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★22-8 んじゃ、上に乗る【注:本命以外と】
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コンドームの袋ひとつとペットボトル2本を持って、ベッドに戻る。
凱は横たわったまま。
「起きれるか?」
「あと5分休ませて。まだやんだろ?」
「つらい?」
「全然。俺もまだ足んない」
ニヤリと笑う凱の瞳は、まだ熱い。
「コーヒー、飲まして」
「こぼれない? 寝たままじゃ」
「口移しで」
「そんなのしたことない」
「口入れたやつちょっとずつ出すだけ」
凱は真顔。ふざけてるんじゃなさそう。
まあ、今さらどうということでもないけどさ。
「お前、甘えてるだろ」
「うん。今はねー」
「じゃあやる」
「サンキュー。お願い」
紅茶を飲んで。次に、コーヒーを口に含んで。凱の上に屈み、唇を重ねる。
少しずつ。口にある液体を、凱の口の中に移してく。注ぎ入れられるコーヒーを、凱がコクッと飲み込んでく。
やっぱり、ちょっとエロいよねコレ?
4口目を飲み込んだあと、凱の舌が俺の歯列をなぞった。それを捕えて、強く吸う。
コーヒーの味がすっかりなくなるまで互いの口内を舐り合ってから、やっと唇を離した。
「挿れたい」
「うん。あ、ほかにやりたいのある? 後ろからとか下からとか横からとか」
ほかの。体位か?
「俺、正常位しかしたことないよ」
「試す?」
「顔見えてないと不安だな。いろいろ」
凱が身体を起こす。
「んじゃ、上に乗る」
「疲れてるんじゃないの?」
「まだイケるぜ」
俺のペニスをゆるゆると凱が撫でる。
「うっ……はぁっ……!」
「お前も十分な」
ゴムを取り出すのももどかしく。ペニスに被せて装着する。そこに、凱がローションをトロッとかけて全体を覆う。
「横んなって」
言われた通りにして、俺に跨る凱を見上げた。
しゃがみ込んで俺のペニスを垂直に持ち、自分のアナルにあてる凱。
「ちょっと待ってて」
凱が何度か腰を細かく上下させて、太さのある亀頭部分を少しずつ埋めていく。
くっ……最初キツい! 挿れてもらうのって新鮮……。
アナルの襞を押し広げ、ペニスの先端の周囲が入り口に圧迫される。
「あっ……入る」
呟いて深呼吸。
「っつッ、はぁ……こっから一気にいくね」
そう言って。
勢いをつけて凱が腰を落とした。
俺のペニスがズルッて感じで中に入り、アナル内の肉に包まれる。
「うあっ……!」
「っくッ! んっあッ……!」
呻くように喘いだ凱が、ギュッと閉じた目を開けて俺を見下ろす。
「遠慮なく……突けよ」
「うん。でもすぐはイキたくないな。お前イクの見てたい」
「じゃ……がんばろーぜ?」
凱が腰を揺らし始める。
シーツに片手をついて体重を支え、浮かせた腰を沈める動きをゆっくりと繰り返す。
「あっんッふ……っあッ……」
浅いところで上下するアナルの口にペニスの先端だけを扱かれる感覚に、快感が襲う。
「これ、いい?」
「いい……けど、もっと中入れて、お前の感じるとこあてろよ。何度でもイッて」
フッと笑みを浮かべた凱が腰をスライドさせた。上下っていうより、前後に揺する感じ。
「んっあ! あッ……ん、はっ……っあッ……!」
俺のペニスが、前立腺のしこりを斜めに擦り上げるように凱が動く。
その刺激に反応して、自分の腰もシーツから浮くように揺れる。
気持ちいいとこがもっと擦れるように…って、本能レベルの動きだよな。
「っあッ……はっ……ん、あっ……んッ!」
ひとしきり続けた動きを緩め、凱が俺の身体に手を伸ばした。
「んっ! うあッ……それっ……」
両方の乳首をくりっと捻られ、腰が跳ねる。
「凱……あっいッ! ん、ふ……ああッ!」
上体を屈めた凱が、俺の乳首に吸いついた。
チュクチュクと吸ってレロレロと舐める。
あ……乳首気持ちいい……下と同時だと、どっちもさらにいい……!
でも……!
腰を突き上げた。
「あッ……! んんッ!」
口を離した凱と目を合わせて微笑んだ。
「それ気持ちいい、けど……今は、お前イカせたい」
「んーじゃあ……口、開けて」
指示に従うと、凱が舌を入れてくる。
「っは……んっ……ふ……っあ……」
互いの舌を貪り合いながら、腰を動かした。
最後に俺の喉のほうまで上顎をなぞり舐めてから、唇に軽いキスをして凱が上体を起こす。
「あっ……はあッ……っんッ……ああッ……!」
腰をスライドさせて、凱が俺のペニスをアナルに抜き差しする。
甘い声で喘ぎながら、適度な筋肉で引き締まった身体を時に反らせて。
与えられる快感の中でそれを見上げる俺。
あードーパミン出てる。いっぱい。
ゾクゾク。ワクワク。フワフワ……満たされる。
それにしても。
色気がすげーな!
普段の凱から想像つかなかったよ?
エロモードにスイッチ入るとこんなになるもん?
