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★30-8 お前の、下向かないじゃん
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涼弥の口から漏れる荒い息と、自分が立てるジュブジュブって水音が風呂場に響く。
「くッ……っあッ……もう……」
ペニスは生きてる肉で。特にうまい食べ物じゃない。つーか、食べれない。洗ったばっかの今はカウパーの塩気以外、何の出汁の味もない。
長くやってたら顎が疲れそうだ。
なのに、しゃぶるのが嫌いじゃないのは……。
俺にフェラされて感じる涼弥の顔が見れるから。
快感に歪んだりとろけたりしてる表情って、そそられる。もちろん、切なげな声も喘ぎもいい。クセになるかも。
まぁ……セックスしたら、その時はもっと気持ちいい顔してくれそうだけどさ。
亀頭を舐め回して吸い上げてから、口から出したペニスのシャフトに舌を這わせて、根元から先端まで行き来する。
俺の唾液とカウパーでで覆われた表面は、泡だらけみたいに滑りがよくなってる。
「はっ……イキそう、だ……」
「我慢するなって言ったろ」
ふと。
ペニスの下にある睾丸をひとつ、口に含んで吸ってみた。
「うっあッ……!」
もう片方も、強くは吸わずにチュバチュバと。
「くッ……あッ……」
睾丸を出して、ペニスの先端を口に入れて。
尿道口を攻める。
「っあッ…もうっ…つッ…!」
ここ、気持ちいいよね。涼弥もそう。反応でわかる。
尖らせた舌でグイグイとつっつきながら、シャフトを握る手を上下しようとしたら。
ガシッと。いきなり。
涼弥が俺の頭を両手で掴んだ。そのまま、腰を前に突き出して引く。を、繰り返す。俺の口の中でピストンだ。
自分でしゃぶる時より奥に突っ込まれるペニスに、喉が……キツい!
「ッ……將梧っ……」
苦しい……けど、今は耐えろ俺!
生きてるペニスが、ビクンと脈打つ。
「うッイクッ……ッあ……ッ……!」
喉の奥に勢いよく出された精液に、息が詰まりそうになって。握ったペニスを引き抜いて……なんとか飲み込んでから咳き込んだ。
同時に、俺の頭から手を放した涼弥が膝をつく。
「大丈夫……か!?」
イッた余韻に浸ることなく、焦って俺の顔を覗き込む涼弥に。
コクコクと首を縦に振った。
「悪い! 乱暴にしちまって……」
「平気……お前……」
理性失くすタイプか?って言おうとしてやめる。
気に病まれそうで。てか、失くされたら怖い。
「溜まってんの?」
「そんなことねぇが、じっとしてらんなくて……マジでごめんな」
「大丈夫。今度する時は俺がもっと激しくする……から」
涼弥のペニスを見やると、勃起状態のまま。
「お前の。下向かないじゃん。まだ足りないんだろ?」
「いや……興奮が収まらねぇだけだ。昨日もおとといも2回ずつ抜いてる」
え……それでこれ!? 今日も2回出してるよ?
