リアルBL!不安な俺の恋愛ハードルート

Kinon

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★22-7 まだやりたい!【注:本命以外と】

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 今ここでしか見ないだろうエロモードのかいが、同じ欲情に濡れる瞳の俺を見るのも今ここでだけ。

 凱の両脚を腕にかけてシーツに手をついて。
 アナルの入り口に締めつけられる気持ちよさにゾクゾクしながら。ペニスをギリギリまで引き抜いて、また突き挿れる。

「っああッ……んっ、あッく……んんッ……!」

 自分が腰を打ちつける度に、凱が喘ぐ。

 もちろん、粘膜を擦るペニスからの快感もあるけど。



 相手を気持ちよくさせるのって……すげー興奮する!



「凱。お前のいいとこにあてたい。さっきのとこ、挿れてやったらつらい?」

「大丈夫……おかしくなる、かも……しんねぇ、けど……」

「いいよ。なって」

 上体を起こして、凱の腰を少し持ち上げてもう少し上向きにする。
 前立腺の場所はだいたいわかる。アナルの中のペニスの根元らへんの位置に、ちょっと硬くてカリの部分が引っかかるところがある。
 そこを下から上に突く感じ?

 奥まで挿れずに半分くらい。
 始めはゆっくり、ちょうどいい場所を探りながら中を擦る。

「あっ……んッああッ! つッ……はあッんッ!」

 凱の声が大きくなったところを、ズルッと強く擦りつけるように突くと。

「っあッ、そこっ……はっああッ……!」

 背中を反らせた凱の腰が震える。
 ペニスの先……亀頭部分で、アナルの中から前立腺を擦って突いて。
 同じ動きを繰り返す。



 これ、俺もかなり気持ちいい……。
 続けてたらイッちゃいそう……!



「んッあっ……そう、ご……んッ……うあッ……!」

「このままでイケそう? イカせたい」

「っあ……んっあッも……ちょっと、浅いとこ……から、いっき、に……」

 指示通り。
 長めに引き抜いたペニスを、一気に硬いとこにぶつける。グチュングチュンと粘った水音が気分を高める。

 いやらしい音ってあるよね?
 耳からも劣情を刺激されるような。

「ひああッ! それっ……いいッあッ……んっあッ……!」

 突き上げるスピードを速めると、凱がシーツを手繰り掴む。

「っあッ……も、くるっ! んっはあっ……うッああっイクッ……んッああッッ……!」

 凱の腰が脚が尻が、ビクビクと揺れる。
 ペニスから精液は出てない。



 この……痙攣? 中も震えて入り口もギュッとして……ヤバい。
 イキたい……!



「凱……俺も1回イカせて。続けて平気……?」

 はぁはぁと息をして半目の凱は。それでも聞こえてるらしく、こくこくと頷いた。

 イッたばっかでキツいかもだけど……ごめん!

 凱の腰を掴み、まだビクビクするアナルの中にペニスを打ちつける。
 さっきより余裕のない俺は、ゆっくりなんて動かせない。

「っいッ! あッ……! うッああっ……んッ! はっ、ああッ!」

 凱の喘ぎ声が、さらに俺の快感を煽る。
 それでも理性はまだまだ残っていて。アナルの口ギリギリまで抜いたペニスで、突くのは上にある硬いところ。

「んッ……そ……うごっ、ああッ! も……またっ……くるッんんっあッ……はっ……」

 え!? もう!?
 そんなすぐで大丈夫なの……!?

「ごめん。ちょっと落ち着ける」

 いったん動きを止めた俺の腕を、凱が掴む。

「そのまま……やって……お前が、イク……まで、止めん……なっ」

「わかった」

 息をついて腰の動きを再開すると、すぐに凱が声を上げ始める。

 前立腺への刺激を心がけながらも、アナルの入り口でペニスを扱く感覚に意識を奪われてく。
 コリコリした場所に打ちつける亀頭と裏筋を擦る快感とのミックスで、絶頂は目前に。

「っんッあッ……んッ! はぁっああッくッあっ……くるっもうッ……んッああッ!」

「俺もイキそっ……凱、いいっイクっ……っああッんッあああッ……!」

「んッ、ああッあっ……んんッ! イッ、ああッッッ……!」

 射精の解放感、プラス。凱が中でイッたガクガクをモロに感じて、気持ちよさが倍増する。
 快感の放出で力が抜け、中も外も痙攣する凱の身体に倒れ込んだ。



 あー……気持ちよかった……てか、まだ中ドクドクしてて……萎える暇ないな、これじゃ……。
 心臓の音めちゃ速い……あったけ……。
 コイツ、体温高いなー……って!



 ガバっと起き上がる。

「凱! 大丈夫か?」

 見ると、今のも凱は射精しないでイッたらしく精液は出てない。けど、透明の液体でペニスは濡れてる。
 大量のカウパー? ほかの何か?
 何でもいいけど、凱の返事がない。

「凱……?」

 息はしてる……荒く速く。
 顔の真上から見下ろすと、開いた目の視線が彷徨う。

「はぁ……は……イケた……?」

「うん。すげーいい」

 汗で張りついた凱の薄茶の髪を、額から払う。

「お前は? 2回とも出てないけど平気なの?」

「中で……ドライでイク、と……頭チカチカするし、すぐ次くる……けど、平気。気持ちいーよ……お前の……」

「なら……よかった。抜くな。ゴム替えないと」

「ん。あー……將梧そうご。ついでに……飲み物、取って」

「うん」

 ゆっくり引き抜いたペニスは、まだ半分勃ってる。コンドームを外して縛り、ティッシュで包んだ。
 ベッドからおりて、ローテーブルから新しいゴムを手にしたところでふと気づく。



 ゴム替えないと……って。
 自然にまだやる気なんだ俺?

 フェラで1回イってるのに。
 今ので2回。
 で、3回目……やる気になる自体、初だ。
 
 深音とは1度に1回しかやってない。オナニーでも続けて2回しか出したことない……のに。
 でもさ。



 まだやりたい!



 未知の世界で未知の自分に、ハローワールド!……だ。



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