話すのは今じゃない。
「明日ね」
チラリとリージェイクを見やった僕を見て、烈もソファのほうへ目を向けた。
視線に気づいたリージェイクがこっちを見て微笑んだ。
息をついて、烈が頷く。
「わかった」
僕がリージェイクに目をやったことと彼の微笑みの意味することに、烈が何か思い当たったかどうかはわからない。
「そういえばさ。リージェイク、凱の学校に行くんだって?」
「そうみたい。今日編入試験受けたって」
「へぇ……よかった」
嬉しそうな烈に、僕は目を瞠る。
「どうして?」
「凱が喜んでると思うから。あと、リージェイクがいれば少しは安心だから」
「そう……だね」
今日、リージェイクの話を聞いていろいろな真実を知ったから、彼が凱と同じ学校に通うことにした理由がわかる。
烈はそれを知らないはずだけど、彼は凱のほうの真実を知っているんだろう。
凱が喜んでいる……今は、それも信じられる。
「出来れば、二人がまた仲良くなればいいと思うよ」
「うん。僕もそう思う」
凱は昨夜、仲良くも悪くもなれないって言ったけど……それは、リージェイクが自分を認めないって思っているせいだ。
烈に同意するのは僕の本心。
でも。
同じ強さで、自分の復讐のためにはそうなってほしくないとも思っている。
「遅いね、凱。朝、夕食までには帰るって言ってたんだ」
午後6時半を示す時計を見て言った。
「学校のあと、昨夜の男とディール……取引するって」
「ふうん。じゃあ、機嫌よく帰って来るかな」
「心配じゃないの?」
のんきに言う烈に、眉を寄せる。
「あんなことする相手と……」
「大丈夫だよ。凱は同じ相手にいいようにされたりしない。耐えた苦痛をムダにもしない。うまくやってるはずだもん」
「だといいけど……」
その時、リビングの扉が開いた。
入ってきたのは綾さんだ。
「おう。おかえり。遅かったな」
修哉さんが出迎えるように立ち上がる。
そっか。
昨夜聞いた時はそれどころじゃなくてすっかり忘れていたけど、この二人恋人同士なんだっけ。
そう思って見るとなかなかお似合いだ。
「下で凱に会ったから乗せてきたわ」
「おかえりなさい、綾さん。凱、帰ってるの?」
烈の問いに、綾さんはちょっと困った顔で修哉さんを見る。
「凱がどうかしたの?」
修哉さんが口を開く前に聞いた。
「元気よ。腰もよくなったみたい。着替えたらすぐ来るわ。ただ、殴られた痕があるだけ。でも!」
言葉を切った綾さんが、誰も口を挟まないように両手を上げる。
「ケンカしたわけじゃないようだから。修哉」
綾さんに名指しされ、修哉さんがハイハイと頷いた。
「説教じみたこと言わなけりゃいいんだろ」
「そう。本人は全く気にしてないから、あなたたちも気にしなくていいわよ」
自分に視線を向けるみんなにニッコリ微笑んで、綾さんはキッチンへと向かう。
僕の視界の端で、リージェイクが溜息をついた。
再び扉が開いた。
「うおっと! 何でみんなここにいんだよ。誰かお客さんでも来んの?」
こにいる全員の注目を浴びた凱が、開いたドアに手をかけたまま後ろを振り返る。
もちろん、玄関に続く廊下には誰もいない。
そして、リビングの中の誰も口を開かない。
何か言わなきゃ……!
とりあえず、おかえりって……。
たぶん、みんな真っ先に凱の顔に目がいって、言葉が後回しになっているんだ。
僕もそのひとり。
気にしない、なんて無理だろう。
凱の左の頬骨の辺りが赤紫に染まっている。左側の口元も。唇の端は切れていて痛々しい。
明らかに殴られた痕。
誰に……!?
綾さんはケンカじゃないって言ったけど……。
時間は流れているのに気まずい沈黙は、10秒足らず。
「おかえりなさい! 今日ね、お芋ほりしたの。みんなで食べたんだよ。カイにもあげる」
凱が部屋の中に2、3歩足を進めたところで、奏子が元気よく声をかけ。蒸かし芋の乗った皿を両手で持ち上げる。
「おーありがと。そっち行くから置いといていーよ」
「おかえり。その顔どうしたの?」
烈がストレートに尋ねる。
「あー……友ダチに怒られちゃったの」
「友だちって……」
眉をひそめる僕を見て、凱がニヤリと笑う。
「昨日転んだ時一緒にいたのとは別のヤツ」
昨夜の男じゃない……のか。
「何したの?」
「そいつには何もしてねぇよ。転んだのバレたら、バカなことするなってさ。ジェイクが怒ったのと似たよーなもん」
「凱を心配して……?」
なのに殴るって……どうなの?