俺、Sの気ないけど……つい思っちゃった。
コイツを快楽で狂わせたい……って。
玲史が言ってたみたいに。
まぁ……初心者の俺に、そこまでのテクはないけどもさ。
凱は横たわったまま。
「起きれるか?」
「あと5分休ませて。まだやんだろ?」
「つらい?」
「全然。俺もまだ足んない」
ニヤリと笑う凱の瞳は、まだ熱い。
「コーヒー、飲まして」
「こぼれない? 寝たままじゃ」
「口移しで」
「そんなのしたことない」
「口入れたやつちょっとずつ出すだけ」
凱は真顔。ふざけてるんじゃなさそう。
まあ、今さらどうということでもないけどさ。
「お前、甘えてるだろ」
「うん。今はねー」
「じゃあやる」
「サンキュー。お願い」
紅茶を飲んで。次に、コーヒーを口に含んで。凱の上に屈み、唇を重ねる。
少しずつ。口にある液体を、凱の口の中に移してく。注ぎ入れられるコーヒーを、凱がコクッと飲み込んでく。
やっぱり、ちょっとエロいよねコレ?
4口目を飲み込んだあと、凱の舌が俺の歯列をなぞった。それを捕えて、強く吸う。
コーヒーの味がすっかりなくなるまで互いの口内を舐り合ってから、やっと唇を離した。
「挿れたい」
「うん。あ、ほかにやりたいのある? 後ろからとか下からとか横からとか」
ほかの。体位か?
「俺、正常位しかしたことないよ」
「試す?」
「顔見えてないと不安だな。いろいろ」
凱が身体を起こす。
「んじゃ、上に乗る」
「疲れてるんじゃないの?」
「まだイケるぜ」
俺のペニスをゆるゆると凱が撫でる。
「うっ……はぁっ……!」
「お前も十分な」
ゴムを取り出すのももどかしく。ペニスに被せて装着する。そこに、凱がローションをトロッとかけて全体を覆う。
「横んなって」
言われた通りにして、俺に跨る凱を見上げた。
しゃがみ込んで俺のペニスを垂直に持ち、自分のアナルにあてる凱。
「ちょっと待ってて」
凱が何度か腰を細かく上下させて、太さのある亀頭部分を少しずつ埋めていく。
くっ……最初キツい! 挿れてもらうのって新鮮……。
アナルの襞を押し広げ、ペニスの先端の周囲が入り口に圧迫される。
「あっ……入る」
呟いて深呼吸。
「っつッ、はぁ……こっから一気にいくね」
そう言って。
勢いをつけて凱が腰を落とした。
俺のペニスがズルッて感じで中に入り、アナル内の肉に包まれる。
「うあっ……!」
「っくッ! んっあッ……!」
呻くように喘いだ凱が、ギュッと閉じた目を開けて俺を見下ろす。
「遠慮なく……突けよ」
「うん。でもすぐはイキたくないな。お前イクの見てたい」
「じゃ……がんばろーぜ?」
凱が腰を揺らし始める。
シーツに片手をついて体重を支え、浮かせた腰を沈める動きをゆっくりと繰り返す。
「あっんッふ……っあッ……」
浅いところで上下するアナルの口にペニスの先端だけを扱かれる感覚に、快感が襲う。
「これ、いい?」
「いい……けど、もっと中入れて、お前の感じるとこあてろよ。何度でもイッて」
フッと笑みを浮かべた凱が腰をスライドさせた。上下っていうより、前後に揺する感じ。
「んっあ! あッ……ん、はっ……っあッ……!」
俺のペニスが、前立腺のしこりを斜めに擦り上げるように凱が動く。
その刺激に反応して、自分の腰もシーツから浮くように揺れる。
気持ちいいとこがもっと擦れるように…って、本能レベルの動きだよな。
「っあッ……はっ……ん、あっ……んッ!」
ひとしきり続けた動きを緩め、凱が俺の身体に手を伸ばした。
「んっ! うあッ……それっ……」
両方の乳首をくりっと捻られ、腰が跳ねる。
「凱……あっいッ! ん、ふ……ああッ!」
上体を屈めた凱が、俺の乳首に吸いついた。
チュクチュクと吸ってレロレロと舐める。
あ……乳首気持ちいい……下と同時だと、どっちもさらにいい……!
でも……!
腰を突き上げた。
「あッ……! んんッ!」
口を離した凱と目を合わせて微笑んだ。
「それ気持ちいい、けど……今は、お前イカせたい」
「んーじゃあ……口、開けて」
指示に従うと、凱が舌を入れてくる。
「っは……んっ……ふ……っあ……」
互いの舌を貪り合いながら、腰を動かした。
最後に俺の喉のほうまで上顎をなぞり舐めてから、唇に軽いキスをして凱が上体を起こす。
「あっ……はあッ……っんッ……ああッ……!」
腰をスライドさせて、凱が俺のペニスをアナルに抜き差しする。
甘い声で喘ぎながら、適度な筋肉で引き締まった身体を時に反らせて。
与えられる快感の中でそれを見上げる俺。
あードーパミン出てる。いっぱい。
ゾクゾク。ワクワク。フワフワ……満たされる。
それにしても。
色気がすげーな!
普段の凱から想像つかなかったよ?
エロモードにスイッチ入るとこんなになるもん?
俺、Sの気ないけど……つい思っちゃった。
コイツを快楽で狂わせたい……って。
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