リアルBL!不安な俺の恋愛ハードルート

Kinon

文字の大きさ
上 下
67 / 246

★22-2 一回出しとけよ【注:本命以外と】

しおりを挟む
 くわえた俺のペニスの先端を舌先でつくつくと刺激しながら、口をすぼめて全体を吸い上げるかいの動きに。
 快感を緩めたくて腰を引こうにも、横になってる体勢じゃ不可能で。

「凱っ! くっ……いっかいやめっ、んっうッ! お……いッ! 聞けってば……く、っあッ……!」

 やっとで言った俺の言葉を聞いて少ししてから、凱が口を離した。

「何? これ痛い?」

「痛くない。すごい気持ちいい。けど! そうじゃなくて、やるなよ!」

 俺の膝らへんに四つん這いの格好でいる凱と目線を近づけるために、肘で支えて上半身を持ち上げた。

 下からより見やすくなった凱の顔は、素で何が言いたいかわからないって表情をしてる。

「お前、フェラ嫌いなの? 珍しいね」

「嫌いとかじゃなくて!」

 俺と凱の間に自分の勃起したペニスがある状態に、羞恥が一気に最高値まで上がる。
 なのにさ。
 勃ったペニスが萎える気配はないんだよ。
 もうね、出すまでは収まらない。それはわかってる。

「恥ずかしいだろ……ただでさえ、キスして乳首舐められただけで、こんなんなってるのに……」



 すっげーハズカシイ! 今までで一番!
 顔から火が出るっつーけど。その表現作った人、きっとこれと同レベルの羞恥感じてたはず……!



將梧そうご

 俯いて背けてた顔を前に向け、ためらいながらも視線を戻す。
 と、凱が自分の腰に巻かれたバスタオルを取り払った。



 う……わぁ……!
 ソコにいった目が離せない。



「見ろよ。お前舐めてただけで俺の、ギンギンだぜ?」



 凱のペニスは。
 そう言う通り、そそり立ってる。
 人の勃起したペニスをちゃんと見るのは初めてで。

 いつもは自分のを上から見てるじゃん?
 こうやって人のを正面から見ると。大きさは、俺のとさほど変わらないのに……なんか、生々しい凶器みたいよ?

 勃ってるペニスって……思ったよりすごい存在感!



「恥ずかしいことねぇだろ。男同士な」

 笑った凱の顔が近づいて、チュッと軽くキスされる。



 男同士……。
 そうだ俺、深音みおとしかしたことないけど……その時は恥ずかしさなんか感じなかった。フェラもされたのに。
 逆に、勃たなかったらどうしようって不安で。

 今の俺、男相手に感じて勃って……恥ずかしく思うのは、自分が男もアリって自覚してなかったからだ。

 男も平気で、男にも欲情する。
 むしろ……男のが興奮してるよね俺。

 気が……一気に楽になった。



「そう……だな。俺……お前に欲情してる」

「じゃ、続きね」

「え……!? や、それは待っ、う……はっ、凱っ……! うくっああッ……!」

 起き上がっちゃってるせいで。さっきより、凱が俺のペニスをしゃぶる様子がよく見えて……。
 グチュグチュ、ジュルッって音の卑猥ひわいさも相まって。
 この快感は、すでにマックスレベルだ。

 凱が……喉の奥までくわえ込んだペニスを、強く吸いながらカリのところまで舐め上げてまた口の中へ。その合間に尿道口に尖らせた舌を押し込んだり、亀頭をグルグルと舐ったり。

 フェラされた経験が一度しかない俺に、凱の責めは耐え難い以前の問題で。

「っあッ! はっ……んっああっ! もっやめっ……いや……だッ!」

 口から出したペニスの先っぽから根元に、凱がゆっくりと舌を這わせる。

「嫌なの?」

「も……すぐイッちゃいそう、だから」

「一回出しとけよ。すぐまたガッチリ勃たせてやるから」

 そう言うなり。亀頭部分を口内で締めつけるように吸いながら、舌を速く小刻みに動かして。同時に手のひらでペニス全体を扱き始める凱。

「うあっまっ、それっヤバいッ! んんっあッ……ほんとすぐっイキそっくッ……!」

 あまりの快感に腰が跳ねる。

「イクようにやってんの。いーよイッて」

 いいってこのまま……!? 

「い……はっ! 放し、やっだめっああっ……もっ出るっんッあああッッッ……!」

 高まって集まった快感が弾け、俺のペニスはビクビクと精液を吐き出した……凱の口の中に、だ。

 俺がイッたあと。
 凱はペニスを数回扱いて、尿道口を吸い上げてから手と口を離した。

「うっあ……はぁ……は……なん、俺の……出したやつは……」

「ん? 飲んじゃった」

「何……で飲むんだよ……!?」

「別に毒じゃねぇだろ。どうせ、やってるうちにそこら中につくしねー」

 何てコメントしていいかわからず、口を開いたまま上がった息を整える。

「雄の味も匂いも慣れだぜ? そん中でセックスすんのも」

 自分の唇をペロリと舐めて、凱がニヤリと笑みを浮かべる。
 脱力して。身体を後ろに倒した。

 味と匂い……か。

「凱……」

 呼んだ顔が視界に現れる。

「キスして」

「あーまだお前の味残ってるから、あとで……」

「いーから!」

 凱の首に手を伸ばして引き寄せる。

「んっ……はっ、あ……っん……」

 貪欲に舌を絡め合い、唾液をすすり合う。

 あ……確かにさっきまでと違う味する……ちょっと苦くてマズい、これがアレの味……?

「凱……俺にもやらせて。お前の」

 唇が離れたところで、すぐに言った。

「勃ったままだろ」

「んー……それよりさ。お前が力抜けてるうちに指入れたい」

 指、入れるって……アナルに……だよね?



しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林
BL
『桜田門学院高等学校』 日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

ハンターがマッサージ?で堕とされちゃう話

あずき
BL
【登場人物】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハンター ライト(17) ???? アル(20) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 後半のキャラ崩壊は許してください;;

放課後教室

Kokonuca.
BL
ある放課後の教室で彼に起こった凶事からすべて始まる

キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。

たかなしポン太
青春
   僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。  助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。  でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。 「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」 「ちょっと、確認しなくていいですから!」 「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」 「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」    天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。  異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー! ※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。 ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

なんか金髪超絶美形の御曹司を抱くことになったんだが

なずとず
BL
タイトル通りの軽いノリの話です 酔った勢いで知らないハーフと将来を約束してしまった勇気君視点のお話になります 攻 井之上 勇気 まだまだ若手のサラリーマン 元ヤンの過去を隠しているが、酒が入ると本性が出てしまうらしい でも翌朝には完全に記憶がない 受 牧野・ハロルド・エリス 天才・イケメン・天然ボケなカタコトハーフの御曹司 金髪ロング、勇気より背が高い 勇気にベタ惚れの仔犬ちゃん ユウキにオヨメサンにしてもらいたい 同作者作品の「一夜の関係」の登場人物も絡んできます

Take On Me

マン太
BL
 親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。  初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。  岳とも次第に打ち解ける様になり…。    軽いノリのお話しを目指しています。  ※BLに分類していますが軽めです。  ※他サイトへも掲載しています。

俺の好きな男は、幸せを運ぶ天使でした

たっこ
BL
【加筆修正済】  7話完結の短編です。  中学からの親友で、半年だけ恋人だった琢磨。  二度と合わないつもりで別れたのに、突然六年ぶりに会いに来た。 「優、迎えに来たぞ」  でも俺は、お前の手を取ることは出来ないんだ。絶対に。  

処理中です...