傷増やしてるじゃん!
「そーね。こんぐらいやんなきゃわかんねぇと思ったんだろ」
「で? わかったのか? 何やったか知らないが」
修哉さんが言った。
「殴らんなくてもわかってるよ。アンタもオレによく言うよな。自分をもっと大切にしろって」
「たまには人の助言も聞いたらどうだ?」
「納得出来んのは聞くけどさー。大切にするより使い倒すほうが価値があんの、オレは。ヘマしねぇように気つけるよ」
「そうしてくれ。壊れてからじゃ遅いからな」
「了解」
自分の前に腰を落ち着ける凱を、奏子がジッと見つめる。
「痛くない?」
「痛くても平気。身体はねー、すぐ治るから大丈夫なの。でも、おまえはケガすんなよ?」
「カイもケガしちゃダメ。はい。これ食べて元気になってね。お茶もあるよ」
「サンキュー」
凱が奏子から受け取った芋を食べ始める。
口の動きに連動する痣につい目がいっちゃうのは、僕だけじゃないはず。
傷が痛むのか。微かに顔をしかめている凱。
「うまいねー」
「うん!」
「これ食ったから、さっきより元気」
奏子と凱が笑みを交わす。
見ていて心があったかくなる光景だ。
奏子のやさしさに応える凱のやさしさに、取ってつけたような不自然さはない。
凱はやさしい人間なんだろう。
そして、人を壊す悪になれる人間でもある。
素直さと狡猾さ。やさしさと冷酷さを内に共存させる凱に、どうやってそれを可能にしているのかを聞きたい。
切実に、そう思った。
僕と奏子もそこに加わり、みんなで蒸かし芋を食べた。
予想以上に甘くておいしかった。
夕食前のひと時をのんびり過ごす。
いつもはこの時間自室にいることの多い烈、リージェイク、汐もいる。
「明日の夜、時間ある?」
さっそく烈に言った。
「うん。何かあった?」
「ちょっと聞きたいことがあるんだ」
少し首を傾げて僕を見る烈は、いたって普通。
ショウはキッチン。
リージェイクは汐とソファで話し中。
奏子と修哉さんはテレビの前のラグにいる。
「きみのことで」
その言葉に口角を上げた烈の瞳に、動揺はなし。
「いいよ。何でも聞いて」
僕たちは今、ほかの誰にも声が届かないところにいる。
でも……話すのは今じゃない。
「明日ね」
チラリとリージェイクを見やった僕を見て、烈もソファのほうへ目を向けた。
視線に気づいたリージェイクがこっちを見て微笑んだ。
息をついて、烈が頷く。
「わかった」
僕がリージェイクに目をやったことと彼の微笑みの意味することに、烈が何か思い当たったかどうかはわからない。
「そういえばさ。リージェイク、凱の学校に行くんだって?」
「そうみたい。今日編入試験受けたって」
「へぇ……よかった」
嬉しそうな烈に、僕は目を瞠る。
「どうして?」
「凱が喜んでると思うから。あと、リージェイクがいれば少しは安心だから」
「そう……だね」
今日、リージェイクの話を聞いていろいろな真実を知ったから、彼が凱と同じ学校に通うことにした理由がわかる。
烈はそれを知らないはずだけど、彼は凱のほうの真実を知っているんだろう。
凱が喜んでいる……今は、それも信じられる。
「出来れば、二人がまた仲良くなればいいと思うよ」
「うん。僕もそう思う」
凱は昨夜、仲良くも悪くもなれないって言ったけど……それは、リージェイクが自分を認めないって思っているせいだ。
烈に同意するのは僕の本心。
でも。
同じ強さで、自分の復讐のためにはそうなってほしくないとも思っている。
「遅いね、凱。朝、夕食までには帰るって言ってたんだ」
午後6時半を示す時計を見て言った。
「学校のあと、昨夜の男とディール……取引するって」
「ふうん。じゃあ、機嫌よく帰って来るかな」
「心配じゃないの?」
のんきに言う烈に、眉を寄せる。
「あんなことする相手と……」
「大丈夫だよ。凱は同じ相手にいいようにされたりしない。耐えた苦痛をムダにもしない。うまくやってるはずだもん」
「だといいけど……」
その時、リビングの扉が開いた。
入ってきたのは綾さんだ。
「おう。おかえり。遅かったな」
修哉さんが出迎えるように立ち上がる。
そっか。
