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★40-2 はじめての受け

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 腰をシーツに下ろされた俺は、首を上げて涼弥がコンドームをつけるのを見てた。
 ギンギンのペニスは、今から自分の中に突っ込まれると思うと……さらにデカく凶暴に見える。



 大丈夫。入る。痛くない。痛くても、裂けなきゃ平気。そのうち慣れる。慣れなきゃ。この先もやる……よね?



 ヌチャヌチャと音を立てて、ペニスにローションを塗りたくる涼弥の息が荒い。

將梧そうご。マジでもう、大丈夫なんだな?」

「指3本入るまで解せば、大丈夫……じゃないのか? お前、悠とやったんだから……どのくらいとかわかるだろ」

 ゴムにローションでテラテラ光るペニスを手に、涼弥が眉を寄せる。

「最初はあいつ自分でやってたし……はじめてで、よくわかんねぇうちに挿れちまってたから……」

 あ。ダメだ。やめ。

「ん。やっぱいい。忘れて」

「將梧……」

「早く来い。ローション垂れる」

「嫌なのか。俺が今、悠のこと思い出すの……」

「そうだよ。自分で話振ったくせにな」

 バツが悪くて目を逸らした。けど……。
 脚を広げられ。アナルにヌチャっとペニスをあてられて、視線を戻す。

「お前だけだ。好きなのも、挿れたいのも……力抜け」

「んっ……くッ……!」

 すげ……あっぱ、くかん……ひだ……のびる……!

 左手で俺の腰を押さえ、右手でペニスの先っちょをアナルに合わせて挿れようとする涼弥。
 グッと押して緩め、またグッと押して緩め……を、繰り返してる。
 少しずつは入るようになってるっぽいけど……。

「涼弥……もっとガッて、思い切ってやれよ」

「それじゃ、お前が……」

「大丈夫。入る。俺に……お前が入らないわけ、ないだろ」

 大きく息をついて、涼弥が俺を凝視する。
 自信持って、唇の端を上げた。

「ああ。そうだ」

 さっきまでより強く、ペニスが押しつけられる。

「うッああッ……はッあッ、んッ……!」

「つッ……キツ……」

 やめんな……! 来い……もうちょっ……!

「いッつッあ……あッくッああッッ……!」

 く……るし……ッッッ!

 あ……。

「はぁッ……ん、はっ……ふ……あ……」

「先、入ったぞ……痛くねぇか?」

「平気……お前でギチギチ……涼弥……」

 屈んだ涼弥の心配そうな顔。もっと近くに……って手を伸ばす。

「お前は? ちゃんと気持ち……いいか?」

「いいなんてもんじゃねぇ。將梧、好きだ」

 俺もって言う前に、口を塞がれた。
 涼弥の舌が上顎を奥へと這う。

「んんっ……は……」

 アナルも口も、涼弥でいっぱいだ。

 涼弥の舌を吸い歯列をなぞり、離れてく唇を舐める。

「もっと中挿れて…動くぞ。つらかった言え」

「んっだいじょ……ぶっんッ……!」

 奥へと。涼弥のペニスが、腸壁を抉るように進んですぐ。下半身がきゅってなる快感が襲う。

「ひあッ! あッまっうああッ……!」

 ペニスが少し戻って、また。そこをゴリッと擦っていく。



 そこ……でたらめに気持ちいい……!?



「やッひッ! ああッ……りょうッ」

 ゴリってなるたび、ビクッてなる……たまらず、涼弥の腕を掴む。

「まってッ……あッ! っはッあッ……あッッ……!」

「いいか? ここ。今、イカせてやる」

 止めずに。今度はそこにあたるように突き始めた。

「っあッ! んッッ! まっ……ああッ……!」

 自分じゃ止めらんないし、涼弥に止める気ないらしく。
 息もちゃんと吸えないくらい、半ば叫ぶみたいに喘ぐしか出来ない。

 よくて……内臓苦しいのに、すげ……気持ちよくて……。
 ペニスに刺激ないのに、根元がガジンガジン痺れて……。



 あ……も、イキそ……う……。



「りょう、やッ……ああッ……! いいッイクッ……もッ……」

「俺……も、すぐ……イク……將梧……」

「ッあ、いッああッ……うッあああッッ……!」

 弾けて……快感が大波で……射精した感覚が止まらない。

 そこに、涼弥がガンガン打ちつけて、俺の身体をギュッと抱えた。

「っはッくッ! うッッ……!」

 涼弥もイッた……っぽい……。
 中……が、ずっとビクビクしてる……俺? 涼弥? 俺……か。中、まだ快感が残ってて……。

「はぁッは……あ……涼弥……中、あつ、い……」

「ああ……熱いぞ。お前の中、熱くて……ぎゅうぎゅうだ」

「喜んでん、の……ほしくて……もらえて……」

 あ……目、チカチカする……。

「んっ……」

 ちゅってキスされて。

「好きなだけやる。待ってろ」

 え……。

「んッ! なッ……にす……ん、うあッ……!」

 イッたのにまだ質量のあるペニスがズルリと抜かれた。
 太いままのカリが、アナルの襞をめくって出るその刺激に、腰が跳ねる。

「涼弥……何……」

 頭上げるには、まだしんどくて。
 涼弥がしてることが何かわかったのは、パチンって音を聞いたとき。
 ローションのボトルの蓋を、閉める音……って!



 ウソだろ……!?



「挿れるぞ」

「まっ……て。まだ無理……! イッたばっかじゃん!? まだ痺れて……」

「悪い。そのままで……腹、拭いとくな」

 脇にあるティッシュを取り、涼弥が俺の腹についた精液を拭う。

「あ……サンキュ……けど……!」

「気持ちよくしたい」

「こんなすぐじゃ……」

「中でイケただろ。出さなけりゃ、何度でも出来るらしいぞ」 

「そ……」

 それも、上沢か……? 悠か……?
 確か、悠に……。



 涼弥がうまくて俺に体力があれば、何度でも中でイケる……みたいなこと、言われたはず……だけども!



「いや、出るだろ。出さないでって……まだ、無理」

「もう、満足か?」

 俺の瞳を見て。
 強引に2回目を始めないで、聞いてくれるのは嬉しい。
 だけど。
 だから……。

「もっと……ほしい」



 ほかに答えようがないじゃん……!?



 思えば。
 俺もかいにやったな。
 イッてすぐどころか、イッてる最中にガンガン……続けて、何度も……。
 でもさ。
 凱とは経験値が全然違うから!

 でも。
 帰りに言われたのも、思い出した。



『溺れろよ、めいっぱい』



 そうだよ。
 やっと、涼弥とセックスして……気持ちよくて。

「挿れて。もっと……お前とやりたい」



 また、俺の中が涼弥でいっぱいに……なる。



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