「そう……か」
「將梧」
「とりあえず。湯船入ろう。少し休んでから。な?」
今にも、俺を攻め始めそうな涼弥を察知して腰を上げる。
ちょっとは気を鎮めてもらわないと……俺の身が危ない。
男二人でゆったり入るには狭い浴槽に、ムリヤリ身体を沈めた。
「さっきのクイズの。何でパワーストーンなんか調べたんだ?」
「あれは……実花が恋愛に効く石だって腕輪してて。思い込みだろっつったら、パワーストーンには本当にパワーがあるのって説明されて」
涼弥の声は後ろから。
向かい合わせでも入れたけど、涼弥が自分の脚の間に俺を座らせた。
顔は見えず。でも、硬いペニスを背骨の下のほうに感じるっていう。
「パワーアップだけじゃない、魔除けやヒーリング効果のもあるって聞いてよ。お前の……トラウマに効くやつねぇか、探した」
俺の……昨日の俺見て……。
「結局、何種類もあってよくわからなかったが、骸骨水晶は覚えてたんだ」
「涼弥……」
上半身を捻って後ろを向く。
「ありがとな」
「俺が平気にしてやる。必ず」
唇の端を上げる涼弥に、キスしたくなった。
これ以上後ろに首を回せない。見つめる瞳に欲を乗せる。
近づいて触れた涼弥の唇を割って、舌を差し入れた。すぐに吸われて絡め合う舌先は、あっという間に快感を拾う。
口内を舐られて昂る身体に、新たな刺激……涼弥が指を這わせてきた。乳首に。
「んっ……何っ……」
湯の中で涼弥の手を掴む。
「好きにしていいんだよな?」
あ……お願い、聞くんだった。
「いい……けど。ここじゃのぼせる」
「そこの壁んとこ座れ」
言われるまま、浴槽の縁に軽く腰かけた。
膝立ちの涼弥が俺の脚を割って近づき、乳首を舌でつついた。
「あッ……ふ……つッ……」
ちゅうと吸いつかれた乳首に、ジクリとした鈍い痛みを感じる。何度も吸われ、涼弥の舌にチロチロと舐められるうちに……気持ちよくなってくる。
口でなぶる乳首を左から右に変え、涼弥が乳首を攻め続ける。まだジンジンする左の乳首を、指でコリコリと捏ねられた。
「んッあっ……それっ……あッ……」
「気持ちいいか? もっと声出せ」
「んッ! やッ……そっ、ちは、うあッ……! っあッ……っくぅッ!」
片方の乳首を指でいじくられ、ペニスも握られてゆるゆると撫でられ。抑えられない声を上げる俺を、快楽に溶けるような瞳で見つめる涼弥。
「かわいいな……將梧……」
かわいいとか言うな……! 俺もお前に時々思うけど……!
「ひあっ……! んくッ……ふ、っあッんッ……!」
空いてる乳首に食いついた涼弥が、そこに歯を立てた。
痛くはない。ないけど、ビリッと快感が奔って届く先のペニスにも強い刺激が加えられてて……。
感覚がおかしくなる……!
「っあッ……りょう、やぁっ無理っ……あッ……!」
「ヤバい。たまんねぇ……」
立ち上がった涼弥が、俺の背中を後ろの壁に押しつけて……自分のガチガチのペニスを、俺のにグリッと押しつけた。
「くッ……っあッ……もう……」
ペニスは生きてる肉で。特にうまい食べ物じゃない。つーか、食べれない。洗ったばっかの今はカウパーの塩気以外、何の出汁の味もない。
長くやってたら顎が疲れそうだ。
なのに、しゃぶるのが嫌いじゃないのは……。
俺にフェラされて感じる涼弥の顔が見れるから。
快感に歪んだりとろけたりしてる表情って、そそられる。もちろん、切なげな声も喘ぎもいい。クセになるかも。
まぁ……セックスしたら、その時はもっと気持ちいい顔してくれそうだけどさ。
亀頭を舐め回して吸い上げてから、口から出したペニスのシャフトに舌を這わせて、根元から先端まで行き来する。
俺の唾液とカウパーでで覆われた表面は、泡だらけみたいに滑りがよくなってる。
「はっ……イキそう、だ……」
「我慢するなって言ったろ」
ふと。
ペニスの下にある睾丸をひとつ、口に含んで吸ってみた。
「うっあッ……!」
もう片方も、強くは吸わずにチュバチュバと。
「くッ……あッ……」
睾丸を出して、ペニスの先端を口に入れて。
尿道口を攻める。
「っあッ…もうっ…つッ…!」
ここ、気持ちいいよね。涼弥もそう。反応でわかる。
尖らせた舌でグイグイとつっつきながら、シャフトを握る手を上下しようとしたら。
ガシッと。いきなり。
涼弥が俺の頭を両手で掴んだ。そのまま、腰を前に突き出して引く。を、繰り返す。俺の口の中でピストンだ。
自分でしゃぶる時より奥に突っ込まれるペニスに、喉が……キツい!
「ッ……將梧っ……」
苦しい……けど、今は耐えろ俺!
生きてるペニスが、ビクンと脈打つ。
「うッイクッ……ッあ……ッ……!」
喉の奥に勢いよく出された精液に、息が詰まりそうになって。握ったペニスを引き抜いて……なんとか飲み込んでから咳き込んだ。
同時に、俺の頭から手を放した涼弥が膝をつく。
「大丈夫……か!?」
イッた余韻に浸ることなく、焦って俺の顔を覗き込む涼弥に。
コクコクと首を縦に振った。
「悪い! 乱暴にしちまって……」
「平気……お前……」
理性失くすタイプか?って言おうとしてやめる。
気に病まれそうで。てか、失くされたら怖い。
「溜まってんの?」
「そんなことねぇが、じっとしてらんなくて……マジでごめんな」
「大丈夫。今度する時は俺がもっと激しくする……から」
涼弥のペニスを見やると、勃起状態のまま。
「お前の。下向かないじゃん。まだ足りないんだろ?」
「いや……興奮が収まらねぇだけだ。昨日もおとといも2回ずつ抜いてる」
え……それでこれ!? 今日も2回出してるよ?
「そう……か」
「將梧」
「とりあえず。湯船入ろう。少し休んでから。な?」
今にも、俺を攻め始めそうな涼弥を察知して腰を上げる。
ちょっとは気を鎮めてもらわないと……俺の身が危ない。
男二人でゆったり入るには狭い浴槽に、ムリヤリ身体を沈めた。
「さっきのクイズの。何でパワーストーンなんか調べたんだ?」
「あれは……実花が恋愛に効く石だって腕輪してて。思い込みだろっつったら、パワーストーンには本当にパワーがあるのって説明されて」
涼弥の声は後ろから。
向かい合わせでも入れたけど、涼弥が自分の脚の間に俺を座らせた。
顔は見えず。でも、硬いペニスを背骨の下のほうに感じるっていう。
「パワーアップだけじゃない、魔除けやヒーリング効果のもあるって聞いてよ。お前の……トラウマに効くやつねぇか、探した」
俺の……昨日の俺見て……。
「結局、何種類もあってよくわからなかったが、骸骨水晶は覚えてたんだ」
「涼弥……」
上半身を捻って後ろを向く。
「ありがとな」
「俺が平気にしてやる。必ず」
唇の端を上げる涼弥に、キスしたくなった。
これ以上後ろに首を回せない。見つめる瞳に欲を乗せる。
近づいて触れた涼弥の唇を割って、舌を差し入れた。すぐに吸われて絡め合う舌先は、あっという間に快感を拾う。
口内を舐られて昂る身体に、新たな刺激……涼弥が指を這わせてきた。乳首に。
「んっ……何っ……」
湯の中で涼弥の手を掴む。
「好きにしていいんだよな?」
あ……お願い、聞くんだった。
「いい……けど。ここじゃのぼせる」
「そこの壁んとこ座れ」
言われるまま、浴槽の縁に軽く腰かけた。
膝立ちの涼弥が俺の脚を割って近づき、乳首を舌でつついた。
「あッ……ふ……つッ……」
ちゅうと吸いつかれた乳首に、ジクリとした鈍い痛みを感じる。何度も吸われ、涼弥の舌にチロチロと舐められるうちに……気持ちよくなってくる。
口でなぶる乳首を左から右に変え、涼弥が乳首を攻め続ける。まだジンジンする左の乳首を、指でコリコリと捏ねられた。
「んッあっ……それっ……あッ……」
「気持ちいいか? もっと声出せ」
「んッ! やッ……そっ、ちは、うあッ……! っあッ……っくぅッ!」
片方の乳首を指でいじくられ、ペニスも握られてゆるゆると撫でられ。抑えられない声を上げる俺を、快楽に溶けるような瞳で見つめる涼弥。
「かわいいな……將梧……」
かわいいとか言うな……! 俺もお前に時々思うけど……!
「ひあっ……! んくッ……ふ、っあッんッ……!」
空いてる乳首に食いついた涼弥が、そこに歯を立てた。
痛くはない。ないけど、ビリッと快感が奔って届く先のペニスにも強い刺激が加えられてて……。
感覚がおかしくなる……!
「っあッ……りょう、やぁっ無理っ……あッ……!」
「ヤバい。たまんねぇ……」
立ち上がった涼弥が、俺の背中を後ろの壁に押しつけて……自分のガチガチのペニスを、俺のにグリッと押しつけた。
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