昨夜聞いた時はそれどころじゃなくてすっかり忘れていたけど、この二人恋人同士なんだっけ。
そう思って見るとなかなかお似合いだ。
「下で凱に会ったから乗せてきたわ」
「おかえりなさい、綾さん。凱、帰ってるの?」
烈の問いに、綾さんはちょっと困った顔で修哉さんを見る。
「凱がどうかしたの?」
修哉さんが口を開く前に聞いた。
「元気よ。腰もよくなったみたい。着替えたらすぐ来るわ。ただ、殴られた痕があるだけ。でも!」
言葉を切った綾さんが、誰も口を挟まないように両手を上げる。
「ケンカしたわけじゃないようだから。修哉」
綾さんに名指しされ、修哉さんがハイハイと頷いた。
「説教じみたこと言わなけりゃいいんだろ」
「そう。本人は全く気にしてないから、あなたたちも気にしなくていいわよ」
自分に視線を向けるみんなにニッコリ微笑んで、綾さんはキッチンへと向かう。
僕の視界の端で、リージェイクが溜息をついた。
再び扉が開いた。
「うおっと! 何でみんなここにいんだよ。誰かお客さんでも来んの?」
こにいる全員の注目を浴びた凱が、開いたドアに手をかけたまま後ろを振り返る。
もちろん、玄関に続く廊下には誰もいない。
そして、リビングの中の誰も口を開かない。
何か言わなきゃ……!
とりあえず、おかえりって……。
たぶん、みんな真っ先に凱の顔に目がいって、言葉が後回しになっているんだ。
僕もそのひとり。
気にしない、なんて無理だろう。
凱の左の頬骨の辺りが赤紫に染まっている。左側の口元も。唇の端は切れていて痛々しい。
明らかに殴られた痕。
誰に……!?
綾さんはケンカじゃないって言ったけど……。
時間は流れているのに気まずい沈黙は、10秒足らず。
「おかえりなさい! 今日ね、お芋ほりしたの。みんなで食べたんだよ。カイにもあげる」
凱が部屋の中に2、3歩足を進めたところで、奏子が元気よく声をかけ。蒸かし芋の乗った皿を両手で持ち上げる。
「おーありがと。そっち行くから置いといていーよ」
「おかえり。その顔どうしたの?」
烈がストレートに尋ねる。
「あー……友ダチに怒られちゃったの」
「友だちって……」
眉をひそめる僕を見て、凱がニヤリと笑う。
「昨日転んだ時一緒にいたのとは別のヤツ」
昨夜の男じゃない……のか。
「何したの?」
「そいつには何もしてねぇよ。転んだのバレたら、バカなことするなってさ。ジェイクが怒ったのと似たよーなもん」
「凱を心配して……?」
なのに殴るって……どうなの?
傷増やしてるじゃん!
「そーね。こんぐらいやんなきゃわかんねぇと思ったんだろ」
「で? わかったのか? 何やったか知らないが」
修哉さんが言った。
「殴らんなくてもわかってるよ。アンタもオレによく言うよな。自分をもっと大切にしろって」
「たまには人の助言も聞いたらどうだ?」
「納得出来んのは聞くけどさー。大切にするより使い倒すほうが価値があんの、オレは。ヘマしねぇように気つけるよ」
「そうしてくれ。壊れてからじゃ遅いからな」
「了解」
自分の前に腰を落ち着ける凱を、奏子がジッと見つめる。
「痛くない?」
「痛くても平気。身体はねー、すぐ治るから大丈夫なの。でも、おまえはケガすんなよ?」
「カイもケガしちゃダメ。はい。これ食べて元気になってね。お茶もあるよ」
「サンキュー」
凱が奏子から受け取った芋を食べ始める。
口の動きに連動する痣につい目がいっちゃうのは、僕だけじゃないはず。
傷が痛むのか。微かに顔をしかめている凱。
「うまいねー」
「うん!」
「これ食ったから、さっきより元気」
奏子と凱が笑みを交わす。
見ていて心があったかくなる光景だ。
奏子のやさしさに応える凱のやさしさに、取ってつけたような不自然さはない。
凱はやさしい人間なんだろう。
そして、人を壊す悪になれる人間でもある。
素直さと狡猾さ。やさしさと冷酷さを内に共存させる凱に、どうやってそれを可能にしているのかを聞きたい。
切実に、そう思った。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる